メンヘラと聞くと、女性を思い浮かべる人が多いのでは? しかし実際のところ、男性にもかなりの数のメンヘラが存在します。女性のメンヘラ同様、扱いが非常に難しいため、彼氏にするととんでもなく苦労する可能性も。当記事では、メンヘラ男の特徴と、実際にあったエピソードを紹介します。
まずはメンヘラ男の特徴を紹介します。気になる男性にこんな言動が見られたら、注意した方が良いでしょう。
連絡がマメな男性って、モテると言われますよね。確かに女子にとって、マメに連絡を返してくれる男性はポイント高め。しかしこれが、メンヘラであるが故のマメさの場合もあるので要注意です。
メンヘラ男性は、好きな子とは24時間いつだってつながっていたいという強い欲求を持っています。そのため常にスマホを肌見放さず持ち、気になる子からのLINEには秒で返す。こうした即レスマインドがしみついています。
ビジネスシーンにおいて、レスポンスの速さは美徳とされることが多いです。しかしプライベートにおいては、必ずしも即レスがベストとは限りません。
常に即レスする人は、相手にも同じように求めます。息苦しくなることもあるでしょう。
マメな連絡に疲れ、あえてこちらからの返信を遅らせることもあるでしょう。終わりなきLINEのラリーは、良いときは良いがそうでないときはこの上なくうんざりする、水物のようなものですから。
ところがメンヘラ男性は、既読スルーもなんのその。「おーい」「俺、何かした?」「返事ほしいな」などと追い打ちをかけてきます。
「おーい」と返信を催促する程度ならまだかわいいものですが、度を越すとそれが怒りに変わり、攻撃性をはらむ場合も。注意が必要です。
メンヘラは長文ポエムも大好き。かくいう筆者もかつては中二病をこじらせ、ポエマーだった時期もあります。多少のポエムは大目に見てほしい、というのが正直なところです。
しかし、相手に無理やり送りつけて「読め!」と強制するポエムはいただけません。せいぜいSNSにそっと流す程度の、まるでボトルメールのようなポエムであれば許容範囲ではないでしょうか(個人の感想です)。
LINEという短いテンポでメッセージを送り合うツールにおいて、突然の長文が相手にどれほどの脅威を与えるか。そういった想像力が不足していることが予想されます。
また、自分の言いたいことをガーッと勢い任せに言う、ひとりよがりな性格とも言えそうです。
メンヘラ男性は重度の寂しがりやであることが多く、寂しさを軽減するために構ってちゃんである場合がほとんどです。しかも、自分が一番でなければ気が済みません。
恋人が自分以外の何かを優先させると、自分を軽く見られたと感じて怒ったり、過度に悲しんで見せたりします。
感情の波が激しく、つい先程までご機嫌だったのに急に怒ったり、落ち込んだりと振り回されます。感情が切り替わるスイッチがどこにあるのかも分かりにくく、メンヘラ男性の周りにいる人は彼の一挙一動に振り回される羽目になります。
自己肯定感が低く、基本的に自分に自信がありません。「どうせ俺なんて」というネガティブ思考が根底にあります。
日常会話のなかにもそうしたネガティブ発言が多く、また「そんなことないよ」と励まされても、それを受け止めることができません。自分を下げて相手を過剰に持ち上げる話し方をする場合もあり、会話していて疲れます。
筆者は過去にモラハラ男性と交際していました。モラハラとメンヘラは表裏一体で、彼もまたモラハラとメンヘラを両刀使いしているフシがありました。
彼は自分の自由になる時間はすべて筆者と一緒にいたい、時間を共有したいというタイプで、こちらの都合を一切考慮してくれませんでした。
例えば家族や友達と約束をすれば、「俺をないがしろにするのか」とか真面目な顔して言うんです。また、筆者は家庭の都合でアルバイトをしなければいけなかったのですが、それも彼にとっては許せないことでした。
あるバイトの日、彼が一通のメールを送りつけてきました。あ、当時はLINEなんてないので、メールです。そこには「お前が来てくれないなら、俺、車に轢かれて死ぬから」と書かれています。
まだ10代だった筆者は、それはそれは慌てました。もちろん、本気だとは思っていません。言うことを聞かせるための戯言だろうとわかってはいるのです。でも、もし。万が一にも本当にそんなことになったら? こんなに寝覚めが悪いことはありません。結果的に筆者は、彼の言うことを聞いてしまいました。嫌な記憶です。
メンヘラといえば女性のイメージが大きいかもしれませんが、そうとは限りません。男性にだって、メンヘラは存在します。また性別によらず、メンヘラはモラハラ、つまり攻撃性と表裏一体の側面を持っています。近づくと、大きな被害をこうむる可能性もあり、大変危険です。
「メンヘラっぽいな」と感じる特徴が見られる相手とは、ほどよい距離を保つことをおすすめします。
Written by 七尾なお