他人の指摘やアドバイスを、絶対に受け付けない頑固な人っていますよね。
職場の上司や部下がこのような厄介なタイプで、苦労している方もいるかもしれません。
そこで今回は、「指摘を受け入れられない人の特徴と心理」をご紹介します。
他人の意見を受け入れない人の心理を知って、うまく対処していきましょう。
年齢を重ねると、他人から指摘されたことに対して過剰に反応して、怒る人って多いですよね。
どうして、いわゆる「老害」と言われてしまう人になってしまうのか、チェックしていきましょう。
年齢を重ねることで、頑固になってしまうことが原因のひとつです。
これは、自分のなかの経験や体験が豊富だという自負から、他人のアドバイスを受け入れられない状態になっています。
また、歳をとるにつれて「こうあるべき」や「すべき」のような、考えのクセが固まっているケースもあるでしょう。
年齢に関係がなく他人からの意見を受け付けない人も多いので、いくつになっても柔軟性が大事であることは間違いありません。
プライドが邪魔をして、人の意見やアドバイスを受け入れることを拒否してしまうケースもあるでしょう。
たとえば、職場で会議をしている場面を想像してみましょう。
若手社員が積極的に発言しているのに、中堅社員はその意見を批判して聞き入れようとしない場面。
この場合は、「こんな若いやつに何がわかるんだ」というプライドが邪魔している可能性があります。
斬新なアイデアがあるかもしれないのに、立場や年齢だけで判断して聞き入れない姿勢では、いろんなチャンスを逃すでしょう。
自分で自覚している弱みや、ここは直したいなと思っていることを指摘されると、反射的に反発してしまうこともあります。
つまり、自分自身が指摘されたことに対して「その通りだな」と痛感しているとも言えます。
しかし、素直に指摘されたことを認められない代わりに、怒り出す人もいるでしょう。
素直に自分の非を認められないままだと、周りから人が離れていくことは目に見えていますよね。
それでは、指摘を受け入れられない人の特徴や心理はどういったものなのでしょうか?
うまく対処する方法と合わせて、ご紹介します。
自分の意見がすべて正しいと思い込んでいる自信過剰な人は、指摘を受け入れられない傾向にあります。
他の人と違っていて、「自分は優れているんだ!」というアピールをしてくる人もいるでしょう。これが、 他人を否定したり、批難したりという行動に表れることも。
自分大好きで自信過剰なタイプには、ハッキリとした根拠を示して、別の考え方があることを促してみるがおすすめです。
プライドが高すぎるがゆえに、他人の意見を受け入れられないことも。
なぜなら、指摘を受け入れることは、負けを認めるようなものと思っているからです。
「自分は間違っていない!絶対に正しいんだ!」と主張する、プライドの塊のような人っていますよね。
そんな人には、まず褒めてからこちらの意見やアドバイスを伝えることが大事でしょう。
他人から指摘されることを、自分の人格まで否定されたように感じる人もいます。
たとえば、「こうしたら、次はミスしないと思うよ」と言われたときに、「あなたはミスをしたからダメだ!」と脳内で変換しているケースです。
過去の経験が影響している場合も多いですが、自己肯定感が低いことにより他人の意見が自分への批判に感じてしまうことも。
そんな相手には「あなたのこんなところが素晴らしい!」と伝えてから、「けど、こうすればもっと最高のあなたになるよ!」というポジティブな言い方をしてみましょう。
自己主張が激しく我が強いタイプも、他人の指摘を受け入れないことが多いです。
自分の意見や欲求などを他人に強く伝えるので、協調性がない人が多いでしょう。
人の上に立ちたいという気持ちが強いので、自分の意見を無理に押し通そうとするケースも。
自己主張が激しいタイプには、必要以上に謙虚な姿勢にはならずに、こちらの意見をストレートに伝えることがポイントです。
自分のなかで凝り固まっている考えがあり、他人の意見に耳を傾けない場合があります。
つまり、「女性は上品であるべき」や「他人に迷惑をかけてはいけない」のような、固定観念があることを指します。
またそのような人は、変化を嫌う傾向もあります。
他人の意見を受け入れることによって、自分が変わってしまうのではないか、という怖れがあるのかもしれません。
このような人には、まず本人のなかにある固定観念に気付かせることが大切です。
今回は「指摘を受け入れられない人の特徴と心理」をご紹介しました。
さまざまな心理から、他人を拒否してしまうケースがあります。
そんな厄介な相手には、まずあなた自身が柔軟性を持つことが大切です。
他人の指摘を受け入れることで、新しい発見や学びが得られることを上手に伝えてみましょう。
Written by ゆいまる