親友とは定義が難しい存在。親友だと思っていた相手でも疎遠になったり、相手はこちらのことを友達とすら思ってなかったり。
そんな「親友とは何か」という問いを、誰しも一度は持ったことがあるでしょう。さて今回は「親友と友達の決定的な違い」のご紹介です。
ではまず、一般的な「親友」の定義についてお勉強しましょう。
と言っても小難しいことは一つもなく、読んで字の如く「親しい友」が親友という存在とされています。心から理解し合えるとか、相手を信頼できるとか。
もしくは、普通の友達や知り合いと親友とでは、お互いに共有している秘密の量や質が違うなどなど、そんな感じの関係を結べるのが親友というものとされています。
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それでは次に「一生の親友」となる人の特徴をご紹介。「この人は私にとって親友なのかな?」とお悩みであればチェックしてみましょう。
人と人とが親しくするのに必要なものとはなんでしょうか。
「長い時間を共にする?」「苦楽を共に乗り越える?」もしくは「美味しい食べ物を食べに行く?」
無論それらも大切でしょうが、人と人が親しくなるのに本当に必要なのは「秘密の共有」です。
他人には滅多に言わない本音とか、実は苦手としていること、コンプレックスにしていることとか、もしくは過去のちょっと暗い話とか……。
そんな感じの「秘密」を共有し合うことが、人と人を親密にするのです。
が、中には例外的に、コンプレックスとか秘密にしていることを他人に暴露しても仲が良いという間柄の人間もいますが、それはどちらかと言えば悪友と呼ばれるものでしょう。
貧乏ゆすり、ペンで机をトントン、椅子をカタカタ、咳が大きい。
そんな「癖」とも呼べるものが気にならないのであれば、親友であると言えるでしょう。
もっと正確に言えば、他の人がその癖(例えば貧乏ゆすりとか)をしていると気になるけど、親友が貧乏ゆすりをしてしても気にならないといった感じ。
案外、その人の癖が気になってしまうのは、その癖が嫌いというよりも、その人がその癖をしているから気になる、ということが多いのではないでしょうか。
例えば電車の中。赤の他人同士で隣り合って椅子に座っている時、そこに「気まずさ」なんてものはないはずです。
なぜならその電車にいる全員が他人だから。
でも逆に、ちょっとした知り合いや、一、二回だけ会ったことのある他社の人と一緒にいる場合、そこには「気まずさ」が存在するはず。つまり沈黙が気になってしまっているということ。
で、その真逆を行くのが「親友」という存在。沈黙が心地いい、つまり一緒にいて安心できるということ。
親友とは沈黙の時間も心地いいものなのです。
自分と親しい友人や親友との思い出を思い返してみると、楽しかったことや笑い合っている場面をよく思い出すはず。
そして親友とは自分と笑いのツボが同じであることが多いのです。
他人からしてみれば「なんでこんなので笑うの?」なんて感じに思われることであっても、親友同士であるからこそ面白く感じるというわけ。
親友とは笑いをも共有できる存在なのです。
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さてさて、ここまで書いてきた親友の定義。
でもこれって、よくよく考えると「結婚相手を探す時大切にしたい条件」のような気がしませんか?
婚約関係同士ならより大きな秘密の共有がされるでしょうし、癖の部分をとって考えても「この人だから気にならないと」と思えるような人と結婚するべきでしょう。
更に言えば沈黙が心地いいというのも、一緒に生活をするのであればそれは必要なことです。
さて今回は、「親友と友人の違い」のお話でした。
「親友とは何か」とお悩みの方は、今回初回した親友の特徴にその人を当てはめて考えてみるのもいいですね!
Written by センチネル