親のしつけは大人になって表れる…育ちの良さが出る5つの行動

育ちの良さは、言葉づかいや服装よりも、何気ない動作のひとつひとつに表れるものです。子どもの頃に親から教わったしつけは、大人になってからこそ、ふとした場面で周りの目にとまります。今回は、育ちの良さがわかる大人の行動と、今からでも身につけられる習慣を紹介します。

育ちの良さがわかる大人の5つの行動

食事のあと、箸をそろえて「ごちそうさまでした」と言う

育ちの良さが最も表れやすいのは、食事の場面と言えます。食べ終わったあとに箸を箸置きにそろえ、お店を出るときには店員さんにも「ごちそうさまでした」とひと言添えます。どれも小さな動作ですが、こうした習慣は幼い頃の食卓で繰り返し教わってきたものでしょう。

一緒に食事をした相手は、意外なほどこうした所作を見ています。

脱いだ靴をそろえて、玄関の端に寄せる

友人宅や和食店のお座敷に上がるとき、脱いだ靴をそろえて端に寄せる人は、育ちの良さを感じさせます。靴を脱いだら正面を向いたまま上がり、そのあと軽く膝をついて向きを直すのが、昔から伝わる作法です。

後から来る人が靴を脱ぎやすいように、という気づかいが自然と身についている証拠とも言えます。反対に、靴を脱ぎ散らかしたまま上がると、それだけで雑な印象を持たれてしまうこともあるため注意が必要です。

物を渡すとき、相手が受け取りやすい向きにする

人に物を渡す動作にも、育ちの良さは表れます。私が新入社員だった頃、先輩にハサミを借りたところ、刃を自分のほうに向けて持ち手をこちらに差し出してくれました。何でもない動作でしたが、その丁寧さが今でも印象に残っています。

書類なら文字を相手の向きに、ペンならキャップを外して持ちやすい向きに。両手で渡す習慣まで含めて、相手の立場で考えるしつけを受けてきたことが伝わる行動です。

ドアを開けたら、後ろの人のために少し押さえておく

育ちの良さがわかる行動として、ドアの扱い方も挙げられます。お店やビルの入り口で、後ろに人がいるときは手を離さず、相手が手を添えるまで押さえておくのです。

自分が通り過ぎたあとの人のことまで気を配れるのは、周りを見る習慣が身についているからかもしれません。重いガラス扉では、この気づかいが後ろの人のけがを防ぐことにもつながります。

借りたものは、少しきれいにして返す

人から何かを借りたときの返し方にも、育ちの良さがにじみます。急な雨で借りた傘は乾かしてきちんと畳み、「ありがとう、本当に助かりました」とお礼を添えて返します。読み終えた本なら、付箋を外してから返すといった具合です。

「借りたときよりもよい状態で返しなさい」と教わってきた人も多いのではないでしょうか。

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今からでも育ちの良さを身につけるためにできること

動作の終わりを丁寧にする

育ちの良さを感じさせる人に共通するのは、動作の終わりが丁寧なことです。ドアは最後まで手を添えて閉め、グラスやスマホをテーブルに置くときは音を立てず、席を立ったら椅子を戻します。

どれも特別な知識は必要ありません。「最後のひと手間」を意識するだけで、全体の印象がぐっと落ち着いて見えるはずです。急いでいるときほど動作が雑になりやすいので、忙しい朝こそ意識してみてください。

所作がきれいだと感じた人を、1つずつ真似をする

身近に「この人、所作がきれいだな」と感じる人がいたら、その人の動きをよく観察してみてください。名刺の受け取り方、バッグの置き方、お茶を出されたときのお礼の言い方など、真似できることは意外と多いものです。

一度にすべてを取り入れようとせず、1か月に1つずつ自分のものにしていくと、無理なく身につきます。

「すみません」を「ありがとうございます」に言い換える

エレベーターのボタンを押してもらったときや、落とし物を拾ってもらったとき、つい「すみません」と言ってしまいがちです。こうした場面を「ありがとうございます」に言い換えるだけで、受け取る側の印象は明るく変わります。

感謝の言葉が自然に出てくる人は、それだけで品のある大人として見られるものです。

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育ちの良さは、今日からでも育てていける

育ちの良さは、生まれた家庭だけで決まるものではありません。子どもの頃に教わらなかったことでも、大人になってから意識して続ければ、少しずつ自分の所作として定着していきます。

まずは次の食事のとき、箸をそろえて「ごちそうさまでした」と口にするところから始めてみてください。

Written by 有紗

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