大人になると友達は減る? 友達がいない人の特徴や男女ともに友達が減る原因を解説

「自分は友達が少ないんだよね」とか、「私って友達いないなぁ」なんて思ったことはありますか? たくさんの友達に囲まれて楽しそうに過ごしている人をみると、「いいな」なんて寂しくなったり孤独を感じたりする人もいるかもしれませんね。

でも、友達は数ではないので、悲観視する必要はありません。今回は、友達がいない人の特徴や、大人になるにつれて友達が減ってしまう原因をご紹介します。

友達がいない人の特徴って?

友達がいない人の特徴って?

そもそも、友達がいない人とはどのような人のことを言うのでしょうか? まずは友達がいない人の特徴を見ていきましょう。

無口

無口な人は、相手も何を話していいかわからずに遠ざかってしまう傾向があります。無口といっても、仲には一定の距離感を図れるまで自分から話すことができず悩んでいる人もいるかもしれません。

しかし、話しかけても無口で会話が広がらないと、相手は「私は嫌われているのかも」と誤解してしまう可能性があります。

一緒にいても楽しそうには見えないので、誰かといるより1人で過ごしたいのかなと気を遣われ、最後は1人で過ごすことになりやすいです。

人との関わりに苦手意識がある

人との関わりに苦手意識を持っている人も、友達が少ないことが多いです。こちらのタイプなら、本当は友達と仲良くしたいし、一緒にいたいと思い悩んでいるでしょう。

これまでの経験や何らかの理由で、コミュニケーションに苦手意識を持っていると自分の中で葛藤があり辛い思いをしていることも多いです。

本人も本当は友達が欲しいと思っていてわかっているものの、「裏切られるかもしれない」「嫌われたらどうしよう」とネガティブに考え、自然と距離を取るようになってしまいます。

自己肯定感が低い

「どうせ私は」「私なんか」というように、自分を卑下することが多い人は自己肯定感が低いです。

最初は周囲の人も「そんなことないよ」と慰めてくれますが、度が過ぎると一緒にいても暗い気持ちになってしまい、せっかく仲良くなった友達だって離れていってしまうことがあります。

自分が思っているよりも、周囲は気にしていないことがほとんどです。周りから見たらよくあることだったり、たいしたことでなかったりする場合も多いですが、本人はそれがわかっていません。

自分とは異なる価値観を受け入れられない

友達がいない人は、自分の考えや価値観と異なる言動を取る人に心を閉ざしてしまう特徴があります。意見が少しでも食い違うと、自分とは合わないと即座に決めつけて距離を取ろうとするのです。

型にはまった常識や固定観念にとらわれ過ぎているタイプは、特に勝手に友達になれる人の条件を狭めている可能性があります。自ら壁を作っていては友達が増えることはありません。

気を遣いすぎて疲れてしまう

気を遣いすぎて疲れてしまう

優しすぎるあまり、人に気を遣いすぎてしまう人も友達がいない傾向にあります。

相手にどう思われるか、傷つけないかということばかりが気になり、思うように自分の気持ちを表現できずうまくコミュニケーションが取れません。

たとえ友達と遊びに行っても、気を遣い過ぎて帰宅した途端人一倍疲れてしまうこともあるでしょう。

毎回気疲れしているせいか、徐々に出かけることさえ億劫になり人付き合いに対して消極的になってしまう人も多いです。

マウント発言が多い

恋人の有無や年収、学歴や既婚かどうかなど、他人の肩書ばかりを気にして勝手に優劣をつけていませんか?

