トイレットペーパーやカップ麺など目についたら買ってしまうものはありませんか? 元々、家にある場合は、ストックが溜まっていきます。
やめたくてもやめられない場合は、気持ちの悩みがあるサインかもしれません……。
今回は、買いだめ癖のメリットデメリットと対処法についてご紹介します。
早速、メリットデメリットについて解説していきます。
買いだめをすると、物がたくさんあるので安心できます。わざわざ買いに行く手間暇も省けます。
食料を買いだめする場合は、台風が来たり停電したりした時は、頼みの綱になるはず。
もしもの時に備えて安心感が持てるのがメリットです。
買いだめしておくと、必要な時にパッと手元に出せるので、ストレスフリーでいられます。
家にあると思っている物が在庫切れであれば、やはり焦ったりイライラしたりします。
例えば、トイレットペーパーであれば、家にストックがあれば「助かる」と感じる方も多いでしょう。
思い立って、すぐに使えるのもメリットの一つです。
家に必要な物があると、困っている知人を助けるためにお裾分けできます。
例えば、食料品が品薄の時に、家に缶詰・レトルト食品などがあれば命の綱となります。
「助かった」「ありがとう」など感謝の言葉をかけられることも。
人との繋がりは持ちつ持たれつだからこそ、自分にできる精一杯のことが行えます。
買いだめ癖のデメリットは、やはりお金がかかることです。ストックが増えるごとに、懐が寂しくなります。
安かったからと、マスクを大量に購入しても、結局それほど使わなければ、かえって高くつくことが……。
やはり物を買い占めるほど、予想外の出費につながりやすいです。
たくさん物をストックしておくほど、収納スペースが狭くなります。物に場所を取られて、足の踏み場もなくなることが……。
場合によっては、一室分、物のストックの置き場所となることもあります。次第に、目につくだけでイライラするなど健康に悪い状態となることもあるので注意。
食品の場合、物が増える分だけ、賞味期限が切れていないかなど、確認するポイントが増えるのでストレスとなります。
買いだめすると、本当に必要な人の元に物が届かなくなるので、世間から風当たりが冷たいのが現状。
やみくもに人に話すと、冷たい目を向けられます。
自分のことしか考えていないと「自己中」のレッテルを貼られることも……。
買いだめのしすぎには、気をつけた方が良いかもしれません。
買いだめ癖を直したいなら、どのような対策を取るのが良いのでしょうか。以下、4つのポイントについてご紹介します。
多かれ少なかれ、買いだめした時の失敗談は誰しもあることでしょう。
今一度、振り返ると戒めになります。
例えば、レトルト食品を買いだめした時に、後日、同じものばかり食べる羽目になり、結局嫌いになったケースなどです。
ストック買いしたところを知り合いに見られて、恥ずかしかったなども失敗談の一つとなります。
何も用がない時は、スーパーに行かないことも鉄則。
「暇だから」「何となく」が理由で足を運ぶと、買う予定のない品物まで手に取りやすくなります。
いつもより安いからと、ストック買いにもつながりやすいです。
買いだめ癖を通して、自分は何に怯えているのか、不安と向き合うことも大切です。
未来に対して漠然とした不安を抱いていて気を紛らわすために、物のストック買いに走っている可能性があります。
他にも、人間関係が上手くいっておらず、誰にも頼らずに生きるために物に固執しているケースもあります。
何に不安を感じているのか本質を突き止めた上で、今するべきことと向き合っていきましょう。
不安が解消すると、買いだめ癖も自然に直る場合があります。
暇な時間があると不安になることも多く、気を紛らわせるために、買い物にハマることがあります。
そのため、夢中になれる趣味を見つける方法もおすすめ。
例えば、編み物であれば手を動かしながら黙々と集中できるので、良い気分転換になります。他にも、映画鑑賞、読書、カラオケ、スポーツ、ドライブ、イベント巡り、旅行などが挙げられます。
今に集中できる、自分に合った趣味を複数見つけて、生活の質を向上させていきましょう。
買いだめ癖があるのは、不安な気持ちを抱えているからということがあります。
必要以上に物を買ってしまう場合は、対策を考えた方が良いかもしれません。
物を買う時に「これは、今の自分に必要な物か」と今一度、考える癖を持ちましょう。
不安の本質と向き合い、少しずつ解消を目指していくと、自然と買いだめ癖も直ることがあります。
Written by 森野有