お料理が上手になりたいと思っている女子は、きっと多いと思います。
今回は、料理上手になるためのすごく簡単なコツをお伝えします。
さっそくご紹介しましょう!
料理が下手な女子って、料理に時間がかかる傾向にあります。丁寧に、迷い迷いやっていれば、当然、時間がどんどん過ぎていきますよね。
たとえば炒め物を作るとき、いろんな食材を炒めるのに時間がかかると……食材から水分が出ます。味見をすると味が薄く感じられます。だから調味料を加えます。この段階でフライパンの中の食材の温度はかなり高いので、調味料を入れても入れても、味が薄く感じられます。
結果、出来上がった炒め物は、超濃い味になります。
「味が薄いかな」と思っても、もうそれで完成にしちゃえばいいのです。薄味は、食べるときに塩コショウをすれば濃くできますが、濃い炒め物から塩コショウを抜くなんて、神様でもできないのです。
どんな料理にだって「味のベース」があります。
和食だと、一般的には出汁(だし)がベースになります。出汁のない味噌汁って、飲んでいて「しっくりこない」でしょ?
洋食なら、たいていブイヨン(スーパーで売っています)とかコンソメなど。このベースの味をまず知っておくことです。
ほぼすべてのレシピには「食材とベースの味付け」が載っています。
つまり料理って、1:食材を切る 2:食材に火を通すときにベースの味をつける 3:塩コショウで味を調える。これだけのことなんです。
男子って、凝りに凝った女子っぽい料理より「生姜焼き」とか「カレー」とか、そういう、いわば定食屋のメニューが大好きです。
定食屋のメニューを、そうですね……4品くらい作れるようになると、わりと「料理上手っぽく」見られます。
料理が超下手な女子って、とにかく食材を切るのに時間がかかります。
「切る」は、訓練で速くなります。たくさん切りましょう。
「いちょう切り」など、いろんな切り方がありますが、そんなこと、どうでもいいのです。
「どう切るか」というのは、自分がそのお料理で「なにを表現したいか」によって決めるといいのです。
見ているだけでホッとするポトフを作りたいと思えば、大きなジャガイモなんて3つか4つにザクッと切ってしまえばいいのです。小さなジャガイモは、切らなくてもいいのです。
賢い女子は料理も手早い。これはこの世の真実です。
賢いというのは、1:今自分がなにをやっているのかわかっている 2:次に自分がなにをすべきなのかがわかっている ということです。これがわかると、お湯をわかしながら食材を切るとか、炒め物をしながら洗い物ができたりします。自分がなにをやっているのか、絶えず知る努力をすればいいのです。
ほかに料理上手になる方法があるとすれば、それは「レシピをあまり過信しないこと」です。
以前、ある著名なシェフにお話をうかがったところ「レシピ通り作ってちゃんとした料理ができるのであれば、おれたちシェフは苦労しない」と言っていました。
たとえばレシピの「塩コショウ少々」の「少々」のさじ加減、これが「美味い・マズイ」を決めるそうです。が、それは職人技なんだそうです。
レシピは「料理全体の流れ」を知るものであり、あとのことは「勘」を働かせつつ、食材や火や水と格闘するしかないのです。
がんばって格闘してください。
Written by ひとみしょう