育ちが良い人は、なにか特別なことをしているわけではありません。育ちが良い人に品があるのは、その人が絶対にやらないことがあるからです。それはどのようなことなのでしょうか。
育ちが良い人が日ごろ自然に心がけている「絶対にやらないこと」についてご紹介していきましょう。
育ちが良い人の話し方には、落ち着きがあります。声のトーンも相手に聞こえやすく、至近距離で大声を出すようなことはしません。
公共の場においても、育ちが良い人は、周りに迷惑をかけてはいけないと育てられてきたので、騒音扱いされるような大声でべらべらと喋ることはないのです。
育ちが良い人は人をバカにしません。自分には人をバカにするような資格はないし、そのような立場でもないという謙虚な考えを持っています。
よく人の容姿や持ち物をネタにしていじるような人がいますが、育ちが良い人は、周りがいくら笑っていようが、自分がその笑いの輪の中に入ることはありません。
他人を見下すということは、人として最低なことだと知っているからです。
育ちが良い人は、他人の言うことを否定しません。世の中にはいろいろな人がいて、それぞれに考えがあり、個性があると知っているからです。
たとえば、自分の意見とは違うことを言われても「なるほど、そのような意見もあるんですね」と受け入れることができる器があります。
また、「なんとなく嫌い」ということもありません。そのものを知らずに感覚だけで嫌いというのは無責任だという考えを持っています。
育ちが良い人は時間をきちんと守ります。遅刻をすることはなく、むしろ自分が先に到着して相手を待っていることが多いです。
時間にルーズなのは相手に対して失礼であり、遅刻があらゆる人に迷惑をかけるとわかっているため、ポリシーとして遅刻をすることができないのです。
だからといって、遅刻してきた人を責めるようなことはしません。
育ちが良い人は、お金の無駄遣いをしません。欲しいものがあっても衝動的に買うことはなく、一旦考えて、本当に必要だと思ったら購入します。
育ちが良い人が無駄遣いをしないのは、お金の大切さを知っているから。そのお金を稼ぐのにどのような努力や労力を費やしたかということを考えることができるので、むやみやたらと浪費するようなことはないのです。
よく食べ放題などで、お皿に山盛りにして持ってきたはいいものの、全部食べきることができずに残してしまう人がいますよね。育ちが良い人は、このような欲張りな行動はしません。
育ちが良い人は、自分にとっての適量を知っています。持ち物も食べ物も、自分に必要なものを必要なだけ選び取ることができるので、物を無駄にすることがありません。心が豊かで、「満足する」ということを知っているのです。
育ちが良い人は、他人に依存しません。今起きている出来事は、全て自分の行動の結果だと理解しています。
育ちが良い人の家庭は強い信頼関係で結ばれています。いろいろなことを任されて、自分の責任で人生の道を選択してきた人は、自らの行動が全てだと身をもって知っているのです。
何かあっても誰かのせいにすることはなく、他人に決断を委ねるようなこともしません。育ちが良い人は、芯が強いのです。
育ちが良い人は、不規則な生活をしません。毎朝早い時間に起きて食事をし、夜ふかしせずにしっかり休みます。
幼い頃から規則正しい生活が当たり前なので、長年の習慣が大人になっても続いています。
また、不規則な生活が健康に悪影響であるということもわかっています。健康でいることの大切さを教えられているので、暴飲暴食などもせず、自然とバランスの取れた食事を心がけています。
育ちが良い人は、主張しすぎることなく、欲張らず、いつも落ち着いています。常に周囲のことを気にかけられる視野の広さがあり、他人を大切にすることができることも育ちの良さが現れていると言えるでしょう。
育ちが良い人がこのように周りに配慮できるのは、自分が大切に育てられてきたからです。家族からの愛情をしっかりと感じて生きてきたことで、人に優しくすることができ、感謝の気持ちをもつことができるのです。
たとえどんな家庭環境で育ったとしても、他人への優しさと感謝を忘れずに接することで、品のある女性になることができます。ぜひ心がけてみてくださいね。
Written by さあや