愛する魔法を思い出して。人を愛する・愛されるのが怖い人へ

今までに「表現」を教えて来た人達の数は1,000人以上。
その中には恋愛の悩みを持つ女性達も多くいらっしゃいます。
そんな、ボイス&表現トレーナーとしての経験を生かし、悩めるアラサー女性達にたくさんのアドバイスが出来ればと思っております。

「そんなにかんたんに人を好きになることなんてできない」「人を好きになってあんな苦しい思いをするのはもう嫌だ」
だから一人でいる方がラク。と言っている女性を見ると、私はそこに「人を好きになることが怖い」という本音を感じてしまいます。
(もちろん、ただたんに恋愛が面倒だから人を好きにならない人もいると思いますが 笑)

さておき。例えば人を好きになることが怖くて恋愛ができなくなっている人がいらっしゃるならば……。

過去の恋愛を手放す??

今、人を好きになることが怖いのでれば、それは過去が大きく関係している可能性が高いのだと思います。

例えば過去の恋愛で、ひどいふられ方をした、傷つけられた、暴力を振るわれた……。など、人が傷つく要因は大なり小なり様々です。人からしてみたら「え? そんなことで?? 」ということもあるかもしれません。
でも人は人。あなたが傷ついたのであればそれが真実。そして、傷がついた心では誰かを愛する体力がありません。新しい恋をするためにまずはその傷を癒したいのですが、よくいう解決方法の中に「手放す」という行為があります。しかし、それってなかなか難しいですよね。手放すっていってもどうやって手放せばいいの? と混乱さえするかも。

トラウマを宝箱にしまっておかないで

以前、私の師匠に教えてもらったことがあります。
「トラウマは、大事な宝箱に入れておかないで人に話した方が良い。誰かに話すことで冷静になって、特別な思い出にならなくなるから」
トラウマは誰にも言えない過去になっている分、特別な場所に置いておきがち。でもそれだと、いつまでたっても大切な場所に隠し置いておく特別な思い出になってしまいます。

まずは、言葉にしましょう。私のレッスンの中でもときどき、お客様が自分の過去を話してくれる場面があります。泣きながら一生懸命話してくれます。そして、話し終えた後、決まって皆さん良い顔をして「すっきりした!! 」と言ってくれます(笑)

愛する魔法を思い出して

人は誰だって傷つくことが怖いです。愛した人がいなくなってしまう孤独感を思うと、もう誰のことも好きにならないと思うのは当然。
でもね、そう思うのは、あなたがちゃんと誰かを愛した証拠でもあります。
誰かを愛したとき、いつもより景色が美しく見えたり、食べ物がおいしく感じたり、ラブストーリーの映画がやけに切なく感じたり、携帯画面を見る時間がいつもより長くなったり。

なにより、自分のことをちょっぴり好きになれたりしませんでしたか?
そう。愛する魔法はあなたにたくさんの素晴らしい感情をプレゼントしてくれたはずです。そして、その時あなたは心からの幸せを感じたはずです。

今回のまとめ

過去の苦しみや悲しみは負の感情ではありません。それは、あなたがその人をとてもとても愛したという証拠です。過去を悔やむのではなく、愛せたことに感謝しましょう。美しい景色をみせてもらえたことに感謝を。
自分なんて誰からも愛されないと決めつけるのはもうおしまい。
愛する魔法をもう一度かけてみて。誰かにではなく、まずはあなた自身に。
「こんなわたしでもまた人を好きになれるかな? 」
大丈夫、大丈夫。
恋は「するもの」ではなく「落ちてしまうもの」だから。

Let’s enjoy romance!!

 

Photo by Ariadna Bruna

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