間違えていたら恥ずかしい… 大人なら知っておきたいフレーズ6つ

知的な印象の人は、みんなと同じような言葉を使っていても、会話の中にポンと素敵なフレーズを交えているものです。

たった一言がその人の印象を決めます。

そこでここでは 大人なら知っておきたいフレーズについてご紹介します。

大人なら知っておきたいフレーズ6つ

「了解です」→「承知しました」

「了解です」→「承知しました」

「了解です」とはよく使われる言葉ですが、丁寧なようで実はカジュアルな返答です。

同期や同年代の人に対する返答としてはありですが、目上の人に対する答えとしてはふさわしいとは言えないでしょう。

何かを頼まれて返事をするのであれば「承知しました」と言うのが正解。「かしこまりました」よりもかしこまった感じがなく、どのようなシーンでも使うことができる、品ある言葉遣いです。

「後で」→「後ほど」

「後でご連絡します」と言うよりも、「後ほどご連絡いたします」と言う方が柔らかく丁寧に聞こえますよね。

「後で」も「後ほど」も同じ意味ですが、フレーズを変えるだけで印象が大きく変わります。

「すみません」→「ありがとうございます」

相手がしてくれたことに対して、何かにつけて「すみません」と言ってしまっていませんか。この「すみません」という言葉は、謝罪を表します。

謙遜する思いからついつい「すみません」と言ってしまいがちですが、謝る必要がないのに謝ることは、そもそも不自然なことです。

仕事でも、プライベートでも相手に何かをしてもらったときには、素直に「ありがとうございます」と相手の好意を受け取りましょう。「すみません」と言われるより「ありがとうございます」と言われる方がはるかに嬉しいものです。

さらに、いつも「ありがとうございます」と口にしている人の方がポジティブで明るい印象になりますよ。

 

「される」→「なさる」

「どうされましたか?」言うよりも、「どうなさいましたか?」と聞かれる方が柔らかく丁寧な印象を受けませんか。

もちろん「〜される」と言う日本語も間違ってはいませんが、受け身と言う意味合いが強い表現です。「〜なさる」と言う方が敬意を表しているように聞こえるし、品のある印象です。

「なさる」は最近あまり使われなくなりましたが、正しい尊敬語なのでぜひ日常の会話に取り入れてみましょう。

「大丈夫です」→「問題ございません」

相手に同意を求められたとき、とっさに「はい、大丈夫です」と口にしてしまう人は多いと思います。

友達同士での会話なら何ともありませんが、ビジネスシーンではふさわしくないかもしれません。少しカジュアルな印象です。

「大丈夫です」を言い換えるのであれば、「問題ございません」とするのがいいでしょう。「承知しました。」とか、「差し支えありません」でもOKです。

「なるほどです」→「おっしゃる通りです」

若い人に多いのが、「なるほどです」と言うフレーズです。

上司や先輩の言うことに納得しましたということを丁寧に表現しようとしている気持ちはわかりますが、「なるほどです」という日本語がそもそもおかしいし、人によっては失礼だと受け取る人もいます。ビジネスシーンでは使わないほうがいいでしょう。

大人なら知っておきたい「使わないほうが良いフレーズ」

「あ、えっと」

目上の人と話す時や、大勢の人の前で話すプレゼンなどで、必要以上に「あ、えーっと」と挟んでしまう人がいますよね。

その場に適した話をしようと頭の中で言葉を選んでいるのかもしれませんが、「あー」とか「えー」などが多いと聞きづらく、何を言おうとしているのかがわからなくなってしまいます。

「させていただく」

「先日、ご一緒させていただいて」とか「お仕事させていただいて」など、最近の人はなにかと「〜させていただく」を多用します。

「〜させていただく」と言うのは、相手を高めるために自分を謙遜する意味で使われたり、相手に許可を得たりするときに用いられます。それなのに「〜させていただく」と言えばへりくだった丁寧な表現だと安心し、勘違いして使っている人が多いようです。

適切に使うことができればスマートな印象ですが、必要のないところでもいつも使っていると、かえって印象が悪くなることがあります。

フレーズひとつで印象は変わる

フレーズひとつで印象は変わる

いつも何気なく使っている言葉が、自身の印象を左右していると知っていますか。

敬語だと思って使っていた言葉が、実は相手にとって失礼だったり、ビジネスシーンには不向きなカジュアルなものだったり、何気なく口にする言葉こそ、それがいいのか悪いのか、自分で気づくことは難しいでしょう。

相手を思いやり、柔らかく表現することを意識して話せば、知的で品のある印象となります。

自分が普段使っていることがフレーズをこの機会に見直してみてくださいね。

Written by さあや

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