日本が抱える「社会問題」とは。あなたの身近で起きている社会問題5選

近年、様々な「社会問題」が露見しています。自分には全く関係ないと考えていても、実はあなたの身近で起きているなんてことも少なくありません。そこで本記事では、日本が抱える代表的な社会問題を5つ紹介します。簡単に解決できる問題はありませんが、一人ひとりが意識することで問題を軽減することは可能です。社会問題について一緒に考えていきましょう。

日本が抱える社会問題①少子高齢化社会

女性の社会進出、非婚化の増加などライフスタイルが多様化する現代。昔のような「必ず結婚して、必ず子供を作る!」という考え方がなくなり、生きやすくなった反面、医療の発展で平均寿命も伸びています。

子供の減少・シルバー世代の増加により、介護問題・年金問題などが浮上しています。少子高齢化対策として、政府は子育て世代の金銭面負担(児童手当等)などを行っていますが、子育てしやすい労働環境を整える必要もありますよね。また、高齢者を支えるサービスを増加しなければなりません。

日本が抱える社会問題①少子高齢化社会

日本が抱える社会問題②介護・老老介護

介護・老老介護とは、少子高齢化に伴い介護をしてくれる人の数が減り、介護を必要とする老人が増え、需要と供給がアンバランスになっている問題です。

シルバー世代が同じシルバー世代を介護するケースも増えています。介護に必要な費用を免除するなどの制度はありますが、そもそも介護をしてくれる介護職員の数を増やさなければ、費用はあってもサービスを受けられません。その為には介護職員の給与アップなどで離職率を減らし、介護職員の増加をはかる必要があります。

日本が抱える社会問題③貧困問題

貧困により、満足な生活を送れない問題です。貧困を招く理由は様々ですが、最低限の生活を送る為の対策として生活保護が導入されています。ただし、生活保護の受給額は10%減少しています。貧困家庭であることから十分な教育を受けられず、就職が困難になる子供もいます。

今後の課題としては、貧困でも生活水準を保てるような仕組みを作り、復職などの支援をしていく必要があります。

日本が抱える社会問題④ブラック企業

長時間労働、低給料、パワハラ・セクハラなど劣悪な労働環境が当たり前となっているブラック企業。残業をしても手当が出ないことや、社員を使い捨てるような仕組みで問題となっています。

ブラック企業に勤めていることで精神的病を患ったり、過労死したりというニュースも度々目にしますよね。厚生労働省の長時間労働削減推進本部で、過労死防止対策も始まっていますが、まだまだブラック企業はゼロではありません。今後の課題としては、社員一人ひとりが労働基準監督署で相談したり、正しい知識を持って訴える力、そして失業時の保障を強化し、間違っていることを間違っていると言える環境を作ることが重要です。

日本が抱える社会問題④ブラック企業

日本が抱える社会問題⑤性の多様性

他先進国と比較すると、まだまだ性の多様性が受け入れられていない日本。同性愛者を批判する人も少なくはありません。多様性を受け入れる為に、自治体ではパートナーシップ証明書を発行するなどといった対策を行っています。

しかし今後の課題として、義務教育過程の中で、性の多様性を理解する為の教育を行っていかなければ根本的な解決には繋がりません。また、同性愛者でも当たり前に結婚して、子供を持てるような制度も考えていかなければなりません。そして私たち大人がどんな多様性でも受け入れる、差別しない心を持つことが重要なのです。

日本が抱える社会問題⑤性の多様性

<まとめ>社会問題の解決には、一人ひとりの意識が重要!

日本の代表的な社会問題について紹介しました。問題解決には長い時間を要するものが多いですが、一人ひとりが社会問題に向き合うことで、問題解決の糸口が見つかりやすくなることでしょう。自分には関係ないと思わず、自分が当事者となったら? 自分だったらどうするか? と想像すること。また、身近にある当たり前を当たり前だと思わないことが重要なのではないでしょうか?

Written by 焼肉ハナコ

心の距離が縮まる最新の出会いの場はこちら▶

焼肉ハナコの他の記事を読む