人と会話する時、「なんだか話が盛り上がらないな……」「いまいち話がかみ合わないな」と感じることありませんか?
上手く会話が弾まない理由は、共感力が低いことが原因かもしれません。人とコミュニケーションを円滑にとれると、恋愛も仕事も上手くいく傾向があります。
ということで今回は、「共感力とはどういうことか?」「共感力が高い人の特徴」「共感力がない人の特徴」「共感力を高める方法」などについてご紹介します。
「共感力が大事」とはよく言われますが、そもそも共感力とは、「相手の意見や感情などを共有すること」「人の気持ちを汲み取って寄り添うことができること」というものです。
自分本位なものの考え方をするのではなく、相手の気持ちも大事にしていくことなのですね。そのため、共感力のない人は「わがまま」「自分勝手」などと言われ、人から嫌われてしまいます。仕事や恋愛を成功させるためにも、共感力を高めることは非常に重要なのです。
共感力がないと言われる人には、次のような特徴があります。
・自分が大好きで他人に興味がない
・他人の価値観を受け入れる柔軟性がない
・人を思いやるということが分からない
・無神経な言葉を平気で口にする
・余計なおせっかいをして相手を自分の思い通りにしようとする
共感力がない人は、基本的に他人の気持ちに興味がなく、自分さえよければそれでいいというものの考え方をします。相手が辛くて泣いているのに「あなたより私のほうが大変なのよ」と言ってしまったり、他人の意見を受け入れられずに拗ねてしまったり。
これでは、まともにコミュニケーションをとれるはずがありませんよね。職場では孤立してしまうし、恋人には愛想を尽かされ捨てられるでしょう。
では反対に、共感力が高い人にはどのような特徴があるのでしょうか。
・感情表現が豊か
・共通点を見つけるのが上手い
・好奇心旺盛、他人への興味関心が高い
・相手の気持ちに感情移入できる
・他人の長所をうまく見つけて素直に認めることができる
・柔軟なものの考え方をする、他人の意見を受け入れられる
共感力が高い人は、そうじゃない人と比べて非常にオープンな印象です。「他人とは意見が食い違って当たり前」だと分かっているので自分の意見を無理矢理押し通すことはないし、人が好きなので良いところを見つけて仲良くしようとします。
そのため、一緒にいて心地良いから人が集まってくるのですね。また、人望が厚いので仕事でも出世しやすいです。
共感力の低い人が能力を高めるには、次のような方法が効果的です。
<相手の立場になって物事を考えてみる>
自分が相手の立場になったつもりで想像力を働かせれば、気持ちをリアルに想像しやすくなるため、無神経な態度でいたずらに傷つけてしまうことが減ります。
<話をじっくりよく聞き、相手の感情を汲み取る努力をする>
相手の感情を知るには、まずじっくり話を聞き、背景を理解することが大切です。
<十人十色、いろんな考えがあると理解する>
自分と他人は考え方が違って当たり前ということが理解できると、意見が食い違っても焦らないしイライラせずにすみます。
<本を読む>
特に恋愛小説や友情について書かれた物語がおすすめ。登場人物の心理描写が丁寧に描かれているため、人がどんな時にどのような考え方をするのかがよく分かるようになります。
<いろんなタイプの人と接してみる>
身近にロールモデルとなる人が少ないと、別のタイプの人と出会った時、理解するのが難しいと感じてしまいます。なるべくいろんなタイプの人と交流を持つようにしましょう。
共感力が高まると、人間関係が上手くいくようになり、社内や取引先で自分の味方が増えます。仕事は自分一人だけではできないので、協力者が多ければ多いほど有利です。
また、クライアントとの間に信頼関係ができると、「〇〇社と〇〇社、どっちに仕事を頼もうかな?」と迷った時、好感の持てるほうとして自分を選んでくれる可能性が高まります。
共感力の低い人は「仕事さえちゃんとできていれば問題ない」と考えがちですが、人に嫌われると困った時に協力してもらえないので、遅かれ早かれ行き詰まる時が来てしまうのです。
共感力が高まると人から好かれやすくなるので、仕事、恋愛、私生活、全てのことが上手くいくようになります。今の自分がそうじゃなくても、努力を重ねることで共感力は高めることができるので、さっそく今日から実践してみましょう。
人の気持ちが分かるというのは、一生モノの宝! 豊かな人生を送るため、なくてはならない能力です。
Written by まぁこ