最初は「なんていい人なんだろう」と思っていたのに、気づけば相手の言葉にモヤモヤしている……。人間関係でそんな経験をしたことがある人は、少なくないはずです。今回は、いつかあなたを傷つける人に見られる特徴と、傷つけられる前に自分を守るためにできることを紹介します。
いつかあなたを傷つける人は、会話の中に陰口が多いんです。「ここだけの話なんだけどさ、山田さんって……」と、その場にいない人の悪口を楽しそうに話します。
最初は「私には本音を話してくれている」とうれしく感じるかもしれません。でも、ほかの人の悪口を言う人は、あなたがいない場所であなたの話をしている可能性も高いんですよね。
いつかあなたを傷つける人によく見られるのが、相手によって態度を変える姿です。あなたにはにこやかなのに、店員さんには「早くしてくれる?」ときつい口調で話したり、注文の間違いに必要以上に怒ったりします。
立場が弱い相手への態度こそ、その人の素顔。今やさしくされているのは、あなたが「まだ気をつかう相手」だからという場合もあります。
「最近ちょっと丸くなった?」「もうおばさんだもんね」。いつかあなたを傷つける人は、こんなふうに見た目や年齢を笑いのネタにしてきます。
こちらが少しでも嫌な顔をすると、「冗談じゃん、本気にしないでよ」と返すのもお決まりのパターン。傷ついた側が悪いような空気をつくるのが、とても上手なんです。笑って流し続けると、相手は「何を言っても大丈夫な人」と受け取り、いじりはどんどんエスカレートしていきます。
いつかあなたを傷つける人の特徴として、誘いや頼みごとを断られたときの反応も挙げられます。「今日はやめておくね」と伝えただけで、「えー、ノリ悪いね」と不機嫌になったり、そのあと返信が素っ気なくなったりします。
こういう相手と付き合っていると、だんだん断ることそのものが怖くなってしまいます。あなたの「NO」を受け止められない人とは、対等な関係を築くのが難しいものです。
いつかあなたを傷つける人は、関係の始まりがとにかく急です。出会ってすぐに「こんなに話が合う人、初めて!」とあなたを持ち上げ、毎日のように連絡をしてきます。
私も以前、習い事で知り合った女性に、会って2回目で「親友になれそう」と言われたことがあります。最初はうれしかったのですが、そのうち「なんで昨日は返信くれなかったの?」と責められるように。ほかの人と仲良くすると不機嫌になり、結局、離れるまでにかなり時間がかかってしまいました。急に縮まる距離は、相手のペースに巻き込まれる入り口でもあります。
「なんか今の言い方、嫌だったな」と感じたら、その言葉をスマホのメモに残しておきましょう。
・「その服、若作りしすぎじゃない?」
・誘いを断ったら半日既読スルー
1回だけなら気のせいで済ませてしまう違和感も、並べてみると相手のクセが見えてきます。「私が気にしすぎなのかな」と自分を責めずに済むのも、記録しておくメリットです。
仲良くなりたい気持ちが強いと、家族の悩みや恋愛の話まで、早い段階で話してしまいがちです。でも、相手の人柄がわかるまでは、個人的な話は小出しにするくらいがちょうどいいです。
打ち明けた秘密は、関係がこじれたときに思わぬ形で広まることもあります。相手が誰かの秘密をどう扱っているかを見てから、話す内容を決めても遅くはありません。
「この人とは合わないかも」と感じたら、いきなり関係を断つのではなく、会う回数を少しずつ減らしていきましょう。誘いには「その日は予定があって」と返し、LINEの返信も急がなくてOKです。
急に連絡を絶つと、相手が感情的になって関係がこじれることがあります。ゆっくり距離を置くほうが、相手にも自分にも負担が少なく済みます。
相手のことで悩んだら、その人と共通の知り合いではない友人や家族に話を聞いてもらいましょう。「それ、普通に失礼だよ」と言ってもらえるだけで、自分の感覚がおかしくなかったと確認できます。
同じグループ内の人に相談すると、話が相手に伝わってしまうリスクも。利害関係のない人の目線は、冷静に距離を考える助けになります。
いつかあなたを傷つける人は、最初から悪い顔をして近づいてくるわけではありません。だからこそ、陰口や態度の差、冗談まじりのいじりといった小さな違和感を見逃さないことが大切です。
「なんか嫌だな」と感じた自分の気持ちを、まずは信じてあげてください。
Written by 早瀬ゆず