陰で悪口を言ったり誰かを貶めようとするような人を「陰湿な人」と呼んだりするものすが、そもそも「陰湿な人」とはどのような人のことを指すのでしょうか? ということでこちらの記事では「陰湿」の意味や、「陰湿な人」の特徴についてご紹介していきます。
辞書によると「陰湿」とは「暗くてじめじめしていること。陰気で晴れ晴れしないこと」と書かれています。世間一般的には「陰湿な人」とは「悪口や陰口を言ったり、陰で人の嫌がることをする人」「他人をいじめる人」「他人を貶める人」という意味で認識されているようですね。
陰湿の対義語でも使われる明朗という言葉から考えてみると多少わかりやすくなるかもしれませんが、「明るく、ほがらかなこと」「嘘やごまかしがないこと」とは対照的な人間になるのでしょう。
意外かもしれませんが、プライドが高いのも陰湿な人の特徴の一つ。ただ陰気な性格で気の弱いだけな人でしたら何か嫌なことがあっても溜め込むだけで特に影響はないのですが、わかりやすく感情表現はできなくとも自分のプライドが傷つけられたことに対してなんらかの形やり返してやりたいと思うのが陰湿な人というもの。
また、プライドが高ければ高いほど相手を苦しめてやりたいという気持ちも強い傾向があるので要注意。表向きではなんともないような顔をしていても知らないところであなたを貶めるタイミングを虎視眈々と狙っているかもしれませんからね。
陰湿な人というのは自分に自信がないから陰湿なことをしてしまうんですよね。もしも自分に自信があってはっきりと嫌なことは嫌と、不満があっても溜め込まずにはっきりと伝えられれば陰湿な行動に出る必要もありませんから。
陰湿な行動に出るにあたってはやはりバレたくないという心理も働いているはずですので、その点から考えてみてもやはり陰湿な人からは自信のなさが伺えてきます。
たまに例外で自信があるものの相手をいかに苦しめられるかを考えるサイコパス気質な人もいるのですが、基本的に陰湿な人は自分に自信がないのでしょう。
あなたの周りに誰からも良い人と思われている人はいませんか?もしかするとその人も周りが気づいていないだけで実は何か心の内に秘めているのかもしれません。
というのも、そういった人の中には自分の育ってきた環境や性格の影響で自分の意に反して八方美人に生きてしまっている陰湿な人もいるからです。
そんな人は本当は文句だって言いたいけど、周りに良い人と思われている期待や好意を裏切りたくないという気持ちから結果的に陰湿な人として行動に移してしまうのでしょう。こういった人に関しては背景を知るとなんだか可哀想にも思えてきますし、一概に陰湿な人が悪いと言い切れないなと思わされますよね。
人によって態度を変えるのも陰湿な人の特徴の一つ。立場の弱い人間や自分が下に見ている人に対しては強気な態度を見せるくせに、自分よりも立場が強い相手に対してであれば平気でコロッと態度を変えてしまう。こんな人こそ陰で悪口を言っていたりする陰湿な人の典型的なタイプと言えるでしょう。
基本的に人によって態度を変えてしまう時点ですでに問題ありなのですが、自分の敵わない相手に対する鬱憤を悪口や陰口などでしか発散できない点からも陰湿な人であることが伺えますよね。
しかもこういう人は自分の味方を作りたがって責任転嫁しようとする節があるので、陰湿な人の悪口は聞き流すくらいにしておくのが良いかもしれません。
陰湿な人は自分の心に余裕がないため、いろいろなものを否定しがち。わかりやすい例で挙げると職場などの同期で活躍している人を「◯◯さんって最近活躍していて凄いね」なんて褒めると「たまたま運が良かっただけでしょ。」なんて返したり、素直に人を褒めないどころかどこか否定的なんですよね。
その原因としては自分の自信と余裕のなさから感じる劣等感を否定することでしか拭えないところにあります。やはり自分に自信があれば素直に他人の活躍を受け入れられますし、自信がなくとも陰湿でなければ焦りなどは生まれても認めることができるはずですからね。
そして、彼らは否定することが違った形で自分を否定していることに気づけないのです。
いかがでしたか? 「陰湿な人」について理解していただけたでしょうか。ここまで紹介してきましたが、結局のところ触らぬ神に祟りなしという言葉にあるように、陰湿な人に対しては深くは関わらないというのが一番安全です。
また、陰湿な人と一緒に関わることがあったとしても流されて自分が同じような人間にならないように気をつけましょう。もし身近に陰湿な人がいたとしても気にしないのが1番ですし、自分自身の生活をしっかり充実させていれば陰湿な人もスッと離れていくものですからね。
陰湿な人に何かされたとしても、笑い飛ばせるくらいにドンと構えていきましょう!
Written by せったーくん