手相占いの基本線である「生命線」。感情線、頭脳線と並ぶ、手相の「基本3大線」と呼ばれる線の1つであり、この3本はほとんどの人の手にあります。なので、手相をあまり知らない人でも知っているでしょう。
ここでは、生命線にどんな形の種類があり、何を意味しているのかを詳しく解説していきます。
生命線とは、親指の付け根のふくらみを囲む位置にある線です。人差し指の付け根の間から、手首に向かい湾曲して伸びています。「生命線」というくらいなのでメインでみるのは生命力や体力、健康運などです。手相初心者でも、比較的簡単にみることができます。細かく見ることができなくても、大まかなポイントだけおさえておくといいでしょう。
濃い生命線を持つ人は、健康で体力があります。精神的にも強く、とても活動的であることを示しています。困難があっても気力と体力で乗り越えていけるでしょう。体力勝負の仕事向きです。生命線が他の線よりも薄い人は、虚弱傾向で気力も弱く、根気が続きにくいタイプです。能力を活かすには、少しずつ体力をつけていく必要があるでしょう。力仕事ではなく、頭脳労働が向いています。
生命線が手首に届くほど長い人は、長寿の運勢を持っています。病気になっても回復が早いかもしれません。生命線が短い人は長い人に比べると、体が弱くストレスから体を壊したりしやすい傾向があります。しかし、規則正しい健康的な生活を心がけていけば、長生きをしている人は多いですので、悲観する必要はありません。
生命線にも長さや濃さだけでなく、色々な形があり、それぞれに意味があります。以下で詳しくみていきましょう。
・生命線と頭脳線の始まりが一緒
生命線と頭脳線の始まりが一緒で、少しだけ重なっている手相は、標準的で大半の人が持っています。堅実で、ある程度計画を立てた上で行動に移す慎重派です。
・生命線と頭脳線が離れている
生命線と頭脳線の始まりが離れている手相は、別名「KY線」とも呼ばれ、空気読めない線という意味です。思い立ったが吉日で、ろくに準備もせず行動に出てしまいます。型破りで独自の道を進むタイプでしょう。
・生命線が途中で切り替わっている
生命線が途中で切り替わっている相は、線の切り替えと共に生命力も切り替わります。長生きできますが、線が切り替わる時は運気がダウンすることが多いので、この時期には新しいことはしない方がいいでしょう。
・生命線が鎖状になっている
生命線が鎖状になっている人は、体が弱く、精神的にもデリケートです。体力がない為、気力も続かないことが多いです。しかしストレスを避けることと、規則正しい生活を心がけて基礎体力をつければ、道は開かれていくでしょう。
・生命線上にほくろがある
生命線上にほくろがある人は急病にかかりやすいという意味があります。健康に関する戒めと捉えて、日頃から不摂生をしないように気をつけることで、不運を避けられる可能性はあるはずです。
生命線は長いか短いかで一喜一憂せずに、線の乱れがないように普段からチェックをして、健康管理に活かしていくことをオススメします。切れや障害線が出てきていないか、先が別れていないか、薄くなっていないかなど、時々観察していくといいでしょう。
左手の手相は変化しませんので、右手をみてください。そして、よくない相が出た場合は食事に気を配ったり、運動をするなどして、健康的な生活を送りましょう。人間ドックなどを受診してみるのもいいですね。そのようにして自分の体を大事にしていってください。
Written by 紅 たき