素朴な疑問……運命は変えられない or 変えられる?

4月に入りました! 新年度のスタートです。お正月に、「今年こそ、運命の相手と結ばれるぞ!」と意気込んだものの、3ヶ月間何ら発展がなかった人にとっては、ふんどしを締め直す好機です。というわけで4月は、運命の相手と結ばれる方法を、占い師でもある筆者からご紹介させて頂きます。よろしくお付き合いくださいませ。

そもそも「運命」とは何ぞや?

「運命の相手と結ばれる方法」を語る前に! そもそも「運命」というものは何なのか、その部分から追及していきましょう。筆者愛用の国語辞典によると、運命とは「人間の力に関係なく、人に幸・不幸を与えたりする力。めぐり合わせ。生まれ合わせ。運。宿命」なんですって。恐れ多くも国語辞典サマにツッコミを入れさせて頂きますが、ちょっと違うと思うんですよね。国語辞典サマの解釈に則ると、「幸せも不幸も、すでに決まっており、人間の力ではどうすることもできない」ってことになります。

変えられないのは「宿命」のほう

とんでもない! 運命は変えられます。変えられないのは、「宿命」です。たとえば、日本に生まれた……これは宿命です。変えることはできません。そりゃ、諸手続きをクリアすれば、国籍を変えることは可能です。現に、国籍変更するスポーツ選手は、決して珍しくないですからね。ですが、国籍を変えたからといって、オギャーと産まれたときに日本国籍だった事実は変えられません。これが宿命です。

なので、国語辞典サマに歯向かう気持ちは1ミリもないのですが、運命と宿命は別物なのです。似ているようで違う……そうめんと冷や麦のようなものですよ。

欲しかったワンピースと「運命の出会い」をしたとしても……

宿命の話はこれくらいにして、いよいよ本題です。運命とは何なのでしょうか? 

例を挙げましょう。「こういう色で、こういうデザインのワンピースが、これくらいの価格帯で欲しいなぁ」と思っていた矢先、たまたま立ち寄った洋服屋さんで、ドンピシャのワンピが売られていたとしましょう。しかも、最後の一点! 「私がこのワンピに出会ったのは運命だ!」という解釈で正解です。肝心なのはここから。欲しかったワンピと運命の出会いをしても、買うか買わないか決めるのは自分次第です。そういう意味で、運命は変わるのです。

運命は変わるし、変えられる

また、「私がこのワンピに出会ったのは運命だ!」と興奮している矢先、横からスッと手が伸びてきて、別のお客さんがレジに持って行こうとした瞬間! 「そのワンピ、私も欲しいと思っていたんです」と交渉するかしないかで、運命は変わってきます。直談判が難しい場合でも、店員さんに、「あのワンピって在庫あればお取り寄せしたいんですけど」と訊ねることでも、運は開けていきます。

おわりに

いま現在……というか、これまで素敵な恋愛に恵まれず、「自分は非モテの運命なのだ」と投げやりになっているそこのアナタ! 運命は変わるし、変えられます。ね、そう思うと、ちょっと勇気が湧いてきたでしょ? 次週は、「運命の変え方」についてお話させて頂きますね。

written by 菊池美佳子

Photo by knittygurl

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