遊びや飲み会の誘いを断り、人とのつながりを最小限にする「人づきあいキャンセル界隈」。
気を遣いやすい方こそ、生きるために必要な選択の一つと言えます。
しかし、果たして、これで良いのかと不安になる方も多いでしょう。
今回は、人づきあいキャンセル界隈は生きていけるのか、押さえておきたいポイントについてご紹介します。
結論からいえば、人づきあいキャンセル界隈は生きていけます。
行きたくない集まりにおいて、自分の意思で断ることができている状態なので、むしろ自信にもつながっています。
しかし、むやみやたらに人づきあいを断っていると、気づいたらひとりぼっちになっていることが……。
一度のキャンセルならまだしも、何度も断る場合、「あいつは誘ってもこない」という認識をもたれ、声もかからなくなります。
生きていくためには、すべての人の誘いを断らないことがポイントとなります。
それでも疲れる人づきあいは、やめたいと感じる方も多いでしょう。
ここでは、孤独にならないために押さえておきたいポイントについてご紹介します。
人づきあいが面倒だからといって、すべての人からの誘いを、キャンセルしないことが大切です!
気疲れしやすい方こそ断ることに、最初、快感にも似た気持ちを覚えることがあります。
しかし、遊びや飲み会の誘いを問答無用に断ってばかりいると孤独になりやすいです。
キャンセルしたい衝動が湧き上がっても、思うがままに行動に移さないように気をつけましょう。
一度、立ち止まって考える冷静さが必要です。
何故、相手からの誘いを断りたいのか、理由を明確にする方法も、自分の気持ちがわかりやすいのでおすすめです。
「なんとなく」が理由であるほど、断った後も、そのことが頭から離れなくなります……。
例えば、「苦手な人がいる飲み会だから行きたくない」「人数合わせで呼ばれただけだからキャンセルしたい」と言語化できるレベルであればOK。
理由を明確にするほど、自分が選んだ行動にも責任を持ちやすくなります。
人づきあいをキャンセルしたいときは、角が立たない、優しい言い方で断ることが大切です。
場合によっては、「なら、また日を改めて誘おう」とも思ってもらえます。
例えば、「用事があって〜」「その日は都合がつかなくて〜」と理由を作って断る方法もおすすめ。
「つまんない飲み会だから行きたくない」と、相手に喧嘩を売るような言い方をするのはNG!
後先の人間関係のことも考えた上で、言葉遣いには気をつけていきましょう。
人づきあいをキャンセルしたくなるのも、我慢して人と関わっているからということがあります。
いつもニコニコしたままで、嫌われないようにと機嫌を伺う状態が続くと疲れます。
ある日を境に限界が来たとき、人間関係をリセットしたくもなるのも当然です。
「嫌われても良い」と覚悟を決めた時こそ、人と適度な距離を保つことができるようになります。
人づきあいキャンセル界隈が生きていくためには、安心できるコミュニティを見つけることが大切です。
刹那的な人とのつながりばかりを続けていると、一緒にいる相手を大切にすることができなくなります。
所属感があるコミュニティに身を置くほど、人からの誘いを断った時にも、罪悪感を抱きにくくなります。
安心できるコミュニティを見つけるためには、居心地が良いと感じる場所を見つけたら、何度か足を運ぶマメさが必要です。
見方を変えれば、自分も「誘いを断られる側」になることがある事実を、しっかり押さえていきましょう!
人間関係は持ちつ持たれつであることを意識するほど、誘いを断るのも慎重になります。
また、人にしたことは同じように返ってくることがあるのも忘れずに。
人づきあいキャンセル界隈にもどっぷり浸かっていると、人間関係をリセットすることにも罪悪感を抱きにくくなります……。
例えば、LINEをブロックすることにも躊躇いがなくなることが。
そういう方こそ、自分が寂しい時に「誰も側にいてくれない」と嘆くことがあります。
人間関係のリセットは最終手段として、他にできることがないか、今一度振り返ることが大切です。
人づきあいキャンセル界隈は生きていけます。しかし、何度も繰り返すと孤独になりやすいのも事実。
疲れているときは冷静な判断ができません。人間関係に疲れたときは、ストレスの元から離れて、休養を取ることが大切です。
重要な決断をするときは、気持ちに余裕がある状態で行うようにしましょう!
そうすると後悔することも少ないです。
Written by 森野有