あれ? この人、言ってることの辻褄が合わない。そんな人は身近にいますか? 酷い嘘を目の当たりにして「もしかして虚言癖では?」と疑ってしまうかもしれません。
今回は、そんな虚言癖な方の特徴をご紹介。虚言癖な知り合いがいて困っているという方も、何か解決のヒントになるかもしれません。
そもそも虚言癖とはどんなものなのか。言葉のまま捉えるのであれば「嘘つきな人」という意味になるでしょう。
でも実際の虚言癖は、本人が嘘をつきすぎて、嘘と現実の区別がつかない。あるいは嘘をついている自覚がない、というのが虚言癖というものです。
何かを誤魔化す為、知られたくないことを隠す為の嘘とはまた違うのです。
今回は虚言癖な人の特徴をまとめてみました。「あの人、虚言癖かな?」と疑っている方、「自分は虚言癖かも」と不安な方はチェックしてみましょう。
1:話しは基本的に盛る
自分が遭遇した出来事がより面白くなるように、実際にはなかったことまで本当のように話してしまう。それを「話を盛る」というわけですが、割と多くの人がされているのではないかと思います。実際、会話は楽しむ為にあるわけで、多少盛って話すのは悪いことではないのかもしれません。ですが、あきらかに話を盛りすぎな人っていますよね。「いや、それ嘘でしょ」と指摘してみても、「いや、本当だから」と逆にちょっと怒る方々。更に「なんで信じてくれないの? 最低」とまで言ってくる人。そんな強い拒否反応があれば、その人は虚言癖の可能性あり。
2:プライドが高く、良く見せたい気持ちが強い
虚言癖な人はプライドが高すぎるもの特徴の1つ。また、自分をよく見せようとする気持ちが強いのも虚言癖を引き起こす原因。自分に自信がないからこそ、日常生活を華々しく演出し、人から凄いと思われたい欲望を叶えるのです。虚言癖な方の心の裏側には常に満たされない心があるのです。
3:劣等感が強く自分のことが嫌い
自分のことが嫌いなら、劣等感は自然と強くなっていきます。理想の自分になりたい気持ちが強く、周囲と比べて幸せじゃないと、自分の幸せを自覚することができない。だからと言って理想の自分になれるような努力はせず、嘘で最高の自分を演出してしまう。友人や知人に何かを質問され、答えようとしている内容が、理想の自分からかけ離れている場合、ちょっとでも理想の自分になれるような嘘を付きがちです。
4:嘘をついている自覚が薄い。もしくは全くない
虚言癖の方の1番怖いところ。それが、自分は嘘をついている自覚が低い。ということです。もしくは酷い虚言癖を持つ方だと、嘘をついた自覚すらありません。何度も嘘をついている間に「この嘘は本当なのでは? あ、嘘じゃなかった」と思うようになってしまうわけです。ある意味においては常に自己暗示にかかっているような状態です。
5:構ってちゃん的な性格
子供は大人の気を引く為に、様々なアクションを起こします。体調が悪くないのに体調が悪いフリをしてみたり、いじけてみたり、拗ねてみたり。おおよそ、大人から注目されたい為に、子供はそんなことをしてしまう。それと虚言癖の方も一緒で、人から構って欲しいからこそ嘘をついてしまうのです。ありもしないドラマチックな恋愛模様を自慢してみたり、実際はカップル仲が悪いのに、自分は彼氏とラブラブだと嘘をつき、羨ましがられる為のラブラブエピソードを捏造してみたり。それらの行動は全て、みんなから注目されたいという心理があるのです。
さて今回は「虚言癖の特徴」のお話でした。虚言癖な人が身近にいて困っている方、自分は虚言癖ではないかと不安に思っている方のお役に立てたのなら幸いです。
また、もし自分が虚言癖だと思ったら、カウンセリングなどの心の病院を訪れることをオススメします。
Written by センチネル