幸せを共有する存在であるはずの恋人が、なぜか一緒にいると疲れを感じることはありませんか? 何となく自分に自信が無くなっているなら、気付かないうちにモラハラを受けているのかもしれません。
今回は、一見優しい隠れモラハラを見極めるチェックリストをご紹介。モラハラ男がよく使う定番のセリフもまとめたので、ストレスを感じている方は必見です。
モラハラとは、相手に攻撃的な発言をして精神的ダメージを負わせる行為のこと。直接の暴力はないものの、相手の自己肯定感を下げストレスを掛けることから「精神的DV」とも言われています。
そんな中で、見極めにくく厄介なのが「隠れモラハラ」と呼ばれる人たち。一見優しくて、怒鳴るようなタイプではないですが、遠回しに相手を見下す発言を繰り返し自分に都合よく支配しようとします。
やり方が大っぴらではないのでモラハラを受けていることに気が付かない人も……。
では、どのように見極めればいいのかチェックリストで確認していきましょう。
モラハラ男は、全員エベレスト級にプライドが高いもの。自尊心を傷つけられることを何よりも嫌うので、決して自分の短所や間違っていることを認めません。
隠れモラハラ男の場合、普段優しくても喧嘩をすると豹変する傾向にあります。自分の非を認めず何とかして相手のせいにしようと攻撃してきます。
喧嘩するとひどい言葉を吐き捨ててきますが、いざ女性が離れそうになると甘い言葉で取り繕って機嫌を取ろうとするのがモラハラ男の特徴。相手から捨てられることを恐れているので、「愛してるよ」「君しかいない」と感情に訴えかけてきます。
ただし、機嫌を取れば自分の言うことを聞いてくれると見下している男性も多く、何度も繰り返しているうちに粗末な扱いになってくるケースもあります。
恋人には優しくても、店員さんへの態度が悪い隠れモラハラ男。客である自分より店員さんは立場が下だと思っているため、当然のように高圧的に振る舞います。
また、車のハンドルを持った瞬間性格が変わる人も隠れモラハラの可能性大! 車内という閉鎖空間では気が大きくなる小心者は、家庭内でも同様に偉そうな態度を見せるケースが見受けられます。
カップルであれば、プレゼントをもらったりご飯をおごってもらったりということもありますよね。
隠れモラハラ男は、ちょっとしたことでも「○○してあげたじゃん」などと恩着せがましくアピールしてきます。いつまでもずっとしつこく引き合いに出して彼女を自分の言いなりにしようとするので要注意です!
隠れモラハラ男は、相手を支配したいという気持ちが強い生き物。優しく相談を受けているように見せかけ、「俺の言うことを聞いていればいいんだよ」と自分に依存させようとする言葉をかけてきます。
また、「本当にお前はダメだな」「何もできないくせに」などと自信を喪失させるような発言も日常茶飯事。優しい言い方だったとしても、頻繁に言われれば自己肯定感は間違いなく下がってしまいます。
恋人や妻の全てを把握して支配したい隠れモラハラ男。束縛も激しく「誰と会うの?」「何時に帰ってくる?」「迎えに行くから連絡して」など彼女のスケジュールも管理しないと気が済みません。
なかには、服装や髪型も自分の思い通りにしたいと考えている人も……。露出の多さやファッションのテイストなど、アドバイスのように優しい口振りで自分の思い通りにしようと遠回しに指摘してきます。
恋人や妻の何気ない行動に嫌気がさしたとき、隠れモラハラ男は「君のためを思って言ってるんだよ」という言葉を使って不満をぶちまけます。
本来は自分のイライラをただぶつけているだけなのですが、男性側も「君のため」と思い込むことで、自分は彼女のことを思いやっていて優しいと勘違いしている人もいるのです。
また、言われた側も自分のために言ってくれていると思うと、「私が悪い」と思って自らを責め、結果的に自信を無くしてしまいます。
「彼女を支配したい」「全てを監視したい」という束縛の気持ちが強い隠れモラハラ男は、「心配してるから」という言葉を使って女性のスケジュールを全て把握しようとします。
連絡の返信が遅い、なかなか予定が合わないことなどが続くと、厳しいルールを作り始めたり、浮気を疑い始めたりする人も少なくありません。
最終的に自分に依存させて言う通りにさせたい隠れモラハラ男は、日常的に「君は俺がいないとダメ」だという言葉を使って自分から離れられないよう支配します。
日々のモラハラで自信を無くしている女性は、どんどん依存して離れられない状況に。負のループへ陥ってしまうのです。
今回は、隠れモラハラ男のチェックリストや定番のセリフをまとめましたが、あなたの夫や恋人に当てはまるものはありましたか?
「モラハラかも……」と感じていても、普段は優しいとついうやむやにしてしまいがち。けれど、強い人格否定や叱責は許されるものではありません。優しいのは表面だけです。限界を感じたら別れるということもきちんと視野に入れましょう。
Written by sumire