ストレスフリーな生活を送るためには、ストレスの原因に気付いて取り除く必要があります。
そこで、まずは自分が何に対してストレスを感じているかを自覚するところからはじめます。
そしてストレスフリーになる方法を実践して、自分を楽にしてあげましょう。
ストレスフリーになりたい! と願うオトナ女子は多いですよね。
仕事に対してイライラ、彼氏や友達にもイライラ……毎日こんなにストレス溜まってたらそのうち体おかしくなっちゃうかも! と思うこともあるのでは?
どうしてそんなにストレスがたまってしまうんでしょうか?
ストレスを特にためやすい人とはどんな人なのか見ていきます。
やたらと細かいことが気になる人。何かをする前に心配ばかりしてなかなかはじめられない人。
そんな神経質な人はその神経質さからストレスがたまりやすく、ストレスフリーとはなりにくいかもしれません。
人が気にしないようなことが気になる人は、細かいことにもよく気がつくタイプの人です。
でも、細かいことにも気づいてしまう分、それが気になってしまい、いつもイライラしてしまいがち。
ついつい周りの人の目を気にしてしまう人っていますよね。誰もそんなことまで気にしてはいないのに、本人だけがメチャクチャ気にしてる。
気にしなくて大丈夫だよ! と言ってもあまり本気に受け取ってもらえない。
誰でも周りの人の目は気になるものだけど、あまりにも気にしすぎる人はストレス面で要注意。周りが気になるということは、それだけ周りに気を遣ってもいるのです。
ほんとは自分の意見とは違うのに、周りに流されて思ってもいないことをしたり言ったりしてしまう。
周りに強く言われると、なかなか自分の意見を通すことができない人もストレスには弱いです。
周りに流されてしまうということは、自分の本心とはかけ離れたことを口にしたり行動に移したりすること。
ほんとはそうじゃないのに……とストレスに感じてしまいます。
何かを決めなくてはいけないときに、なかなか決めることができなくてグズグズしてしまう優柔不断タイプの人もストレスがたまりやすいです。
どちらがいいのか咄嗟に判断できなくて、ついつい考え込んでしまいがち。
深く考えずに直感ですぐ決めてしまうような人からは、何をそんなに悩むことがあるのかと呆れられてしまうようなことも。
この「悩む」という部分がストレスフリーになれない人の特徴なんですよね。
なんでも上手くできないと気がすまないとか、上手くできるまで頑張っちゃう完璧主義な人っていますよね。
完璧にできるよう頑張る人、完璧になるまで頑張る人は頑張り屋さんです。
でも、頑張れば頑張るだけストレスはたまりがち。
上手くできない自分にイライラしてしまったり、できない周囲に対してもイライラしてしまう。
完璧主義なために、余計にストレスがたまるんです。
きちっと整理整頓されているのは気持ちいいものです。でもあまりにも几帳面な人は、すべてにこだわりを持ちすぎて気持ちがなかなか落ち着きません。
几帳面な人の中には、ペン1本の置き方、コップの置き方1つとっても気になってしまうという人も。
整理整頓好きくらいならいいのですが、そこまで細かく几帳面にしないと気がすまないような場合、ストレスフリーになるのは難しいです。
ストレスフリーな生活を送るには、ストレスフリーになれない人の特徴を改めるのが近道です。
でも、分かっていても変えることってなかなか難しいですよね。
覚えていて欲しいのは、人の性格は変えることができる! ということです。
自分ってダメだなぁとか思っても、諦める必要はありません。少しずつ、できることから変えていくことが大切ですよ。
ストレスがたまりやすい、と感じている人は追い詰められやすい人です。
自分で自分を追い込んでしまって、逃げ場をなくしてしまうんですよね。
そこで大切なことは、「なんとかなるさ」精神で心に余裕をもつこと。
あなたがちょっとくらい失敗したからって、世の中終わる訳じゃありません。
わりと大したことないことだったりするので、あまり気にしすぎないようにしましょう。
いろんな細かいことが気になる人、完璧でないと気がすまない人は一度深呼吸をしてみることも必要。
人は6秒あれば怒りを静められると言われています。そこで、何かにイライラしたときや怒りを感じたときは6秒以上の時間をかけて、他のことを考えてみてください。
やがて怒りがおさまったら、口に出して「まぁいっか!」と発言するのもおすすめ。
慣れてきたら、口にしなくてもそういう気持ちが浮かんでくるようになります。
完璧主義な人はとくに失敗することを恐れています。他の人からすれば、どうしてそんなに気にするの? というくらい、異常なほど失敗を怖がっていることも。
「失敗は成功の母」と言いますよね。失敗したということは、その方法では上手くいかないことを学んだ、ともいえる訳です。
失敗しても無駄ではない、失敗は成功のもとだと考え方を変えていきましょう。
普通は言い訳をやめてしっかり立ち向かおう! というところですが、ストレスをためやすい人やストレスフリーになりたい人はむしろ、立ち向かいすぎなんです。
どんな困難にも真剣に立ち向かいすぎていて、自分を追い詰めて逃げ場を失ってしまう。
そんなときは、自分を追い詰めすぎないように言い訳を探して、逃げ場を用意してあげることも時には必要だと覚えておいてください。
苦しいことばっかり考えていないで、苦しいな、と感じたら楽しいことを優先して自分を逃がしてあげる。
そうやって楽しいことをしているうちに、嫌なことはあまり気にならなくなったりします。
逃げてはダメだ、と考えてはいませんか?
