女の子はみんなガールズ・トークが好き! という先入観を持たれることが多いですが、人それぞれ性格が違うのですから、必ずしもそうとは限りません。当然ガールズ・トークが苦手な女の子だって、少なからず存在します。
今回は、ガールズ・トークが苦手とされやすいポイントと、その対処法についてお話していきましょう。
「女の子の話にはオチがない」なんてよく言われますよね。内容が薄く、大きな盛り上がりなどもなく、言うなれば大きな声で独り言を話しているようなもの。それと女子特有の高い共感スキルが合わさって成り立つのが、ガールズ・トークです。
ガールズ・トークには愚痴がつきものですが、これも大抵の場合、論理的なアドバイスを求めているわけではありません。
ただ「ひどいよね~」という独り言に対して「だよね~」「わかるー!」という共感を求めているだけ。これが、女の子たちにとってはストレス発散方法の1つです。
しかし、すべての女の子がこうした会話を好きなわけではありません。中には「もっと有意義に時間を使いたい」「オチもなく、内容の薄いこうした会話に何の意味が?」と考える人もいます。
取り留めのない会話に対してさほど意味を見いだせない、やや男性寄りの考え方ともいえるでしょう。こうした人にとって、ダラダラと続くだけのガールズ・トークの時間は苦痛以外のなにものでもありません。
ガールズ・トークの話題で多いものといえば、恋バナ・パートナーの愚痴・誰かの噂話や悪口などでしょうか。話していて楽しいものもあれば、気が滅入りそうになるものもありますね。中でも噂話や悪口に対しては、良く思わない人も多いでしょう。
器用な女の子ほど、顔の使い分けが得意です。ガールズ・トーク中は思いっきり悪口を言っていたにもかかわらず、いざその相手の前ではニコニコ笑顔。さも仲良しのように振る舞います。そうした姿を見て、苦々しく思う人も多いでしょう。
また、一見楽しげに見える恋バナについても、人によって感じ方がかなり異なります。恋愛経験は人それぞれですから、経験があまりない人にとっては苦痛に感じる場合も。
「あなたはどうだった?」と急に話をふられて「え、わたしはあんまりそういう経験ないから……」と返事をするのって、なんとなく嫌なものです。恋愛経験の少なさにコンプレックスがあれば、惨めな気持ちになることもあるでしょう。
「オチのない話をダラダラするのが耐えられない」「ガールズ・トークって何の意味があるの?」と考え込んではいけません。なぜなら、ガールズ・トークとは、そもそもそういうものだから。初めから、深い意味など存在しないのです。
女の子は話すことと、共感を得ることでストレスを発散します。ガールズ・トークはそのための場所なので、会話の中身の重要度は二の次だったりするんですね。
噂話や悪口に加担するのは気が引ける、かといってその場で「それはおかしいと思う!」と真っ向から反論すれば、これまた変な雰囲気になってしまいます。その後の人間関係に支障をきたす危険性もありますね。
こうしたリスクを避けるためには、ネガティブな会話を好む集まりに参加しないこと。シンプルですが、それが1番ですね。
ガールズ・トークをする場合は、本当に気の合う人、話を楽しめる相手とだけするようにすればOK。そうすれば、余計なストレスを感じることはありません。
女の子はみんなガールズ・トーク好きだと思われていることが多く、「ガールズ・トークが苦手な女の子はアスペルガー症候群かも」と言われることもあります。
もちろんそういった要因が隠れている場合もありますが、単に苦手なだけという女の子だって少なくありません。かくいう筆者も、ガールズ・トーク中に居たたまれないな……と感じることもあります。
女子であればガールズ・トーク好きでなければいけない、ということはありませんし、必ずしも参加する必要もありません。会話は楽しむもの。楽しくない会話を無理にする必要はない、と考えるだけで、ちょっとだけ楽になるはずですよ。
Written by 七尾なお