「人前だと緊張して話せない」「初対面の人が苦手」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
人見知りは人間関係で苦労することが多いもの。
そこで今回は、人見知りの原因や特徴、楽しく会話をするコツについて紹介します。
人見知りの原因1つ目は、家庭環境の影響です。
たとえば、両親と十分なコミュニケーションが取れなかったり、愛情不足など。こうした家庭環境がトラウマとなり、人見知りになるケースも多いです。
家庭の問題は根深く、心に大きな傷を残すもの。その結果、対人恐怖症を発症してしまう人も少なくありません。
人見知りの原因として、幼少期から友人が少ないことも挙げられます。
幼少期から友人が少ないと、大人になっても人とどう接して良いのか分からなくなってしまいます。
また、友人が少ないだけでなく、いじめなどの人間関係における嫌な経験により、人見知りになる人も多いです。
自己肯定感が低いのも、人見知りの原因の1つです。
自己肯定感が低いと、人と接する際にネガティブな思考が働きます。たとえば「嫌われたかもしれない」「悪い印象を与えたかもしれない」など。
こうしたネガティブな思考により、初対面の人と接することが怖くなります。
その結果、気を許せる人以外と上手く接することができなくなってしまうのです。
人見知りの特徴1つ目は、自分に自信がないというものです。
人見知りは自己肯定感が低いため、なかなか自分に自信が持てません。「これを言ったら嫌われる」「馬鹿にされるかも」といった考えから、本音を話しにくくなります。
その結果、人と関わること自体に疲れてしまい、人付き合いを避けるようになることも。人付き合いに消極的なため、相手と距離を縮めるのに時間がかかります。
人見知りは、周りの評価を過剰に気にする傾向があります。
「ちゃんと話さないとつまらないと思われる」「楽しませなきゃ」と意識するあまり、コミュニケーションが取りにくくなります。
また、周りの評価を気にし過ぎることで、自分の考えや気持ちを素直に言えなくなることも。いずれにせよ自分自身が疲れてしまい、さらに人見知りが悪化してしまうことも少なくありません。
人見知りの中には、恥ずかしがり屋な人が多いです。
人と話す際に「恥ずかしい」という強い気持ちが湧き、本当の自分を出せません。そのため、自分から積極的に話しかけられず、受け身になってしまうこともあります。
警戒心が強いのも、人見知りの特徴の1つです。
これは裏切られたり、騙されたりした経験のある人に多い傾向があります。
過去のトラウマから、相手に心を開くまで時間を要します。相手がどんな人なのか判断できるまで、素っ気ない態度になってしまうことも……。
楽しく会話をするコツ1つ目は、まず挨拶から始めることです。
挨拶はコミュニケーションの基本。「おはようございます」「お疲れ様です」などと自分から声をかけることを意識してみてください。
「何か話さなきゃ」と焦る必要はありません。挨拶の癖をつけることが大切です。挨拶を返してもらえれば、自然と自信もつくでしょう。
自分から話題を振ることが苦手であれば、聞き役に徹することも1つの方法です。
相手の話に耳を傾けることも、コミュニケーションにおいて大切なこと。聞き上手は多くの人から好かれやすいです。
最初は上手く反応できないかもしれませんが、相槌だけでも十分。相手の話に真剣に耳を傾けることが何より重要です。
人見知りは「どうせ私なんて……」と自分を過小評価しがち。そのため、自信をつけることが大切です。
たとえば、資格の勉強をしたり、体づくりをしたりなど。目標を1つずつ達成することで、自信がつくはずです。
まずは小さな目標から設定し、それに向かって努力を続けていきましょう。
成功体験は、自分にとってかけがえのない宝物になります。
今回は人見知りの原因や特徴、楽しく会話をするコツについて紹介しました。
いきなり人見知りを治すことは難しいもの。自分を責めたり、焦ったりする必要はありません。
今回紹介したコツを参考に、自分のペースで人見知りを克服していきましょう。
Written by danon