長く付き合ってきた相手と縁を切ったあと、「私が我慢すればよかったのかな」と考えてしまうことがあるかもしれません。けれど、離れてから心が軽くなったのなら、その選択には理由があったはずです。今回は、縁を切って正解だったと言える「関わってはいけない人」の特徴と、縁を切ったあとに心を整える方法を紹介します。
関わってはいけない人の特徴として、まず挙げられるのが口の軽さです。信頼して打ち明けた夫婦の悩みや体調のことが、数日後には「ここだけの話なんだけど」と、共通の知人に伝わっていることがあります。
本人に悪気はなく、話題の中心にいたいという気持ちから口にしてしまうことも多いもの。それでも、秘密を守れない相手のそばでは、安心して本音を話すことができなくなってしまいます。
関わってはいけない人は、お金の貸し借りにもルーズな傾向があります。ランチ代の立て替えや数千円の借金を、「今月ちょっと厳しくて」「また今度ね」と先延ばしにし、そのままうやむやにしてしまいます。
金額が小さいと、催促するこちらのほうが気まずくなるもの。相手はその気まずさをわかったうえで、返さずに済ませているのかもしれません。お金の扱い方には、相手との関係をどれだけ大切にしているかが表れるのです。
関わってはいけない人の周りでは、いつも誰かが顔色をうかがっています。機嫌のいい日は冗談を言って笑っているのに、気分が乗らない日はLINEの返信もそっけなく、話しかけてもため息しか返ってきません。
こうした相手と一緒にいると、「今日は大丈夫かな」と常に気を張ることになります。相手の機嫌に合わせて行動を変えるうちに、自分の気持ちがどんどん後回しになってしまいます。
関わってはいけない人の中には、こちらの人間関係をかき回してくる人もいます。「あの人、あなたのこと悪く言ってたよ」と、本当かどうかわからない話を伝えてきて、周りの人への不信感をあおるのです。
その結果、相手以外に頼れる人がいないような状況がつくられていきます。一見親身に見える分、その影響に気づくまで時間がかかるのも厄介なところです。
関わってはいけない人は、トラブルが起きても自分の非を認めません。約束を破ったときでさえ、「でも、あなたも確認してくれなかったよね」と、責任をこちらに向けてくるのです。
私自身、以前の職場で、ミスが起きるたびに私のせいにする先輩がいました。最初は「私の伝え方が悪かったのかも」と自分を責めていたのですが、部署が変わって距離ができると、驚くほど肩の力が抜けていったのです。あのとき、自分がどれほど無理をしていたのか、離れてからようやく気づきました。
縁を切ったあとも、SNSで相手の投稿が目に入ると、そのたびに気持ちが揺れてしまいます。ミュートやフォロー解除、必要であればブロック機能を使って、目に入らない状態をつくりましょう。
「ブロックまでするのは大げさかな」とためらう人もいますが、自分の心を守るための操作です。相手に通知が届かないミュートから始めるだけでも、気持ちはずいぶん落ち着きます。
関わってはいけない人と長く過ごしていると、「悪いのは自分だったのでは」という思い込みが残りやすくなります。そんなときは、家族や事情を知らない別の友人に、起きたことをそのまま話してみてください。
第三者の「それはあなたのせいじゃないよ」という言葉は、自分ひとりで考えるよりもずっと説得力があります。話しながら出来事を順序立てることで、気持ちの整理もしやすくなるでしょう。
縁を切った相手の話は、共通の知人を通して耳に入ってくることがあります。そのとき、「最近どうしてるの?」と詳しく聞き返したくなっても、ぐっとこらえて「そうなんだ」で終わらせましょう。
近況を知るほど、相手のことを考える時間が増えてしまいます。せっかく離れた心の距離を、自分から縮めてしまわないことが大切です。
一度つらい関係を経験すると、次の人間関係にも慎重になるものです。新しく知り合った人と過ごすなかで「少し嫌だな」と感じたときは、「それはちょっと苦手かも」と早めに伝えてみてください。
小さな違和感を伝えたときの相手の反応を見れば、安心して付き合える人かどうかも見えてきます。
関わってはいけない人と縁を切るのは、決して冷たいことではありません。相手を変えることはできなくても、自分がどんな人と過ごすかは選べるのです。
離れてから心が軽くなったなら、それが答えだと考えてよいでしょう。罪悪感が顔を出した日は、今の穏やかな毎日を見つめ直してみてください。
Written by 佐和