一般的にメンヘラという言葉は女性に対して使われることが多い印象ですが、メンヘラ男もたしかに存在します。悪いことではないのですが、付き合うとなると気を付けておきたいことがいくつかあります。
今回はそんなメンヘラ男との付き合い方をご紹介していきます。
メンヘラ男自身も常に虚無感や寂しさ、苦しさと戦っているものですが、周りの人も一緒になってしまっては、疲れてきて体力や気力がいくらあっても足りません。
そんなメンヘラ男と付き合うときには、「構いすぎない・甘やかしすぎない」を常に頭においておくようにしましょう。
必要以上に優しくしたり、自分を犠牲にしてまでも何かをしてあげても、メンヘラ男の要求はエスカレートするばかりです。
ついつい感情移入してしまい、母性が働いて色々してあげたい気持ちは分かりますが、そこはグッと堪えて俯瞰的な立場で向き合っていくようにしましょう。
深入りは厳禁です。彼のためにも、自分のためにも、二人の将来のためにもよくありません。
メンヘラ男には何かしら暗い過去を抱えている事があります。
極度のしつけや虐待の過去だったり、ショッキングすぎる出来事など様々です。
二人の仲が深まってくるとそんな話になるかと思いますが、冷静に話を聞くということを忘れてはいけません。
一緒に涙を流すくらいならいいですが、「彼の苦しみを一緒に背負わなきゃ」「私がいないとダメになっちゃう」と思っては危険です。
「そうか、この人にはこんな過去があったんだな」と俯瞰的に聞くまでにとどめておきましょう。
メンヘラの性質を持っている男性は、ヒステリックだったり不安になりやすくすぐ泣いてしまうことも多いです。
一緒にいる時に急に泣き出したり、ちょっとした事で怒ったりするかもしれません。
そんな時、一緒に感情の波に乗ってしまってはいけません。
冷静になって「どうして怒るの? 泣いているの?」と聞いてあげましょう。
彼らも自分の気持ちを言葉にすることで頭の中が整理できますし、聞いてくれる人がいることは大変心強いものです。
「そうなんだ、辛かったね」と一言伝え、その後も余裕を持ったまま接しましょう。
メンヘラ男が自分に依存してしまうことも、自分が依存してしまうことも、よくありません。
依存してしまっては、「相手に見捨てられたら生きていけない」と極度に悲観的になり、常に心が不安で満たされてしまうようになります。
この状態は二人の関係だけでなく、身体的にも精神的にもよくありません。
彼女という存在は母親ではありません。
医師でもありませんし、カウンセラーでもありません。
恋人として、メンヘラ男にしてあげられることは「落ち着いて話を聞いてあげる」くらいなのです。
間違っても「生活を見てあげなくちゃ」や「これ以上苦しい思いをさせてはダメ」と考えてはいけません。
自分に何ができるのかということを考え、「話を聞いてあげられるけれど、これは出来ないよ」とちゃんとメンヘラ男に伝えてあげて下さい。
言わなくてもこれくらい分かるだろうという考えは不安でいっぱいのメンヘラ男には通じません。
考えていること、これからしたい事、したくない事をちゃんと言葉にして伝えて下さい。
また疑問に思っている事も有耶無耶にせず、ちゃんと質問して解決しておきましょう。
心身の健康のためにも、二人のすれ違いを防ぐためにも大切なことです。
悪気があるわけではないのですが、メンヘラ男は不安になった時につい悲観的になって、口を開くとネガティブな言葉が出てしまいます。
特に女性は共感能力に優れている人が多いですから、彼のネガティブな言葉や気持ちを敏感に感じ取って自分まで暗い気持ちになりやすいと思います。
そんな時は少し彼から離れて気分転換をしてみましょう。
彼の気持ちにのめり込まないように、心の距離を少し保ったまま彼の話を聞いてあげましょう。
メンヘラ男は精神疾患や精神障害を持っていることもあります。
恋人として接していく中で手に負えないなと感じたり、会うのが辛いと感じたら心療内科や精神科にかかることを勧めて下さい。
彼の健康のためです。診断名が分かり適切な治療を受けられたら、彼も心や頭、体が軽くなりもっと楽に生きることが出来るのです。
これ以上関係を続けてもメリットはないと感じたら早いうちに別れる方が賢明です。
彼を見捨ててしまったと自分を追い詰める必要は全くありません。
恋人ではなくなっても友達としてアドバイスをしていくようになればいいのです。
いかがでしたでしょうか。
メンヘラ男と付き合っていく上で気を付けておきたいこと9つをご紹介してきました。
深入りしてしまっては、自分まで病んでしまうこともあります。
常に客観的な視点を忘れないようにしましょう。
Written by 愛