【ラブホスタッフの上野さん】婚活ってこんなに疲れるまで頑張らないといけないのでしょうか?

ここ1年で婚活パーティーや合コンに50回くらい行きましたが、なかなか良い出会いが無く、お金と時間と体力をすり減らしただけで精神的にも肉体的にも疲れました。

理想の男性は優しくて、よく食べる人です。

そこまで理想も高くないと思います。

なのにその理想の人になかなか出会えません。

結婚するってこんなに大変なんでしょうか? 

それとも私の婚活の仕方が間違っているのでしょうか? 

(30歳/女性/営業)

【回答】

ご質問誠に有難う御座います。

1週間が7日である理由は諸説御座いますが、正確な理由はイマイチ分かっておりません。月の満ち欠けが約28日周期であり、新月から半月まで7日、半月から満月まで7日、満月から半月まで7日、半月から新月まで7日というところから来ている説や、地球から見える星の中で、特殊な星が7つだったからなどの説がございますが、実際のところ何が理由かはよく分かっていないのです。

とはいえ現代は1週間が7日であることは間違いありません。1年は365日ですので、それを7で割ると1年は52週と1日ということが分かります。

さて、ご質問者様はこの1年間で50回くらい婚活パーティーや合コンに行ったということですが、1年が52週であることを考慮すると、これがどれだけ異様なことかお分かり頂けるのではないでしょうか?

単純計算週1ペース。平日は仕事があるでしょうから、休日はほぼほぼ婚活イベントに参加しているということになるでしょう。

これだけ積極的にイベントに参加しているということは、ご質問者様はそういったイベントで出会った方とデートをする暇など到底御座いません。

ということはご質問者様は多くの方と出会っているものの、ほとんど誰ともデートをしていないのです。

ただ出会っているだけであり、その関係性を発展させようとしていない。

例えば駅で改札から出てくる人全員に挨拶をしていたら、1日で1万人くらいと出会うことは出来るでしょう。しかしその中の誰かと1人とでも深い関係になることがあるでしょうか?

出会いだけ数を増やし、関係を深めないというのはそういうことで御座います。

お見合い結婚を希望するのであればまだしも、合コンや婚活パーティーのような恋愛結婚を望んでいるにも関わらずデートをしないというのは、どう考えても方法が間違っていると言わざるを得ません。

【回答】

その条件は厳しいのか?

今回のご質問者様が提示する条件は2つで御座いました。

1つ目は「よく食べる」

これは非常に簡単に判断することが可能でしょう。

本人に聞けば気軽に答えてくれますし、相手の体格を見てもある程度判断が出来ることと思います。ただし、一般的に合コンや婚活イベントのような異性との出会いの場でバクバクご飯を食べる方はおりませんので、当日の食事量から決めることは出来ませんのでご注意くださいませ。

2つ目は「優しい」

非常に抽象的な条件ですので判断は難しいですが、そこまで厳しい条件でもないでしょう。男女問わず、人間は基本的に大体優しいのです。

それではご質問者様にお伺いさせて頂きます。

これまでに50回もイベントや合コンに参加をされました。

毎回少なくとも2人は出会いがあったことでしょう。

それではその100人はそれぞれどちらの条件で「候補外」に分類されてしまったのでしょうか? 

1年前の合コンで出会ったAさんは食が細い方でしたか? 

半年前の婚活イベントで出会ったBさんはどんなところが優しくなかったのでしょうか? 

おそらくこのように考えてみると、ご質問者様の条件の分類で分けることが出来ない方が出てくることでしょう。

それこそがご質問者様の第3の条件で御座います。もしかしたら第3だけではなく、第4の条件まで見えてくるかも知れません。
その条件は厳しいのか?

ジャムを買おう

10人の中から選ぶより、100人の中から選んだほうが良い男性を選べる可能性は高い。

もしかするとご質問者様はそのような心理から、数多くの合コンや婚活イベントをこなしているのかも知れません。

しかし、この作戦は大きく3つの問題が御座います。

1つ目は1人あたりにかける時間が短くなってしまうため、仮に良い男性がいても、その男性から選ばれる可能性が下がってしまう点。

2つ目は今回のご質問者様のように、多数の人間に会うことで、金銭的、体力的、精神的に疲弊してしまう点。

そして3つ目。

少しお時間を頂いても良いでしょうか。

家の近くのスーパーに行き、そのスーパーに何種類のジャムが売っているかを数えてみてくださいませ。

これは有名な心理学の実験で御座いますが、人間は選択肢が多いと「保留」という決断を下しやすくなる生き物で御座います。

とあるスーパーで行われた実験で御座います。

ジャムの数を6種類用意したところ、240人中31人がジャムを購入しましたが、ジャムの数を24種類に増やすとなんと4人しか購入しなかったのです。

皆様のご自宅の近くのスーパーでは何種類のジャムが販売されておりましたか? 

この実験では5から9種類の間くらいが最も人間にとって決断を下しやすい数だそうです。

これこそが3つ目の問題点。

数が多いと決断を下せなくなるという問題で御座います。

数が少なければ「この中から選ばなければ!」という心理が働き決断をしやすくなりますが、数が多いと人を比較して順位を付けることが出来なくなってしまい、結果として保留という決断を下してしまうのです。

ご質問者様はいかがでしょうか? 

婚活イベントは月に2回くらいにとどめておいた方が良いと私は思います。
ジャムを買おう

Written by ラブホスタッフ 上野

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