世の中、ほとんどの人に苦手な人や嫌いな人が存在し、「嫌いな人がいない」という人の方が珍しいかもしれません。友人関係や職場、親族など、生きているだけで多くの人と関わる機会があります。人間関係は自分の生きやすさにも直結してくるため、嫌いな人でも好意的に接する必要があるのです。
しかし、人間は無意識に本当に嫌いな人に対して「嫌いサイン」を出している可能性があります。
嫌いサインが無意識に出ている場合は相手も嫌な思いをしてしまいますし、関係が悪化してしまうリスクもあるでしょう。
そのため、自分が嫌いサインを出しているか確認することも大切です。今回は、本当に嫌いな人に出してしまう嫌いサインについてご紹介していきます。
まずは、本当に嫌いな人にしてしまう行動や言動についてご紹介していきます。自分でサインを出しているつもりがなくても、無意識に嫌いサインを出してしまっているかもしれません。
嫌いな人との関係を悪化させないためにも、以下のような態度はやめるようにしましょう。
嫌いな人との会話はつまらないですし、自分にとってもメリットがないと感じるでしょう。そのため、会話をしていてもすぐにやめようとしてしまう方も少なくありません。
会話を続けたくないという雰囲気が相手に伝わると、相手も「この人は自分と話したくないのかな?」と感じてしまいます。
相手の距離感を保つという面では有効的ですが、これは自然な流れで会話を終えた時のみです。話が続いているにも関わらず会話を中断してしまうと、相手も嫌な気持ちになってしまうので注意しましょう。
人と会話をする時や友好的な関係を築いていくためには、目線を合わせて会話することが重要です。しかし、本当に嫌いな人に対しては本能的に目線を合わせることに拒絶反応を起こしてしまう人がほとんどです。
嫌いな人と接する時に目を合わせることができない、視線を動かしてしまうという場合は無意識に嫌いサインを出してしまっているかもしれません。
目線を合わせないことで、相手は「この人とはなんで目線が合わないのだろう」と感じてしまいます。相手は嫌な気持ちになりますし、関係がこじれてしまう原因になるので注意しましょう。
嫌いな人と会話する時、無意識に声のトーンやテンションが低くなっているかもしれません。これは、嫌いな人と会話をしたくないという気持ちの表れからしてしまっている人が多いです。
喋っている自分は気付かなくても、相手は「なんでこんなにテンションが低いんだろう?」と感じてしまいます。話す時のテンションを意識したことがないという方は、普段から意識して会話するように心掛けましょう。
嫌いサインとして、嫌いな人と話している時に話をしっかりと聞いていなかったり、対応が素っ気なくなったりするといった行動が挙げられます。嫌いな人とはなるべく距離を置きたいと考えてしまいますが、相手が分かってしまうようなあからさまな態度には注意しましょう。
いい加減な対応をされてしまえば相手は「この人は人によって態度を変える」と感じてしまいます。嫌いな人と会話する時でも、なるべく他の人と差が出ないようにしてください。
嫌いな人に対して無意識に嫌いサインを出してしまっている場合は、自分の印象も悪くしてしまう可能性があります。とは言っても、嫌いな人とどう接していけばいいのか分からないという方も多いでしょう。
最後に、嫌いな人との接し方についてご紹介していきます。嫌いな人と上手に接していくためにも、以下の項目を参考にしてみてください。
嫌いサインを出してしまっているのは、相手と会話をしている時が多いです。そのため、嫌いサインを出さないために嫌いな人と最低限しか関わらないという方法があります。
最低限の関わりというのは、挨拶のみです。嫌いな人と関わるストレスをなくしたいのであれば、なるべく関わらないようにしましょう。
職場や親族などの場合、嫌いでも関わりを避けることはできません。そのため、どうしても嫌いな人と関わらなければいけない時は「話しておけば自分の印象も良くなるし」「仲良くしておけば助けてもらえるかもしれない」という考えで接するようにしましょう。
関わるメリットがあれば、嫌いな人とでも割り切って接せることができるはずです。
嫌いな人の嫌なところばかりが目について、良いところを見つけられていないかもしれません。嫌いな人に対しての気持ちを少しでも改善したいのであれば、相手の良いところを探すようにしましょう。
今回は、本当に嫌いな人に出してしまう“嫌いサイン”についてご紹介してきました。嫌いな人と今後どういった関係性を築いていきたいかにもよりますが、嫌いサインが伝わってしまうことで相手に嫌な思いをさせてしまう可能性があります。
関わりを避けられない場合や適度な関係性を保って付き合っていきたいのであれば、嫌いサインには注意するようにしましょう。この記事を参考に、嫌いな人と上手に接するようにしてください。
Written by 早紀