昨今ではいろいろな結婚の形、関係の形があり格差婚も話題になっていますが、実際に格差婚ってうまくいくの? と不安に思う人も多いことでしょう。
正直言うと、格差婚はなかなか難しいものだと思います。けれど、それでもうまくいっている夫婦とそうでない夫婦の違いへの理解が深まれば、今後結婚について考える際に何かと参考になるのではないでしょうか。
ということで今回は、格差婚がうまくいく夫婦といかない夫婦の違いについて解説していきます。
格差婚がうまくいく夫婦といかない夫婦の違いとして、お互いがしっかりと尊敬し合えているかという部分は非常に重要です。
それこそ格差婚となれば、収入や学歴や社会的な地位といった格差が生じているわけで、どちらかが負い目を感じてしまっていることが多いもの。
いつの間にか主従関係が生じていたり対等な存在でいられなくなることから、それが不満やストレスに繋がって離婚に発展するというパターンが非常に多いんですよね。
これに対して格差婚でもうまくいく夫婦というのは、表面的な部分ではなく性格や考え方、生き方といった内面の部分にしっかりと相手の魅力を見出だせているのです。
「花より男子」という有名なドラマがありましたが、どれだけ格差があろうとも芯が強く内面的な魅力にあふれた人であれば、その格差すらも二人の関係を深めるための潤滑油として機能するのでしょう。
格差婚は、どうしても考え方やお金の使い方など価値観の違いが生じるものですが、そこの部分のすり合わせがしっかりできているかどうかこそ、格差婚がうまくいく夫婦といかない夫婦の違いとなるんですよね。
価値観の違いというのはどんな人間関係においてもあり得るものです。とりわけ結婚というのは生まれも育ちも考え方も違う二人が一緒に生きていくことなわけで、そこには当然これまでの自分の常識が通らないこともあります。
そこで合わないからといってスパッと諦めてしまうのか、相手のことを思って受け入れたり許したりする努力ができるのかが非常に大切になってくるのです。
格差婚であればこの価値観のギャップが一層大きくなる場合が多く、お互いの価値観のすり合わせを行うことは最低限必要になってくるでしょう。
価値観の違いと聞くと難しいものに思えるかもしれませんが、お互いを心から思い合えているのであれば決して乗り越えられない壁ではありません。
格差婚という形で結ばれてから、しっかりとその現実と向き合えるかどうかがうまくいく夫婦とそうでない夫婦の別れ道です。
綺麗事抜きで言わせていただくと、やはり周囲からの目であったり、年齢差があれば子育て等に関しても難しいことが生じたり、どうしたって格差婚というのはうまくいきにくいものです。
最も多い失敗例は、お互いを好きだという感情のみで突き進もうとして自滅するパターン。
どんなことがあってもお互い好き合っているから乗り越えられるという考え方は、はっきり言って理想論でしかなく、格差婚だからこそ最低限向き合わなければならない現実があります。
理想だけを追いかけて結ばれた二人が現実に直面した際、理想に限界を感じて離婚してしまうというはとても悲しい結末です。これに関しては日頃から二人でしっかりと現実に向き合った上で相手を愛する覚悟があれば乗り越えられるはず。
また、何事においても言えることですが、やはり夢を見てから現実を見るよりも、現実を見てから見る夢の方が叶いやすくなるものなのです。
どうしても格差婚という厳しい現実を考えると、たくさん悩んだり迷ったりして、二人の関係が結婚というゴールになかなか近づけないと不安になる場合もあるかもしれませんが、心配はありません。
というのも、ここまで読んでくださった方はわかるかもしれませんが、格差婚においては悩み考えることこそが正しいゴールへのアプローチになるのです。
「近道は遠回り」という言い方もあるように、結婚という目的地にたどり着くことに執着して急ぎ足で近道をして後で苦労するよりも、先を見据えて時間をかけて遠回りをしてでもしっかりと前に進んでいく関係の方がうまくいくということを覚えておいてください。
あなたがこれから悩み考える時間は二人の信頼を深める大切な糧になりますから。自分と相手、そして二人の関係を信じてじっくり焦らずにいきましょう。
Written by せったーくん