テレビ番組で「恐妻家スペシャル」という特集を見たことがある方は、多いのではないでしょうか。
さまざまな男性芸能人が集められ、妻の怖いエピソードを共有し合ったり、披露し合ったりするような内容で放送されています。
テレビを見ていて「私はこんな感じではないだろうな」と思っていても、実際のところ夫からは怖いと思われているかもしれません。
そこで今回は、恐妻家の意味や恐妻家あるあるについて解説していきます。
気づかないうちに夫が恐妻家になっていた女性の方、夫婦間での上下関係はっきりしているという女性の方は、一度夫婦間のバランスや今の関係性について整理してみましょう。
恐妻家とは、『妻に頭が上がらない夫』のことを指します。
妻より家庭内での立場が下で、何でも妻の言うことを聞いたり、妻を怒らせないように努めている男性を、恐妻家と呼びます。
妻の性格がキツく、恐妻家になったパターンもありますが、結婚後に妻の信用を失い、途中から恐妻家になったパターンもあります。
夫の生活能力の低さや自分勝手な振る舞い、浮気などによって妻が愛想をつかしたり、家庭内での上下関係ができたりすることで、恐妻家になる男性もいるのです。
浮気や女遊びをしたのにもかかわらず離婚に至らなかった場合、「何でも言うこと聞くので、許してください」という立場に男性がなり、恐妻家として生きていくことになりやすいです。
ただ、恐妻家の男性は、妻のことを恐れているものの、愛情がないというわけではありません。
恐れていても、深い愛情は持っているのです。中には、妻に冷たい扱いを受けることさえ喜びになっているという男性も……。
あなたのパートナーである男性は、あなたの言動に対してどんな反応をしているのでしょうか。ぜひ思い返してみてくださいね。
恐妻家あるある1つ目は「何事もすぐ怒られる」です。
恐妻家の男性は、何事もすぐに怒られると感じている方が多いです。
行動や言葉など、何かにつけて妻に怒られてしまいやすく、怒られることが日常になっています。
恐妻家の男性同士では「最近こんなことで怒られた」という怒られたエピソードを話すことが定番であり、怒られることはごくあたりまえのことになっているのです。
恐妻家あるある2つ目は「いつの間にか怒られないように行動するようになる」です。
怒られることがあたりまえになっている恐妻家の男性は、いつの間にか怒られないように行動するようになっていきます。
妻に喜んでもらいたいからという気持ちの前に、怒られないようにしないといけないという気持ちが先行し、常に怒られないかどうかを気にして行動するようになっていくのです。
妻の機嫌を損ねないように、妻の機嫌をよくするために率先して家事や育児をするようになり、妻を怒らせないことに注力します。
恐妻家あるある3つ目は「ぜひやらせてくださいというスタンスになってくる」です。
恐妻家の男性は、妻に怒られないようにすること、妻の機嫌をよくすることに尽力します。そのため、家事や育児など、家庭内の物事を「ぜひやらせてください」というスタンスになっていくのです。
そういうスタンスでいたほうが家庭内が平和になる、妻が穏やかでいてくれると感じることが多い男性は、その傾向がより強くなっていくでしょう。
恐妻家あるある4つ目は「もともと気弱で優しい性格をしている」です。
恐妻家の男性は、もともと気弱で優しい性格をしていることが多いです。
そのため、妻からの頼みは何でも受け入れてしまったり、妻のためならとつい頑張ってしまったり、怒られるのが怖くて妻の言うことを聞いてしまったりしやすいのです。
気弱で優しい男性は、自分の気持ちを強く主張するのが苦手であることも多く、主張の強い妻にキツく言われてしまうと、何も言えなくなってしまいます。
恐妻家あるある5つ目は「自分の頑張りで夫婦円満かどうかが決まると感じる」です。
恐妻家の男性は、家庭円満が自分にかかっていると感じていることが多いです。
そのため、多少つらくても、自分さえ頑張れば、耐えれば家庭円満でいられると頑張ってしまいます。
また、これまでのさまざまな失敗により、家庭内での立場を失っている場合は「こうでもしないかぎりは、この家庭にいられなくなってしまう」と考え、妻に尽くしたり、家庭のために率先して動いているケースもあります。
今回は、恐妻家について、恐妻家あるあるについて解説しました。
あなたのパートナーである男性の恐妻家具合はどれくらいなのでしょうか?
恐妻家であるということは、今の家庭内でのパートナーの立場は低いのかもしれませんね。ただ、夫婦関係で上下関係があるのは決して悪いことではありません。
日々抑圧され、精神的、身体的な暴力を受けている状態、モラハラ状態なのであれば問題ですが、お互いの性格的に少し上下関係があるほうがうまくいっているというご夫婦は多いです。
お互いきちんと根っこには愛をもって過ごせているのか、思い合えているのかというポイントは大切にしながら、夫婦それぞれの形で幸せな家庭を築いていってくださいね。
Written by ゆきみ百花