さんさんと照りつける太陽、青い空に白い雲!底なしにアクティブになれる夏、カップルでめいっぱい楽しみたい!という人も多いはず。一方、夏は女性にとってハードな季節でもあります。彼女と心から楽しむためには、さりげない気遣いが欠かせません。女性が喜ぶ、夏ならではのデートプラン、気遣い術を紹介します。
夏のデートといえば、何を想像しますか? 花火大会、海やプール、BBQ…… 屋内プールを除けば、すべて屋外のレジャー、イベントです。開放的になる夏、多少の暑さすらも気分を盛り上げるスパイスになる! と考える人も多いでしょう。
しかしその一方、「夏は汗をかくし日焼けをするから外に出たくない」「涼しい室内でのんびり過ごしたい」という女性の声も多く聞かれます。
昨今の夏はとにかく暑く、全身汗だくになるしメイクは落ちまくる。日焼けやにおい、汗染みのケアも欠かせません。できるだけかわいくて綺麗な姿を見せていたいデートにおいて、夏の野外は大敵なのです。
にもかかわらず、男性が「夏デートといえば花火でしょ、海でしょ、BBQでしょ!」なノリでいては、気遣いの出来ない男のレッテルを貼られてしまうかもしれません。
野外デートがあまり得意でない女性には無理強いせず、水族館やショッピングモールなどの涼しい場所でのデートはいかがでしょうか。さまざまな施設が入居している商業施設なら、外に出ることなく一日中遊べます。
また、お菓子やお酒を買い込んで涼しい自宅で映画鑑賞を楽しむのもいいですね。どうしても外に出たいなら、比較的涼しい朝から午前中の時間帯を狙っていく作戦もありますよ。
次では、夏デートにおいて心がけたい気遣い術を紹介します。
上述の通り、女性にとって夏の暑さは大敵です。汗や日焼け、においへのケアでとにかく大変。それでいて、デートらしくおしゃれもしなければいけません。
もし異常につばの大きな帽子をかぶってきたり、気温が高いのに頑なに長袖を脱がなかったりする場合でも、それを茶化すようなことを言うのはNGです。それは、彼女が夏の日差しや暑さに対抗するための必死の策なのかもしれません。
また、室内に入ると一転、冷房のききすぎで寒いなんてことも多々あります。一般的に、夏の冷房を寒いと感じるのは男性よりも女性の方が多いです。そのため、室内用の羽織物を用意している女性が多いです。
しかしいざという時のために、羽織るものを用意していると、気遣いのできる男性と思ってもらえるでしょう。
女性は汗やにおいのケアが大変、と言いましたが、男性だって同じです。においをケアするデオドラントや、汗を拭き取るシートなどのケア用品は、男女問わず夏の必須アイテムといって良いでしょう。
服装も、できるだけ清潔感のあるものを着用しましょう。汗染みの目立つTシャツやすね毛が見えるハーフパンツなどに、抵抗感を示す女性もいます。もちろん「気にしない」という女性もいるので一概には言えません。しかしまだそれほど親密でない女性とのデートの場合はなおさら、気を付けておいて損はないでしょう。
夏の足元を彩るファッションといえば、サンダルです。毎年かわいいデザインのものが売られるので、履いてデートに出かけるのを楽しみにしている女性も多いはず。しかし、サンダルには靴ずれしやすいというトラップがあります。裸足で履くうえ、デザインによっては肌に食い込んだり、擦れたりしやすいのです。
そのことを念頭に置いておき、歩くスピードを女性に合わせたり、時折「大丈夫?」と様子をうかがったりすると、きっと女性は嬉しい気持ちになりますよ。緊急の場合に備えて、絆創膏を忍ばせておくのも良いかもしれませんね。
夏はドライブデートもおすすめです。目的地に着くまでは涼しい車内で過ごせますし、それでいて、ちゃんと屋外気分も味わえます。冷房対策だけは、忘れずにしておきたいところです。
ドライブで遠出する場合、「行き先は着くまでのお楽しみ」とする男性が時折います。ワクワク感は演出できますが、問題点が1つ。「服装どうしよう問題」です。
過去、街中に行くつもりで出てきたら山に連れて行かれ、ワンピースとサンダルでプチ登山をする羽目になったことがあります。当然歩きにくいし、肌が露出しているので枝や葉っぱが引っかかって気になるし、高度が上がれば寒いです。
せっかくのデートががっかりな思い出で埋め尽くされることのないよう、事前に行き先は共有しましょう。どうしても行き先を秘密にしておきたいなら、せめて「歩きやすいスニーカーに、長いパンツで」など、服装を指定してあげると親切です。
これから暑くなり、デートなどでお出かけの機会が増えます。夏はイベントも多く、カップルにとっては絶好のデート日和が続くでしょう。
せっかくの夏デートが楽しい思い出となるように、ぜひ男性には、女性の夏ならではの苦労に思いを馳せてほしいと思います。そしてできる限りの気遣いをして、より二人の絆を深める夏にしてくださいね。
Written by 七尾なお