好きだから結婚します…って大丈夫!? 「いい彼氏」と「いい夫」の違い5選

好きな人とお付き合いして、やがて結婚する。恋愛する多くの人が、こうしたイメージを持っているでしょう。結婚してから10数年の月日が流れた筆者もまた、そうでした。しかし、恋愛と結婚は違います。「いい彼氏」が「いい夫」とイコールかといえば、そうではありません。当記事では、いい彼氏といい夫の違いを解説します。結婚して「こんなはずじゃなかったのに……!」と後悔しないよう、あらかじめ見る目を養っておきましょう。

いい彼氏がいい夫になるとは限らない

いい彼氏がいい夫になるとは限らない

付き合っているときは最高! と思わせてくれる「いい彼氏」が、なぜ「いい夫」とは限らないのでしょうか。それは、恋愛と結婚はひとつづきのようでいて、実際にはまったく異なるものだからです。

恋愛はいわば、「刹那的なドキドキ」を楽しむもの。対して結婚は、「ずっと続く生活」です。シビアですが、これが現実。つまり、彼氏は「今が良ければいい」ですが、夫とするなら「この先ずっと一緒に暮らせるか?」を真剣に考える必要があります。

次では、具体的に、どういったポイントで見ればいいかを見ていきます。

彼氏向きの男性と結婚向きの男性の違い

いい彼氏がいい夫になるとは限らない

彼氏向きの男性と結婚向きの男性の違いは、どこにあるのかを解説します。

話し合いができるか

長い結婚生活の間には、さまざまな問題が生じます。お金のこと、子どものこと、親のこと、仕事のこと…… 数えればキリがありません。こうした問題はどちらか片方ではなく、家族の問題です。当然、パートナーである夫と相談し、どうするか選択・決断するのがベストでしょう。

しかし話し合いができない男性だと、ここでつまずきます。事実、結婚してから嘆く女性が多いポイントでもあります。

彼氏はあくまで他人なので、「話し合いがちゃんとできない」と感じても、なんとなくスルーしがちです。しかし結婚すると家族となります。話し合いができない夫を持つと、問題が生じるたびに妻が単独で決断しなければならなかったり、夫の意見に不本意ながら同意するしかなかったりといった負担を強いられる可能性があります。

安心・安全を感じるか

彼氏なら、一緒にいて楽しいとか、ドキドキするとか、そういうアトラクション的な要素があれば十分です。しかし、結婚となるとそうはいきません。まず、一緒にいる時間が長くなると「ドキドキ」はほぼ消えます。「楽しい」は残る場合もありますが、そこだけに魅力を感じて夫を選ぶのは非常にリスキーです。

夫に必要な要素は、アトラクションのドキドキ感よりも安心・安全です。派手さはなく、気の利いたこともできないが、一緒にいると落ち着く。ほっとする。そういう男性は、いい夫になりやすいでしょう。

家事や育児に積極的か

共働きが一般化している現代において、男性が家事や育児に積極的かどうかは重要な問題です。

何も、料理がめちゃめちゃうまい必要はありません。女性だって、女性だからといって全員が料理上手で家事が好きで母性があふれるわけじゃないですよね。必要に迫られて、仕方なくやる人だってたくさんいます。

重要なのは、「必要に迫られてやる」というやる気があるかです。例えば、妻が熱を出して休んでいるのに「俺のメシは?」などと言い出す夫…… なんて話を聞いたことがないでしょうか。これはやる気がないパターンですから、夫向きではありません。

義家族との関係性

お付き合い中は相手の家族のことなんて、あまり深く考えないかもしれません。しかし、結婚となると話は別です。義理の両親との関係性が離婚の原因になった、という夫婦も少なくないくらいですから。

とくに嫁姑問題は、現代においても多くの妻にとって悩みのタネ。交際期間中から、夫と義母との関係性をよく観察しましょう。彼が母親の肩を持ちがちだったり、仲が良すぎる場合は少し注意が必要かも。

また、もし彼に男兄弟がいて結婚していたら、それとなく奥さん側に話を聞いてみるのもありかもしれません。

お金などに対する価値観が合うか

結婚生活を送るうえで、やっぱりシビアな問題になるのがお金です。お金の使い方の価値観があまりに違いすぎると、大きなストレスとなりうまくいかなくなります。例えば片方が浪費家で、もう片方が倹約家という場合は、少し想像しただけで揉めそうですよね。

何に対してならお金をかけても良いと考えるのか、貯金や投資についての考え方など、結婚を考えるなら事前にお互いの価値観をすり合わせておく必要があります。

今の彼氏と結婚して大丈夫? 見極める方法

いい彼氏がいい夫になるとは限らない

恋愛中、とくに初期で舞い上がっている頃は、「相手がいい夫になるかどうか」なんて考える余裕はそこまでないと思います。なので、少し気持ちが落ち着いてきてから、じっくりと彼の言動を観察してみましょう。

そうすると、喧嘩になると話し合いができないとか、お金の使い方が荒いとか、「結婚するなら、ちょっとな……」というポイントが見えてくるはずです。より突っ込んで見極めるためには、その違和感を見逃さないことが大切です。

まとめ

いい彼氏がいい夫になるとは限らない

「結婚したら変わるはず」と信じて、違和感を抱えたまま結婚に踏み切る人は少なくありません。しかし残念ながら、現実はそうそう変わりません。

ぜひ目をしっかりと見開いて、今の彼氏がいい夫になるかどうかを見極めましょう。もし「あれっ」と感じることがあれば、話し合いを。何か問題があっても歩み寄れること、それが、いい結婚生活を送るうえで欠かせないことです。

Written by 七尾なお

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