自分と比較して劣っていると判断した途端、マウント発言で攻撃しているなら、周りに友達はいなくなってしまうでしょう。

承認欲求を満たすためにマウントを取りたがっていると、相手の本質を読み取ることができず上手なコミュニケーションは取れません。

また、馬鹿にされていると分かればせっかく近づいてきてくれた人も付き合いたくないと思うように。見ている周りも嫌な気持ちになり距離を取ろうとしてきます。

1人が好き

ネガティブな特徴だけでなく、単純に1人でいるのが好きという理由もあります。例えば、没頭できる趣味がある人や、1人でなんでもできちゃう人なんかはこれに該当します。

自分1人でも楽しめるような何かがあれば、たとえ友達がいなくても満足してしまうのです。

恋人を優先する

「友達より恋人!」なんて思っている人は少なくないですよね。恋人のことが大好きで、常に一緒にいたいと思っている人は、その分友達付き合いが希薄になりがちです。

友達と過ごすよりも、恋人と過ごせればいいと思っているならそのままでももちろんOK。しかし、彼の予定が空いていない日だけ友達と会おうとしているなら、利用されていると周りに思われてしまうので要注意です。。

最初は、都合が合うように友達も調整してくれるかもしれませんが、徐々に誘われなくなるように。優先順位が低いことが相手に伝われば、向こうからも大切にされなくなります。

このように、友達がいない人にはいくつか共通している特徴があります。ただ、前半と後半の大きな違いは、友達がいないことに対してどう思っているかです。

1人が好きな人や、恋人を優先しがちな人は、友達がいないことを苦に思っていないことがわかります。

大人になると友達が減る原因

大人になると友達が減る原因

上記でご紹介した「友達がいない人の特徴」に当てはまらない人でも、実は年齢とともに友達が減ってきたと寂しい気持ちになっている人は多いようです。

では、なぜ大人になると友達がいなくなってしまうのでしょうか?原因をご紹介します。

友達をつくるコミュニティが無くなる

毎日顔を合わせていた“学校”というコミュニティが無くなると、自然に人間関係を取捨選択するようになります。

学生時代は、合わないと感じながらも小さな世界を楽しむために何となく付き合っていた人もいたでしょう。また、複数人で出かけるときしか会わないような浅い間柄の友達も多かったのではないでしょうか?

しかし、大人になれば、忙しくなり多くの友達に時間を割く余裕が物理的に無くなります。特別関係を続けたいと思う友達でなければ、自然消滅のように疎遠になっていくでしょう。

社会人になるとドライな関係が好まれる

人間関係がドライになるのも、大人になって友達ができづらくなる大きな要因です。

学生時代は、深入りしすぎて喧嘩になってしまうこともあったかもしれません。しかし、社会人になると、お互いのプライベートにはあまり干渉しない方が無難とされるように。

特に職場では、必要以上に距離を縮めようとするとハラスメント扱いされることもあるので要注意! 自然と当り障りのない会話が増え、なかなか友達まで発展しづらくなります。

結婚に関する価値観の相違

女性が悩みやすい友達が減る大きな転機は、「結婚」です。人によって結婚するタイミングや価値観はそれぞれ。

パートナーができたことで、独身のときとは異なり自由に遊びに出かけることが難しくなる人もいるでしょう。

また、結婚によってライフステージが変わったことで、今まで仲が良かったはずの友達と話が合わないと感じることもあるかもしれません。

お互いに気を使い合っているうちに誘いづらくなり、徐々に友達関係ではなくなっていくパターンが良くあります。

生活環境が変わる

社会人は、転勤や家族の都合で、地元や学生時代に住んでいた街を離れることもあります。

これまでは、気軽に飲みに出かけていた友達だって、住む環境が変わってしまえば会うのも一苦労になってしまうでしょう。

忙しい仕事をしていれば、友達のために割く時間が激減してしまうことも。都合が合わない日々が続くと、相手も気軽に誘いづらくなって会う機会が徐々に無くなっていくでしょう。

