体の危険信号を見落としている…‼ 体調不良に隠れる病気7選

何となく体の調子が悪いと感じても、我慢できる程度だとそのまま放置してしまう人も多いのではないでしょうか。しかし、小さな体調不良でも、深刻な病気につながる可能性もあるので、早めに対処することが大切です。

この記事では、小さな体調不良に隠れる病気の特徴や対処法について解説していきます。体調に不安がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

小さな体調不良に隠れる病気7選

それでは、小さな体調不良に隠れる病気を7つお伝えします。どれも私たちの身近に潜むものですので、自分に当てはまるものはないかチェックしてみましょう。意外と、見落としている症状があるかもしれませんよ。

1.全身のだるさや倦怠感

 まず1つ目は、全身のだるさや倦怠感に隠れる病気です。特に女性の場合は、毎月のホルモンバランスの変化によって、だるさや倦怠感が現れるケースが多いため、我慢して過ごしている人も多いでしょう。

しかし、全身のだるさや倦怠感には、「鉄欠乏性貧血」や「軽度のうつ病」、「甲状腺機能亢進症・低下症」などの病気が隠れている場合もあるので注意が必要です。

2.慢性的な頭痛

2.慢性的な頭痛

2つ目は、慢性的な頭痛に隠れる病気です。慢性的な頭痛に悩んでいる人は少なくないですよね。中には、鎮痛剤などを服用してやり過ごしている人も多いかと思います。

ただし、頭痛には「鉄欠乏性貧血」や「軽度のうつ病」、「片頭痛」や「脳の疾患」、「子宮筋腫などの婦人科系の病気」や「血圧の異常」、「顎関節症」などの病気が隠れているケースもあります。

 

3.肩こりや腰痛

3つ目は、肩こりや腰痛に隠れる病気です。肩こりや腰痛は、運動不足や猫背など姿勢の悪さが影響していることもあると言われています。

しかし、それらを改善しても症状が緩和しない場合は、「子宮筋腫」や「子宮内膜症」、「軽度のうつ病」などの病気が隠れている可能性があるでしょう。

4.眼精疲労

4.眼精疲労

4つ目は、眼精疲労に隠れる病気です。最近は、テレワークで仕事をする人が増えていますよね。その影響で、眼精疲労に悩んでいる人の割合も昔に比べると多くなっていると言えます。

ただの目の疲れと思っていても、実際には「結膜弛緩症」や「アレルギー性結膜炎」、「ドライアイ」や「眼瞼炎」などの病気が隠れている可能性があります。

5.手足が冷える

5つ目は、手足が冷えるという症状に隠れる病気です。手足の冷えは、主に女性に多い不調ですが、このような小さな体調不良には「甲状腺機能低下症」や「鉄欠乏性貧血」などの病気が隠れている場合があります。

6.腸の不調

6つ目は、腸の不調に隠れる病気です。腸は、メンタルの影響を大きく受ける臓器と言われています。たとえば、心配ごとがあったり生活習慣が乱れたりすると、不調になりやすいのです。

胃の不調は私たちが体験しやすい症状でもあるので、あまり深刻に考えないケースが多いかもしれません。しかし、「甲状腺機能亢進症」や「甲状腺機能低下症」、「過敏性腸症候群」などの病気につながる場合もあるので、長く症状が続く場合はしっかりと検査をすることをおすすめします。

7.怒りっぽい、不眠傾向

最後の7つ目は、怒りっぽい・不眠傾向に隠れた病気です。怒りっぽさは、ホルモンバランスの影響やストレスなどにも影響を受けますし、不眠傾向は更年期障害やマタニティーブルーなどにも良く現れる不調でもあります。

ところが、中には「甲状腺機能亢進症」や「軽度のうつ病」が隠れているケースもあるため注意しましょう。

小さな体調不良に隠れる病気への対処法

4.眼精疲労

ここまで、さまざまな小さな体調不良に隠れる病気を紹介しました。しかし、どれも不調ではあるものの、最初は大きく日常生活に支障が出るレベルではないという特徴があります。

そのため、特に対処をしないで放置してしまう人が多いのですが、不調はどんなに小さくても体からのSOSなので、気づいた時点で何らかの対処を行うことが重要です。

たとえば、生活習慣が乱れている場合は、意識的に規則正しい生活を心がけたり、ストレスの原因が分かっている場合は信頼できる人に相談したり、可能ならばストレスの原因から離れたりするようにしましょう。

自分自身で対処しても症状が改善されない場合は、早めに医療機関を受診することが、病気を未然に防ぐためにできる最大の対処法と言えます。

小さな体調不良が大きな病気につながることもある

小さな体調不良は、寝込むほどの不調ではないため、仕事を休んだり病院に行ったりはしないケースが多いですよね。

しかし、今回紹介したように、普段から感じることの多いちょっとした不調でも、その奥に隠れている病気は治療が必要になることがあるものです。

小さな体調不良だとしても、放置しておくのは危険な場合も存在します。「何となくいつもと体の調子が違うな」と感じたら、早めに対処するようにしましょう。

Written by 久木田(くきた)みすづ

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