自分に自信が持てないと仕事や恋愛が上手くいかなくて辛いですよね。しかもどうしてそうなってしまったのかが分からず、途方に暮れている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、自信が持てない人になってしまう原因や克服法について解説します。
自信が持てない人になってしまうのは、「親の厳しすぎる躾」「過去の失敗によるトラウマ」などにより、自分は他人より劣っている、何をやってもダメな人間などと劣等感を抱いてしまうからです。
育った環境というのは恐ろしいもので、本当はとても才能に溢れ、誰からも好かれる性格をした人でも、自分を否定ばかりするような人間に囲まれていれば簡単に潰されてしまいます。
例えば、クラスで一番可愛い女の子が、それに嫉妬したクラスメイトの女子達から「ブスのくせに調子に乗らないで」としつこくいじめられたとしますよね。
その女の子は両親から「可愛い、可愛い」と言われて育ち、男の子達にもちやほやされて最初は自分に自信を持っていました。
しかし、執拗に自分を否定する言葉を浴びせられているうちに、だんだん「自分は本当に可愛いのだろうか」と疑問を抱き始め、やがて「私なんか他人の前で堂々と顔を見せられるようなルックスじゃない」とまで思い詰め、マスクで顔を隠したり、外出を避けたりするようになるのです。
また、頑張って発表をしてみたけれど、それを大勢の人に笑われて引っ込み思案になってしまう人もいます。自信のなさに悩んでいる人は、過去にこのようなトラウマになりかねない出来事がなかったかどうかをよく思い出してみましょう。
自信をなくしてしまった原因に思い当たったら、勇気を出してその時のことをできるだけ詳しく分析してみましょう。
親に必要以上に厳しくされた、クラスメイトにいじめられた、頑張ったことをバカにされた。それって、あなたの責任ですか? 違いますよね。あなたはたまたま人の気持ちが分からない冷たい人達の中で成長せざるを得なかったのです。
そして本来の自分とは違う、マイナスなイメージを無理矢理植え付けられてしまいました。自信を取り戻す作業とは、そうした間違ったイメージを払拭し、本来の魅力的な自分を再発見することです。
自分に自信をなくしている人は、常に鬱々とした気分に苛まれて気力が湧かず、身の回りのことを疎かにしてしまうケースが多いです。
その結果、「だらしない人」とますます敬遠されてしまったり、「こんなこともできないなんて、自分は本当にダメな奴だ」と自己蔑視してしまったりするのです。
無理に頑張る必要はありませんが、気分のいい日に少しだけ部屋を片付けてみたり、髪型を変えてみたりしませんか?
最初は億劫でもなんとなく手を動かしているうちにだんだん気分が晴れてくるし、きちんと片付いた部屋でくつろいだり、チャーミングに変身した自分を鏡で見たりすると、「もっと幸せになりたい」と思えるものです。
また、服装やメイクをきちんとすることで、いつもより堂々と人前に出られるようになります。
せっかく前向きになろうと決心しても、すぐ近くに意地悪で支配的な人がいれば邪魔をされるのは目に見えています。なぜならそういうタイプの人にとって、あなたが自信を取り戻し、自分の思い通りにならなくなるのは我慢できないことですからね。
ですから、可能であれば実家から出る、職場を変えるなどの防衛策を取りましょう。
環境を変えるのが難しいという場合でも、できるだけ接触する時間を減らすように工夫してみてください。職場であれば、信頼できる上司に相談するといいかも。
誰かの自信を平気で奪うような人って、高圧的でなんだか怖いですよね。自信をなくしているあなたは、とてもじゃないけど歯向かうなんてできないし、自分は相手より劣っていると感じているのではないでしょうか。
しかし、そのイメージは「真逆」です。
必死に虚勢を張って強そうに見せているだけで、本当はいつもビクビクしているし、コンプレックスも強いから特定の誰かを否定して自分の価値を底上げしなくては精神が保てないのですね。
その証拠に、そういう人は自分より強い相手には絶対に立ち向かったりしないでしょう。
このことを理解するだけでも人と接するのが随分と楽になるし、他人の劣等感を解消する為に自分が犠牲になることはないのだと思えるようになります。
自分に自信が持てない人は、その原因が全て自分にありダメな人間だからこうなっているのだと自己嫌悪に陥ります。
もちろん人間なのだから欠点はありますが、多くの場合自分自身に対するマイナスイメージはそれまでの環境によって植え付けられたものです。本当のあなたは、決して劣ってなんかいないし、誰よりも幸せになれる権利を持っています!
今からでも遅くはないので、少しずつ本当の自分を取り戻していきましょう。
Written by まぁこ