純粋な気持ちで付き合いづらくなる

学生時代は、1人の人間として友達作りに専念することができていたかもしれません。

しかし、家族や社会的にステータスを持つと、あらゆる面で気にすることが増え純粋な気持ちで相手を見ることができなくなってしまう場合が多いです。

たとえば、職場で上司にあたる人にいくらプライベートだからとフランクに接することは難しいでしょう。

他にも、子供を通じて仲良くなったママ友や夫の仕事関係の人であれば、失礼のないよう気を使うことが多いはずです。

浅く気を使う関係は、頻繁に会うとかえってストレスや気疲れの原因になりがちです。お互いが必要以上に関わろうとしないため、友達までにはなかなか発展しません。

大人になって友達が減るのは、結婚や仕事によりそれぞれのライフスタイルががらりと変わってしまうことが原因です。

子育てや家事、転勤などと上手く付き合いながらその時々に合わせた人間関係を楽しめるかどうかが友達を減らさないコツなのかもしれませんね!

実は孤独じゃない! 大切なのは人生を楽しんでいるかどうか

純粋な気持ちで付き合いづらくなる

「友達」の定義は、人によって設定している基準が違います。例えば、頻繁に遊びに行ったり相談できたりする関係を指すのか、同じ趣味や似たような価値観を持つ間柄を友達と呼ぶのか、考え方は色々ですよね。

では、友達の数についてはどう思うでしょうか?

やはり、友達は多ければ多いほど華やかに感じるでしょうが、実際、友達はたくさんいた方が嬉しいと感じる人もいれば、1人いれば十分だと思っている人もいます。価値観は人それぞれでどちらも間違いではないでしょう。

何でも話せて、信頼できる友達の存在は、人生で何度でも出会えるものではないですし、かけがえのない素晴らしいものですよね。

もし1人でもそんな存在がいるなら、人間関係に恵まれたと捉えてずっと大切にしていくことが日常を充実させる重要なポイントです。

大切なのは、友達はいるかいないか・友達の数が多いか少ないかが基準なのではなく、自分が楽しく過ごせているかどうかです。

たとえ友達がいないとしても、趣味や家族など自分を幸せにしてくれる何かがあるならOK。友達がいないことがダメだなんてことはありません。

もし人間関係で悩んでいる人なら、自分なりに納得のいく形で過ごせているかどうか考えてみましょう。いくら友達が多くても、無理して関係構築を維持しているのでは意味がありません。

なんとなく合わないと感じたのなら、むやみに友達関係を続けようとせず、楽だと思える相手を大切にしましょう。

自分と価値観や好みなどが合う人が周りにいて、素直に仲良くなりたいと思えるなら友達になれるよう行動してみれば良いのです。

自分が満足できるような「心地良さ」を追求していくことで、毎日が楽しくなりますよ。友達がいてもいなくても、充実した日々を送ることができれば、もっとたくさんの友達ができた方がいいと焦ることもなくなります。

「人生は楽しんだもん勝ち」という言葉があるように、大人になれば、自分がワクワクするようなことを突き詰めればいいのです。楽しい日々を過ごせるようにどんなことに興味があるのか、本心と向き合ってみましょう。

その延長線上に、自分と感情を分かち合える人の存在がいるなら、その人こそ自分の本当の友達なのかもしれません。

おわりに

純粋な気持ちで付き合いづらくなる

今回は、友達がいない人の特徴や大人になるにつれて友達が減ってしまう原因についてまとめましたが、心当たりのあるものは見つかりましたか?

友達がいない理由は必ずあります。ですが、それは決して悪いことではありません。友達がいない・数が少ないではなく、自分の人生を楽しめているかどうかに着目しなければなりません。

自分にとって友達の定義は何なのか、友達の関係はどういうものなのか考え、今の自分に大切なものは何なのか考えるきっかけにしてみましょう。

また、子育てや仕事にひと段落した40代以上の方の中には、友達がいないことを悩んでいるかもしれません。しかし男女ともに年齢を重ねるにつれて友達は減っていくものです。

もっと人生を謳歌したいなら、趣味や習い事など個人で付き合える関係性を持てるコミュニティに参加してみるのもおすすめですよ。

Written by 早紀

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