「穏やかで上品な人ってイライラしないの?」
答えはNo!上品な人だってムカッとすることはあります。みんなイライラを軽減する工夫や表に出さない努力をしているのです。
今回は品のある人がやっているイライラしない工夫をご紹介します。「少しでもイラつきを減らしたい……」そんなふうに思っている人は参考にしてくださいね。
上品な人は器が大きく、どんな考えや思いも一度は受け止める包容力があります。
たとえイラッとすることを言われても「はぁ?」とすぐに怒ったりせず「そういう考えもあるんだ」と受け入れるのです。
この一旦受け入れる心の広さが「穏やかで落ち着いている人」「品のある人」という印象に繋がっていきます。
常に気品のある人はイライラする人と出会っても「その人の個性」と割り切ることが上手です。
刺々しい言い方をされても、非常識なことを言っていても、その言動に共感も否定もしません。ただただ「これもこの人の個性なんだ」と思うのみ。
この共感も否定もしないというのが実は難しいことなんです。
つい「わかる〜」と話を合わせてしまいがちな場面でも、上品な人は「そうなんだね」の一言で終わらせます。
また、おかしいなと思っていてもむやみに否定せず一旦は「ふふふ」と笑って流す。
この態度が周りから見ると「いつも一貫性があり品のある人」だと思われるのです。
上品な人がイライラしない工夫でやっているのが、そもそも合わない人とは距離を取るということ。
価値観や考え方が合わない人と無理して付き合うことはありません。イライラの根源から物理的に距離を置くのは、常にご機嫌でいるためには重要です。
仕事上どうしても接しなければいけない人とは最低限の関わりのみ。無理な人付き合いはせず、可能な限り自分がイラッとしない程度の距離を取るよう意識しているのです。
どんなに気品のある人でもイライラをゼロにするのは難しいです。どうしても日々の生活の中でイラッとしてしまうことはあります。
そんな時、品のある人はイライラを表に出すことはせず、こっそりストレス解消をしているのです。
たとえば疲れた日は甘いものを食べたり、イライラがたまっていると感じたらドライブに出かけたり。
どうすれば自分のストレスが軽減されるのかを知っていて、定期的に発散をしています。
すぐにできるイライラしない工夫なので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
大人になると自分の思いや考えとは真逆なことに賛同しなければいけないこともありますよね。
たとえば仕事でA案で話が進んでいたのに、上司の一声でB案に急遽変わってしまった時。
仕方がない状況だとわかっていても、自分の気持ちに嘘をついていたり我慢していたりする時ってすごくイライラしてしまうもの……。
そんな時、常に穏やかで品のある人は心の中では「本当はA案が良かったよね」と自分の考えを認めてあげています。
自分との対話が上手で、どんな状況でも常に自分の味方でいてあげるのです。
イライラしない工夫でまずやってほしいのが、深呼吸をして心を落ち着かせることです。
どんなにイラッとすることを言われても、ムカつくと思うことがあっても、感情任せに怒らないのが上品な人。
イライラしたらつい言葉が出てしまう、そんな人はまず深呼吸をしてみてください。何度か繰り返すと少しずつ心が落ち着きますよ。
品のある人はイライラした時に状況を客観視して冷静に物事を判断しています。
客観視するのが難しいと思う人は、自分の状況を上から眺めている姿をイメージしてみてください。
どんなところにイライラしているのか、この状況はなぜ起こったのか、相手はなんでこんなことを言うのか、冷静にぼんやりと考えていると、不思議と怒りの感情が引いていき冷静になれます。
人はなぜイライラするのか要因はさまざまですが、そのうちの一つに自分と他人の境界線が曖昧というのがあります。
他人に求めすぎているから相手が思い通りにしてくれないとイライラしたり、逆に他人が自分に求めすぎてきてムカッとしたり……。
境界線がはっきりしていないから腹が立ってしまうことは少なからずあるんです。
そんな人は自分と他人の境界線を明確にさせるとイライラが軽減します。ここまでは相手に伝えるけれど、それ以上は相手次第だと割り切ると心がスーッと楽になるはず。
イライラしない工夫としてぜひ取り入れてみてくださいね。
上品な人はイライラしないわけではなく、怒りの感情と向き合うのが上手で、イライラしない工夫をうまく取り入れているのです。
「もっと穏やかに過ごしたいのに」「イラッとせず品のある人になりたい」そう思っている人は、今回ご紹介した対処法をぜひ実践してくださいね。
Written by yuuki