あなたの周りにも、周囲の雰囲気を悪くする・人間関係をギクシャクさせてしまう人はいませんか?
「どうしてそんなことを言うの?」「みんな頑張っているのになぜあなたはそうなの?」こういう人がいるとそれだけでストレスが溜まってしまいますし、本人は周囲をかき乱しているという実感がないことがほとんどです。
今回は、人間関係を壊してしまう人の特徴や、その対処法をご紹介します。
まずは、人間関係を壊してしまう人にはどのような特徴があるのかみていきましょう。
相手の立場を考えず、自分のことだけを考えている自分勝手な人は確実に人間関係を壊す人でしょう。
もちろん誰にでも自分本位な一面はあるものですが、ここで言うのは“自分が思っている正しさを他人に押し付ける”といった、自分の軸でしか物事を考えられない人です。
たとえばみんなで食事をする場所を決める際、「〇〇は嫌いだから別のお店にしよう」と自分の意見を押し通す人は要注意。誰もが同じ意見とは限らないのに、自分がそうと思ったらそれ以外認められないのです。
プライドが高い人は、絶対に自分が正しいと思っているので自分の意見を曲げようとしません。
たとえそれが職場での方針だとしても、「私は〇〇が正しいと思うので反対です」というように折り合いをつけようとしないのです。
結果的にそれが間違っていた場合でも、プライドが傷ついたと非難したり、誰かに責任を押し付けようとしたりするのもこのタイプの特徴です。
任された事柄に対し、責任を持って対処しない人も要注意です。
たとえば、友人同士で「〇月〇日に⬜⬜へ行こう」と旅行の計画を立てていたとします。みんなでそれぞれ役割分担をして、宿泊先を決める人・食事する場所を決める人・観光先を決める人と振り分けたにも関わらず、やる気がなく行動しようとしない人です。
このタイプは仕事でも遅刻をしたり、気分が乗らないからと平気で休んだりします。
何かにつけて愚痴や文句が多い人は、周囲から悪い印象を持たれます。
愚痴に共感できるかどうかは、当然ながら人によって違いますよね。空気を読んで、その場では仕方なく意見を合わせていたという経験を持つ人も多いのではないでしょうか?
愚痴や文句は聞いているだけでもストレスが溜まるので、こういう人はできるだけ避けた方がよいでしょう。
では、周囲をかき乱す人にはどのように対処したらよいのでしょうか?
友人関係であれば、もしかしたら既に周りと協力しているかもしれませんが、職場でもこの方法を実践することをおすすめします。
自分一人では対処できないケースでも、周りが味方でいてくれれば心強いですし、時には反論することもできるでしょう。「困っている人がいる」という事実を伝えても、その意見があなただけだと「ただ嫌味を言われただけ」に留まってしまいますから。
人間関係を壊す人に対しては否定的な感情を抱きがちです。しかし、相手を否定ばかりするのではなく、「認める」気持ちも大切なのです。
認めるといっても、何もかもすべてを受け止めなければいけないというわけではありません。「あなたの気持ちもわかるけど、今はこうしたらいいんじゃないかな?」というように、まずは相手の言動を認めた上で、どうするのがベターかを提案するのです。
相手のプライドを傷つけることなくこちらの意見を伝えられるので、ストレス軽減につながるでしょう。
難しいかもしれませんが、なるべく気にしないようにするのも一つの方法です。
どんなにその人に変わってもらおうとしたところで、それがうまくいくとは限りません。それならば、他人をコントロールするよりもモヤモヤしている自分を変えてしまえばいいのです。何事も自分の考え方一つ、そうすれば気持ちも楽になりますよ。
人間関係を壊してしまう人は、自分軸のみで物事を考え行動する傾向があります。本人はそれが正しいと思っているので、周りに迷惑をかけている現実に気付くことも難しいでしょう。
もし身近に思い当たる人がいたら「周りを味方につける・認める・気にしない」この3つを念頭に置いて、できるだけストレスのないように行動できるよう心がけてみてください。
相手に変わってほしいという思いから、自分が変わってみようという気持ちに徐々に移行していけるといいですね。
Written by 早紀