【ラブホスタッフの上野さん】褒められた時の返し方がわかりません

仕事や、ファッションなど、褒められた時にどう返していいかいつも悩みます。

「ありがとうございます」というと自分に自信がありすぎるように聞こえ、「そんなことないです」というと、「いやいや」と相手が返してくるのでどこで折れていいのかわかりません……。

どう返すのが正解なのでしょうか?

(24歳/OL/東京都)

【回答】

ご質問誠に有難う御座います。

大学の良し悪しを偏差値だけで決めるのは正しいことではありません。たとえ偏差値が低くとも良い大学は御座いますし、逆もまた然りでしょう。

特に偏差値が拮抗(きっこう)している大学であれば、どちらが良いかなんて一言で語ることはとてもとても出来ません。

例えば早稲田大学法学部と上智大学法学部で比較してみましょう。

偏差値で比較すると早稲田が72、上智が70で御座います。確かに早稲田の方が高いですがそこまで大きな差はありません。

進路実績や設備面、教授の質、大学の立地、その他諸々を考えれば一概にどちらの大学の方が良いと断言することは出来ないでしょう。

それでは早稲田大学法学部と上智大学法学部の両方に合格した受験生はどちらの大学を選ぶのでしょうか?

2014年の代々木ゼミナールのデータによると、両方に合格した受験生のうち、実に100%の受験生が早稲田大学法学部を選択しました。

差は明確に存在するので御座います。

「早稲田大学法学部より上智大学法学部の方が優れている」という理屈をこねることは可能でしょう。

そもそもわざわざ理屈をこねなくとも、上智大学の方が優れている面はたくさん御座います。

しかし少なくとも受験生の評価では「早稲田>上智」なのです。

今回は上智と早稲田という名門私立を比較したので、ややご納得頂けないかも知れませんが、名前も聞いたことのないような私立と早稲田を比較したら誰もが差があることにご納得頂けることと思います。

もちろんどんな辺鄙(へんぴ)な大学であっても、理屈をこねくり回せば「でもこの点については、早稲田より辺鄙大学の方が優れている」と言える面があるでしょう。

しかし総合的にみて「早稲田>辺鄙大学」は明白なのです。

それでは辺鄙大学の方が早稲田大学の方に「良い大学ですね」と言った際に「そんなことはないですよ、辺鄙大学だって良いところありますよ」というような返事をしても相手は「口だけ」としか思えません。

そもそも、もしも早稲田の方が「私の大学なんてクズですよ」と謙遜してしまったら、明らかに早稲田よりも劣る大学に通っている辺鄙大学の学生はどうなるのでしょうか? クズと言われた早稲田よりさらに下なのです。

ですので特に明確な上下が数字で出てしまっている場合、褒められた際に謙遜するのはあまりオススメできません。

間違いなく自分が築き上げた実績なのですから、それを謙遜する必要もないでしょう。

【回答】

残念ながら世の中は平等では御座いません。

何百億もの資産を持っている方に「お金なんて重要じゃない」と言われても我々はそれを受け止めることは出来ないのです。

おそらくその資産家の方は本当にお金は重要ではないと思っているでしょうが、それは莫大な資産を築き上げた人間でないと理解できない境地なのです。

そのため褒められた時には素直に「有難う御座います」と答えれば良いでしょう

北海道出身の方に「北海道出身なんだ、良いとこだね!」と褒めたとして、相手が「有難う御座います!」と答えたら自信がありすぎに見えますでしょうか?

事実を褒めらたら、お礼を言えば良いのです。

「北海道は良いとこだよね。北海道に比べたら沖縄や東京なんてゴミだね。本当に北海道は日本で一番素晴らしい土地だ!」というような過剰な褒め言葉を言われたような場合であれば、それを否定する意味でも謙遜をした方が良いですが、そうではないなら素直に「有難う御座います」と言えば問題ないでしょう。

【回答】

現実は理不尽

私は基本的に事実に基づく褒められ方をされた場合、お礼を言うように心がけています。

過剰な驕りは問題ですが、事実を否定することもまたせっかく褒めて下さった方に対して失礼であると言えるでしょう。

しかし、残念ながら現実は理不尽で御座います。

最初から相手が謙遜することを前提にして褒めてくる方が存在するのです。多くの場合は自分にコンプレックスがあり、相手が下がってくることを期待しているタイプの方で御座います。

そういう方から褒められた場合、たとえ事実であっても「有難う御座います」とお礼を言ってしまうと、驕っていると判断されかねません。

彼らは最初からご質問者様が謙遜をして、自分のステージを下げることを望んでいるのです。

つまりご質問者様を否定する意図を持って話しかけていると言えるでしょう。

理想論を語れば、そんな人間との縁を切るべきなのですが、残念ながら現実は理想論でどうこうなるものでは御座いません。

残念ながらそういう相手からの褒め言葉は「いえいえまだまだです」と自分を下げた方が良いでしょう

つまり、褒められた際にどうリアクションをとるかというのは相手によるのです。

現実は理不尽

相手が何を望んで褒めてきたのか。

素直に褒めて下さっている方であれば「有難う御座います」

相手を下げさせるつもりで褒めている輩には「いえいえそんなことは」

この2つを使い分ける必要があるでしょう。

Written by ラブホスタッフ 上野

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