それは間違ってはいないのですが、ストレスをためこんでしまうようなら、楽しいことで気分転換するのも重要です。
気分を変えれば、いいアイディアが浮かぶかも!
考えすぎて気持ち悪くなったり。考えすぎてグルグルしてきた。
そんなときは、考えることを一旦やめて他のことをしてみるのがおすすめ。
とくに好きな趣味に没頭してみたり、ペットを飼っているなら相手をしてあげるとよい気分転換にもなります。
考え続けていても、なかなか良い考えは浮かばないもの。違うことをして、気持ちを切り替えましょう。
自分の気持ちに正直になること、周囲の意見よりも自分の意見を大切にしてしたいようにすることで、ストレスから解放されてストレスフリーになれます。
ストレスフリーになれない人は、周囲の気持ちを優先しすぎて自分の気持ちを見失ったり、ないがしろにしたりしています。
自分の意思とかけ離れたことをすることは、ストレスにしかなりません。自分のしたいようにすることも大切ですよ。
美味しいものをお腹いっぱい食べると、どんな人でも幸せになれますよね。
とくに女性はスイーツバイキングに出かけたりして気分転換をするのもよいでしょう。
悲しい気持ちになってしまったとき、落ち込んでしまったときはとくに有効。
美味しい食べ物や大好物をお腹いっぱい食べたら、落ち込み続けることはなかなか難しくなりますよ。
本当は口に出して言うのが1番よいです。でも、相手がいたりしてなかなか言えないことってありますよね?
そんなときは、とりあえずノートに自分が感じた理不尽なこと、モヤモヤしていること、怒っていることを書きだしてみます。
ノートに書くことで怒りを発散させることができるし、しっかり書くことで自分が何が嫌なのか、何が起こったのかを正確に理解することができます。
実は、自分でも気付いていない『自分の本心』にストレスの原因が隠れていることもあります。
例えば、「友達がノロケばかりでムカつく」と思っている場合、本当は「彼氏と仲良くて羨ましい」と思っている自分に気付いていない人は多いのではないでしょうか。
日頃から『他人への不満』が多い人は、私の本当の望みは何だろう? と自分の本心を探ってみてくださいね。
ここまで、ストレスフリーになる方法について紹介してきました。
でもこれらの方法は、あまりにも極端にやってしまうと害になったりします。
ストレスフリーになれないタイプの人はわりと極端な人が多かったりするので、極端から極端に走らないようにすることが大切。
ストレス発散をしようとしすぎて、今度はそっちが問題になることも。
ネガティブよりは、ポジティブの方がいいのは間違いありません。でも、あまりにもポジティブになろうとしすぎるのは危険です。
例えば、本当は悲しいことや落ち込んでいるのにそれを無視してポジティブなフリをするような行為。
本当に強い悲しみや落ち込みを感じているときは、無理をしてポジティブになる必要はありません。
心を偽ること、それ自体がまた新たなストレスになりえます。
ストレスフリーになるために、自分の意思を通すことは大切だと書いてきました。
でも、周囲が反対するようなことでも自分の意思を通そうとすることは、周りには単なるワガママに映っています。
ワガママに振る舞ってしまうと、周囲から距離を置かれてしまったりしてまたそれがストレスになってしまうことも。
ワガママにならない範囲で、周囲に合わせる術を身に着けましょう。
自分のことや相手のこと、周囲のことや将来のことについて考えることは、別に悪いことではありません。
ストレスフリーになるために、全て考えることをやめた方がいい、という訳ではないのです。
ただ気をつけて欲しいのは、考え過ぎてはいけないということ。
1日考えたら次の日は一旦考えるのをやめて気分転換するなど、考えすぎないようにすれば大丈夫です。
手軽にストレスフリーな生活を送りたければ、ひとりぼっちになることが一番の近道でしょう。
でも、人は一人じゃ生きていけませんよね?
ストレスフリーな生活を送るためにストレスの原因を排除することも大事ですが、ストレスを忘れてみるということも同じくらい大事です。
まずは素直に自分と向き合って改善点を探すこと。
気持ちを楽にして、自分だけでなく相手のことも許したり、忘れるようにしてみてくださいね。
Written by 永瀬なみ