学生時代のノリでうっかり口にしてしまいがちな死語。あなたも思わずドキッとした経験があるのでは?
今回は、19~28歳の独身男女に聞いた「死語」をピックアップ! 周囲から「おじさん・おばさん」認定される前に、こっそりチェックしておきましょう。
「居酒屋で意気投合した年上男性に『お兄ちゃん、おしゃれなズック履いてんな』と褒められて思わず苦笑い。そこは『スニーカー』でしょ! ズックって上履きのことじゃないの?」(23歳/男性/IT)
「子どもの頃、どんな靴がお気に入りだった?」と聞かれたとき、あなたはどのように答えますか? 「〇〇なズック」と答えた方は周囲からおじさん・おばさん認定されている可能性大ですよ。今すぐ「ズック」を封印して「スニーカー」に置き換えましょう!
一般的に「ズック」とは、布製でゴム底のズック靴のことを指します。今でも学校や幼稚園で履く上履きをズックと言うことがありますが、アラフォー&アラフィフ世代は「布製の靴・運動靴全般」をズックと呼ぶ傾向があるようです。
「バイト先の先輩に『ねぇ、新しく出来たホットケーキのお店行ってみない?』と誘われて『ホットケーキですか?』と聞き返してしまった(笑) ホットケーキって響きを久しぶりに聞いた気がする」(20歳/女性/学生)
ここ数年で死語になりつつあるワードといえば、ふわふわ甘くて美味しい「ホットケーキ」。喫茶店のメニューから「ホットケーキ」の名が消え、コンビニに並ぶ菓子パンは「パンケーキ」と付けられています。
このほか、「ケーキ」は「スイーツ」、「スパゲティ」は「パスタ」、「アイス」は「ジェラート」と呼ぶように。小さな会話のズレから“おじさん・おばさん”認定されてしまうので、くれぐれもご注意を!
「仕事で凡ミスした先輩が『ガーン!』『ガビーン!』って口にしているのを聞いて、『おじさんみたいですね』と突っ込んでしまったことがある」(27歳/男性/商社)
ビックリしたときやショックを受けたとき、あなたはどのようなリアクションをしていますか?
「ガーン」や「ガビーン」、「ちーん」「そんなバナナ」など、咄嗟にレトロなワードを口にしていたら要注意! 擬音で感情表現することが少なくなってきた若者たちに「古っ!」と衝撃を与えているかもしれません。
ちなみに、泣き声の「ぴえーん」を省略した「ぴえん」も死語の仲間入り…… 流れの早い言葉を上手に使いこなすのは難しいですね。
「医院長に『〇〇ちゃんのセカンドバッグ、センスいいね!』って褒められた。もしかして、『セカンドバッグ』ってオシャレな人のイメージなのかな?」(23歳/女性/歯科衛生士)
手に抱えて持つ小型の「セカンドバッグ」は、オシャレな人には絶対欠かせないマストアイテム。でも、そう思っているのはおじさん・おばさん世代だけかもしれません。今は「セカンドバッグ」ではなく、一般的に「クラッチバッグ」と呼ばれていますよ。
そしてファッション系にはまだまだたくさんの死語が……。うっかり「チョッキ」や「ランニング」「とっくり」「ズボン」「チャック」など口にしないよう気をつけましょう。
「バブル世代の流行語『花金・華金』って、死語だけどちょっといい響き(笑)親しみやすいからかな? 最近ちょっとウケてるよね」(25歳/男性/公務員)
「花金・華金」とは、「花・華の金曜日」の略。バブル期には休み前の金曜日が「楽しめる日」「飲み歩く日」として親しまれていました。
ちなみに漢字は「華金」「花金」のどちらでもOK。華やかな金曜日は「華金」、庶民的な金曜日は「花金」と区別されることもあったようですよ。
最近では、若い世代がちょっと面白がって「花金・華金」を使うこともあるとか。休み前の“花金”時間を有効に使えば、もっと楽しく過ごせるかもしれませんね。
いかがでしたか? 今回ピックアップした「死語」に思わずドキッとした方は要注意! 時代に合わせて言葉もアップデートしていかなければいけませんね。
【取材協力】
※ 19~28歳の独身男女
Written by mook