大好きな人だったら抵抗なし!?「事実婚」に対する男性の本音

結婚したカップルの96%が夫の姓を名乗っていることが、“女性差別”に値するのでは…と、新たな家族のあり方が提案されていますね。

「どちらか一方が慣れ親しんできた名前を変えるのは不公平な気がする」
「苗字が変わると、仕事に支障がでることがあるし…」

など、さまざまな議論が繰り広げられています。あなたは「選択的夫婦別姓制度」について、どう思いますか?

1:「選択的夫婦別姓制度」とは?

現在の民法では、「結婚=男性または女性どちらか一方の姓に改めること」と定められています。でも、入籍するカップルの96%が男性の姓を名乗っているのが現実。結婚したら、パスポートや免許証、保険証、クレジットカードなどの手続きをしないといけないし、職場でも面倒なことが増えるもの…。

「どうして女性ばかり我慢しないといけないの?」

そこで提案されているのが、結婚後も夫婦がそれぞれ別の姓を名乗る「選択的夫婦別姓制度」。どちらか一方が「これまで慣れ親しんできた名前を失いたくない」「それぞれ別の姓を名乗りたい」と望むなら、無理に統一する必要がなくなるというのです。

2:新たな夫婦のかたち「事実婚」への抵抗感弱まる

世界では一般的になりつつある夫婦別性ですが、残念ながら日本ではまだ認められていません。

そこで見直されてるのが、婚姻届を出さないけれど、結婚と同程度の責任や貞操義務が求められる事実婚。『エキサイト株式会社』が現在恋人がいない男女で、婚活中の男女(男性255名、女性370名)を対象に行った「籍を入れない事実婚」についての意識調査によると、約半数が「自分は抵抗があるが他人は構わない」と思っていることが判明!

2:新たな夫婦のかたち「事実婚」への抵抗感弱まる
(出典:エキサイト株式会社)

3年前に比べて、「良いと思うし、自分もありかも」と考えを改める男性も、26.8%から31.0%に増えていることがわかりました。「非常に抵抗がある、ありえない」といった拒否反応が少なくなっていることからも、新たな夫婦のあり方が求められていることが伺えますね。

3:「事実婚」に対するオトコの本音

実際に「事実婚は良いと思うし、自分もありかも」と回答した男性からは、結婚に対して寛容な意見がズラリ…!

「大切なのはお互いの気持ちや暮らし方、形ばかりにとらわれないことだと思う」

「法的なことがからんでくるので、若いときは考えられなかったけど、年と共にどーでもよくなっていってます。こだわるところはそこじゃないかな」

一方、「自分は抵抗があるが他人は構わない」と回答した男性からは、夫婦が同じ姓を名乗ることによるメリットが目立ちました。

「生まれてくるこどものことを考えると籍は入れたほうが良いと思う」

「籍=責任だと思うので、個人的には抵抗がある。山あり谷ありの谷のとき、揺るぎない土台が籍だと思っています。足下がしっかりしていれば、またジャンプできますからね。考えが古いかな…」

共働きのカップルが増えてきたとはいえ、やっぱり結婚は、「一家の大黒柱として家族を養うこと」「相手の人生を背負うこと」だと考える男性が多いもの。事実婚が夫婦の新たなかたちとして定着するには、ちょっと時間がかかるかもしれませんね。

大好きな人の姓を名乗ることで得られる結婚の喜びよりも、個々の幸せを優先しようとするカップルが多くなるにつれて、結婚に対する意識はますます低下するばかり…。あなたは「夫婦別性」や「事実婚」について、どう思いますか?

 

(参考元)
「籍を入れない事実婚」についての意識調査を実施 – エキサイト株式会社

photo by Sam Wolff

結婚に向かない男性の特徴7選と結婚に向いている男性とは ▶