【ラブホスタッフの上野さん】新しい環境で周りから浮いてしまわないか心配です。

【ご質問内容】

今度大阪で新社会人になります。

何度か内定式などで会った同期は皆自信にあふれていてキラキラしているように見えます。

でも私はどちらかというと自分に自信がなく、おとなしい方なので同期の中で浮いてしまわないか心配です。

学生時代は1年に1回だったクラス替えですが、社会人になるとずっと続く付き合いだと思います。

はじめは無理してみんなに合わせた方が良いのでしょうか。
(21歳/学生/女性)

【回答】

ご質問誠に有難う御座います。

組織に入る以上、多かれ少なかれ合わせることは必要で御座います。

もちろん無理をしないに越したことは御座いませんが、もしも無理をしなければ組織が要求する水準まで合わせることが出来ないのであれば、残念ながら無理をしてでも合わせるか、組織を辞めるかの2択のうちどちらかを選ぶしかありません。

「無理をするくらいなら合わせない方がいい」「無理をして合わせても意味がない」という回答をお望みだったかも知れませんが、もしもご質問者様が合わせないのならば組織から浮き、仕事面でも大きな割りを食うことは間違いないでしょう。

日本においては会社にしがみつこうとする正社員をクビにするのは事実上ほぼ不可能なのでクビになることこそないとは思いますが「無理をするくらいなら組織に合わせない方が良い」なんて考える人間を擁護するほど、私は会社に対して厳しくありません。

組織からしても「合わせない人間」など邪魔な存在で御座いますし、ご質問者様からしても「組織から嫌われる」ということはメリットがないでしょうから、そんなことをするのならば辞めた方がお互いにとって幸せなのです。恐らくは「辞めたら生活が出来ない」とお思いになることでしょうが、残念ながら「辞めたら生活が出来ない」というのは「その組織無しには生きていけない」ということ。そんな追い詰められた状況で「組織に合わせた方が良いのか?」なんて悩むことなど不可能です。

それは山頂にしか水がない無人島で「無理をしてでも山を登るべきですか?」と聞いているようなものなのです。その状況であれば「別に無理をして登らなくても構いませんが、3日くらいで死にます」としか回答が出来ません。

ちなみに組織で圧倒的な成果を出すことによって「組織に合わせさせる」という方法も御座いますが、よほどの天才でもない限り、組織に合わせずに組織で圧倒的な成果を出すことなど出来ないのです。今の日本で偉そうに踏ん反り返っているお偉いさんは、若い頃組織に徹底的に合わせることで成果を出し、今の地位を獲得しているということを忘れてはいけません。

【回答】

「組織に合わせる」とは

かなり厳しい話をしてしまい誠に申し訳御座いません。

しかし、残念ながら「組織に合わせる」というのは社会の必須事項です。それは会社であれ、同期であれ変わりません。

最近では多様性を重んじて様々な人を受け入れる組織なども御座いますが、ああいった組織だって「多様性を重んじることが出来ない人間」は受け入れません。その点に合わせることが出来ないのなら、組織を追放されることは間違いありません。

ところで先ほどから「合わせる」と繰り返しお伝えしておりますが、ご質問者様は一体どのように同期の方々に合わせるとお考えなのでしょうか?

具体的には書かれておりませんので推測になりますが、どうにもご質問文を読む限り「自分も自信があるキラキラした存在であるように振る舞う」というような方法で「合わせる」とお考えのように感じます。

「組織に合わせる」とは

確かに相手と同化するというのも「合わせる方法」の1つであることは間違いありません。

しかし、この方法ではご質問者様が非常に無理をしないと合わせることは困難でしょう。もともと自信が無く、大人しい方なのです。無理をして合わせることが出来たとしても、それは不自然なものになってしまうでしょうし、仮に自然を演じたとしても今度はご質問者様が精神的に破綻することでしょう。

それでは、ご質問者様は一体どのように合わせれば良いのでしょうか?

そもそも論になってしまい申し訳ないのですが、たかだか「大人しい」程度のことで組織から浮くとも思えません。確かに極端な体育会系の組織の営業職などであれば「大人しい」は許されないことも御座いますが、そうでないのならば「大人しい」というのは基本的に浮く要素でもないのです。

むしろご質問文を読んでいると、どうにもご質問者様には「勝手に嫌われたと判断して距離を取る癖」があるように感じました。今だってその同期の方々はご質問者様のことを良くも悪くも何とも思っていないのにも関わらず、ご質問者様が勝手に「私は浮いている」と感じているように思えます。

非常に失礼な言い回しになりますが、どうにもご質問文からは「自然体の私は決して愛されないから、相手のために私が合わせてあげよう」という傲慢さが感じられます。口調や言い回しこそ謙虚なものですが、彼らは「自分たちと同じような自信に溢れたキラキラした人以外受け入れることが出来ない“一般人”だ」というような傲慢さが感じられるのです。

これだけだと「何が傲慢なんだ?」と感じる方も多いことと思いますが、その考えは「私が合わせれば彼らを騙すことが出来る。」というような考えと表裏一体であると言えるでしょう。

ご質問者様にそのような悪意がないことは分かります。ただただ不安から「合わせなくては」とお考えのことでしょう。

ですが客観的にはそう見えてしまうのです。

自分は一般人と違う「(悪い意味で)特別な存在だ」

そう思っているような印象。

ご質問者様はきっとそうではないと思いますが、この考えが悪化した方というのは、得てして「自分が必死で合わせてあげている」と相手を見下してしまうのです。

「組織に合わせる」とは

「自分が合わせている」と思い込んでいるだけで浮きまくりの人間に対して、どれだけ周囲が気を使って「合わせてくれているのか」ということに気がつくこともなく。

もちろんご質問者様がそこまで悪化しているとは思いません。しかし今のままではこのような考えになってしまう可能性が極めて高いのです。

ですのでご質問者様には「合わせる」「合わせない」ということよりも、自分が特別ではない平凡な人間であることを理解することをオススメさせて頂きたく思います。

失礼ながらご質問者様ごときの平凡な人間が浮いてしまうほど、日本は閉鎖的では御座いません。

勝手に受け入れられないと思い、勝手に無理をして合わせて、勝手にそのストレスに潰れ、勝手に”一般人”を憎み、勝手に合わせる努力の一切を辞めて、さすがに周囲が呆れて浮き出す。

そんな風に浮く方の方が、性格的に問題があって浮く方よりもずっとずっと多いのです。

Written by ラブホスタッフ 上野

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