モラルハラスメントのことを略して「モラハラ」と言います。倫理や道徳に反することを行い、精神的に相手を攻撃することを指します。
実際に暴力を振るわれている訳ではないため、我慢をしてしまう人がいるのが実状です。
モラハラ被害を我慢しないためには、相手がモラハラをしているのかチェックして、対処することが大切です。
今回は「モラハラチェック」と「モラハラ被害の対処方法」を紹介していきます。
相手からモラハラっぽいことを受けているが本当にモラハラなのか分からないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
「相手から精神的な嫌がらせを受けているかも……」と感じている人は、それがモラハラなのか見極めるために、あなたのパートナーのモラハラチェックをしましょう。
・態度が付き合い始めの頃と変わった
・あなたの意見を聞き入れてもらえない、反論される
・相手が悪い時でもあなたのせいにする
・外面が良い
・不愉快だとあなたのことを無視することがある
・話し合いにならないことが多い
・思い込みが激しく疑い深い
・溜息をついたり、舌打ちをしたり、モノに当たることがある
・終わったことを引きずって文句を言ってくる
・相手は気が小さいと感じる
・怒鳴ったり、脅す行為をしてくることがある
・あなたの気にしていることを平気で言ってくる
・世の中への不満や愚痴が多い
・感謝の言葉が少ない
・相手を突き放すようなことを言うと「〇〇がいないと無理」と依存しだす
・あなたを責めたあと極端に優しくなることがある
・家の中だと機嫌が悪いことが多い
・ステータスや地位を気にする傾向にある
・嘘を付いたり見栄を張ることがある
・周りの人の成功が面白くない
当てはまる項目が多いほど、あなたのパートナーはモラハラの傾向が強いです。
理不尽なことで責められたり、あなたの優しさを逆手にとって弱みに付け込まれたりしていませんか?
もし相手のモラハラのせいで不眠や憂鬱な気分が続いているのであれば、精神科を受診してカウンセリングをしてもらいましょう。
それでは、付き合いはじめた相手がモラハラ男だった場合は、どのように対処したら良いのでしょうか?
対処方法をいくつか紹介します。モラハラされた際は、参考にしてモラハラを回避してみてください。
もしモラハラされても相手との関係を続けたいのであれば、彼氏を否定しないようにしましょう。
モラハラ男は自分に自信がない人が多く、否定されると怒鳴ったり、舌打ちをしたり、モノに当たったりしてしまいます。
相手を不機嫌にさせないよう、反論せずにまずは相手の言葉を受け入れてみてください。
「そっか、そうだよね」「うん、それは悲しくなるよね」など、まずは相手の言葉に同意をして気持ちを落ち着かせてみてください。
しかし、逆に自分のことを分かってもらおうとする行為はNGです。モラハラ男は相手の気持ちを汲んでくれない人が多いので、あなたのことを分かってくれようとはしません。
また、付き合い続けているうちに「自分のせいで彼氏が怒るんだ」と自分を責めてしまう女性も少なくありません。
理不尽なことでが彼氏があなたを責めることもあるため、自分のせいだと思い過ぎないように気を付けてください。
「もう無理だ」と思ったら、別れることも検討してみましょう。
彼氏のモラハラを確信した場合は、信頼できる人に相談をしましょう。
第三者の話を聞くことで、冷静に今後を考えられるかもしれません。また、ボイスレコーダーやスマホのアプリなどで会話のやりとりを録音して第三者に聞いてもらうのも有効です。
モラハラされていると自分の心がボロボロになってしまいます。自分の心が壊れてしまう前に、相手に別れを告げることも大切。
彼氏のモラハラが治りそうにない場合は、心を鬼にして別れを告げましょう。
相手が泣き付いたり土下座して謝ったりしてきても、揺らがずに別れる覚悟を持ちましょう。同情したり心が揺らだりしてしまうと、彼氏に押されて別れられなくなってしまいます。
また、別れる際は「別れよう」とシンプルに告げてください。もし、一人で別れるのが難しい場合には、第三者に立ち会ってもらうのもおすすめです。
別れを納得できずに復縁を迫られる可能性があるので、連絡を断って、引っ越しをするのがベストです。
モラハラされている場合は、鍵が付いた日記や鍵を設定できるアプリで日記を書いてみてください。
自分しか読めない日記であれば、自分の本音やその日にあったことを書き残すことができます。自分の気持ちを整理する時や第三者に相談する時にも役立ちます。
モラハラとは、倫理や道徳に反することを行って、相手を精神的に攻撃することを言います。
モラハラ彼氏やモラハラ夫には、モラハラをしているという自覚がないため、モラハラが治ることはほとんどありません。
付き合い始めた男性がモラハラをしてきたら、紹介した方法で対処してみてください。
Written by 早紀