様々な「〇〇世代」がいますが、現代の若者は「ゆとり世代」から「さとり世代」へと変わっています。
このさとり世代、どのような世代特徴があるのでしょうか。さとり世代の特徴や仕事観・恋愛観、またゆとり世代との違いについて解説していきます。
さとり世代を簡単に説明すると「若者の○○離れ」という言葉に代表されるように、「欲がない」と言われている世代のこと。
バブル以後の不況しか知らない世代であり、堅実で現実的な性格とも言え、おおよそ1990年前後に産まれた人のことを指します。
1、欲がない
さとり世代の代表的な特徴。それが「欲のなさ」です。例えば「若者の車離れ」、もしくは「若者の恋愛離れ」、「若者の旅行離れ」のような感じで、消費行動に消極的であります。○○が欲しいという気持ちは少なく、基本的に消費行動に消極的なのです。
2、人間関係は良好に
比較的誰とでも仲良くできる、これもさとり世代の特徴です。もっと言えば「敵を作る」ということを好まないとも言え、誰とでも仲良くできるのは「無駄なトラブルを起こさないため」という処世術という側面もあります。
3、目立つのは苦手
出る杭は打たれる、なんてことわざがあるように、目立たなければ余計なトラブルを回避することは可能です。上記したようにさとり世代は「トラブルを起こしたくない」という気持ちが強いために、出ない杭を選ぶ傾向にあります。
世代によって違ってくる仕事観。バブル世代と団塊世代の仕事観が違うように、さとり世代にはさとり世代の仕事観があるものです。
例えば「仕事とプライベートはキッチリ分ける」というのもさとり世代の特徴。「仕事はお金を得るためのもの」であって、自分の存在意義ではないのです。さらに言えば、上司と一緒に帰りに一杯というのも、嫌う人が多い傾向にあります。
「リスクリターンの計算が上手い」のもさとり世代特有のものかもしれません。物心ついた頃にはバブルは崩壊しており、うなぎ上がりの経済成長や、好景気というものを知りません。
現実的な考え方を持ち、そのためコスパ重視。物事のリスクとリターンを読み取る能力が高いのです。
「若者の結婚離れ」、なんて言葉が出てきたように、結婚願望が薄いのもさとり世代の特徴の1つ。今までは結婚して子供を育てるのが「1つの幸せの形」であったのかもしれませんが、さとり世代にとっては結婚だけが幸せの形ではないのです。
趣味や自分の興味のあることに打ち込むことも幸せの形なのです。また、結婚だけではなく恋愛にも興味が薄いのも特徴の1つ。デートで得られるものと、自分の趣味や好きなことで得られるものを比べた場合、自分の趣味を優先するのです。
ゆとり世代とはご存知の通り、「ゆとり教育」を受けた世代の事を指します。そしてさとり世代と呼ばれる人々は、ゆとり教育を受けている世代でもあるため、産まれた年で明確な判別はできません。
ただし、「さとり世代の最大の特徴」を上げるとするなら、上記したように「欲がない」ということ。だた、この特徴もゆとり世代の人々の傾向と似通った部分があり、ゆとり世代とさとり世代の共通点であると言えます。
さとり世代の最大の特徴は「欲がない」ということ。ただしそれは「○○が欲しい」→「でも給料が少ないから買えない」→「諦める」という「諦めの感情」ではなく、「○○は必要ない」という達観じみた、ある種の価値観なのです。
ただし、「○○世代は○○だ」と決め込んでしまうのは愚か。「さとり世代」というレッテルで相手を見ずに、一人の人間として接することが大切です。
Written by センチネル