「一人は寂しい……」「孤独は嫌だ」このように感じる人は多いですよね。なぜ孤独だと不安や寂しさなどが芽生えるのでしょうか?
今回は、孤独を不安に感じる原因についてご紹介します。また、孤独を楽しめる人との違いも解説しますのでぜひ参考にしてみてください。
誰だって一度は孤独を感じたことがあるでしょう。
孤独を感じる瞬間は人それぞれ、時には不安に押し潰され、生きる希望を失ってしまうこともあるかもしれません。
そもそも、人はなぜ孤独を感じるのでしょうか?
主な原因は人間関係にあります。自分の考えを周りに理解してもらえなかったり誰かに裏切られたりすると、不安感や寂しさといったマイナスな感情を抱くようになるのです。
また、近年SNSの急速な普及により、これまでよりも簡単にコミュニケーションが取れる時代になりました。その一方で、孤独を感じる人も増加しているのが現状です。
SNSに投稿された写真を見て、いいねやコメントからわかる友だちの多さや生活の充実度を比べてしまい劣等感を抱いてしまうという人も……。
日常生活の中に孤独を感じる瞬間は多々あるのです。
しかし、なかにはその孤独を楽しめるという人もいます。不安に感じる人との違いは一体なんなのでしょうか?
決定的な違いとして挙げられるのは自己肯定感の高さです。孤独を楽しめる人は自己肯定感が高く、ポジティブ思考で物事に向き合っています。
周りにいる友人や家族との信頼関係が築けているため、困っている時には必ず誰かが助けてくれ、いざとなれば自分自身でも対応できる力を持ち合わせているのが強みです。
一方、孤独を不安に感じる人は「自分は必要とされない存在」という強い思い込みがあり、自己肯定感が低いのが特徴です。
相手に否定されるのを前提にコミュニケーションを取るため、なかなか思うように信頼関係を築けないのです。
何もせずただ孤独を感じながら過ごしていると、ネガティブな感情が芽生えてくるのはよくあることです。
けれど、この一人の時間を孤独に感じるのではなく、楽しんで有効に活用していけば、充実した生活を送れるようになるのです。
時間は有限です。どう過ごすかが重要なのです。「寂しさに耐えられない」という人は、趣味や夢中になれることを見つけてみると良いかもしれませんね。
「十人十色」という言葉があるように、好みや考え、性格は人それぞれ異なります。そのせいで、時には思いがすれ違ったり、衝突したりすることもあるかもしれません。
そんな時は無理に相手のことを受け入れようとせず、「わかり合えないこともある」と思うようにするのが大切です。
異なる価値観を持っているからこそ、学べることもあります。初めから「すべてをわかり合うことは難しい」と思っていれば、孤独を感じることもありませんよね。
このように、孤独を楽しめる人は柔軟な捉え方ができます。
孤独を不安に感じる人は、そうでない人と比較すると早期死亡リスクが高いと言われています。
健康的で充実した生活を送るためにも、孤独と向き合うことが大切です。次は、孤独と向き合うために大切な3つのポイントをご紹介します。
まずは「孤独=不安」という考え方を見直しましょう! この考えを改めることで、新たな視点から物事に向き合えるようになります。
何が自分を不安な気持ちにさせているか分析することが重要です。「不安」「寂しい」というマイナスの感情を打ち消すために、自分としっかり向き合いましょう。
孤独を嫌う人の多くは他人からの評価を気にしています。「一人と思われるのが嫌」という気持ちが、さらに不安に感じる原因になっている場合も。
周りの目を気にして過ごすのはもったいないですよね!
一人の時間を楽しめるようになれば、周りからどう思われているかなど気にならなくなります。一度きりの人生をより豊かなものにするためにも、自分の時間を大切にしましょう。
孤独を不安に感じる要因として、SNSへの依存が考えられます。
SNSはこれまで以上に多くの人とつながりを持つことができるツールであり、私たちの生活に大きな影響を及ぼしています。有効活用していれば問題ありませんが、SNSに依存することで孤独を感じる人もいるのです。
あまりに不安に襲われるような場合は、一度SNSから距離を置くのがおすすめです。見ないようにすれば気にすることもなくなります。
今回は、孤独を不安に感じる人について詳しくご紹介しました。
不安な気持ちに襲われるのは自分自身の感情が大きく関係しています。「孤独=不安」という考えを捨て、前向きに物事を捉えられるよう意識してみてくださいね!
孤独を楽しむ時間も、きっと有益なものになるはずです。
Written by 早紀