「それ、私のせいじゃないし」——恋人や友人の何気ない一言に、思わずモヤッとした経験はきっと誰にでもあるはず……。今回は、精神年齢が低いと言われる人に共通する特徴と、そうした相手との上手な付き合い方を紹介します。
精神年齢が低い人は待ち合わせに遅れても、約束を忘れていても、「別に俺は悪くない」「そっちが早く言わなかったのが悪い」と、まず自分を守る言葉が先に出てきます。素直に「ごめん」と言えず、原因を相手や状況に押し付けてしまうのが、精神年齢の低い人によく見られる口癖です。
謝ることを「負け」だと感じているような節があり、関係が長くなるほどこの癖はエスカレートしていきます。指摘されても「そんなつもりじゃなかった」で済ませ、話をそこで打ち切ろうとするのも特徴のひとつです。
精神年齢が低い人は機嫌がいいときはやたら優しいのに、少しでも思い通りにいかないと急に無口になったり、返事がそっけなくなったりする……。LINEの既読がついているのに返信が止まる、質問への答えが「別に」「普通」の一言で終わるなど、態度で不機嫌を伝えてくるパターンが目立つんですよね。
気分の波を隠す努力をしないので、周りは「今日は何のスイッチが入ったんだろう」と顔色をうかがうはめになります。感情のコントロールを他人任せにしているような状態で、一緒にいる側が疲れてしまうポイントです。
精神年齢が低い人は面倒な連絡や手続き、体調の悪い友人へのお見舞いなど、少し労力のかかることに対して「めんどくさい」と口にして動こうとしません。実は以前、このタイプの知人に旅行の予約をお願いしたところ、「めんどくさいから適当でいいよね」と確認もなく安いプランを選ばれ、当日になって設備が全く足りていなかった……ということがありました。
自分の手間を減らすことが優先され、周囲への影響まで考えが及ばないのです。頼まれごとを後回しにした結果、期限ぎりぎりで周りに尻拭いをさせてしまうことも珍しくありません。
何かトラブルが起きたとき、精神年齢が低い人は「〇〇がこう言ったから」「あの時こうしてくれなかったから」と、原因を他人に押し付けます。
自分の判断や行動を振り返る前に、まず責任の所在を外に探してしまう……。仕事のミスでも「聞いてなかった」「誰も教えてくれなかった」が口癖になっていて、自分が確認を怠った可能性には触れません。こうした言い訳を重ねるうちに、周囲は次第に本音を話さなくなっていきます。
「この人といて自分にメリットがあるか」を無意識に測っていて、奢ってもらえる、頼み事を聞いてもらえるといった条件で人付き合いの濃淡を決めがちなのも精神年齢が低い人の特徴です。
困っている友人には連絡を返さないのに、自分が困ったときだけ「今度ご飯行かない?」と連絡してくるようなちぐはぐさも、このタイプに共通する特徴です。相手の予定や体調より、自分の得になるかどうかが会う基準になっているのです。
相手の子どもっぽい態度にこちらまで感情的になると、話がこじれるだけで終わってしまいます。まずは「今、機嫌が悪いだけかもしれない」と一呼吸置き、すぐに言い返さずに様子を見る、その場で結論を出そうとせずいったんトイレに立つ、電話を切って翌日話すなど物理的に距離を取るのも有効です。時間を置くことで、相手も冷静さを取り戻しやすくなります。
「あなたはいつもそう」と相手を主語にすると、責められたと感じて余計に意固地になりがちです。「私はこう感じた」「私はこうしてほしい」と自分の気持ちを主語にして伝えると、相手も防御的にならずに話を聞きやすくなります。
「謝ってほしい」ではなく「謝ってもらえると安心する」と言い換えるだけでも、伝わり方は変わってきます。
「いつかわかってくれるはず」と期待し続けると、変わらない相手にがっかりする回数が増えていきます。相手にすべてを求めるのではなく、金銭管理は任せない、大事な決断は自分主導で進めるなど、任せる範囲をあらかじめ線引きしておくと、心の負担はぐっと軽くなります。
イライラしたときに「めんどくさい」と口にしていないか、都合が悪いことを誰かのせいにしていないか。他人の行動を見て気づいたことは、自分自身を見直すきっかけにもなります。
忙しいときほど雑な返事をしていないか、一日の終わりに振り返ってみるだけでも変化は出てくるんですよね。相手にだけ求めるのではなく、自分の言動も一度点検してみると、関係の見え方が変わってくるはずです。
精神年齢の低さは、本人が気づかない限りすぐには変わりません。だからこそ、相手を変えようと躍起になるより、自分がどう距離を取るかを考えることが、心をすり減らさないための近道です。
今回紹介した特徴や対処法を参考に、自分にとって無理のない付き合い方を見つけてみてください。
Written by 紬(つむぎ)