たとえばシャンプーを選ぶとき、女性は、ブランドや香り、ボトルのデザイン、成分などを吟味して選ぶのに対し、男性は「シャンプー」と書いてあるかどうかだけしか気にしない……というコラムをどこかで読んだことがあります。
男女で気にしている点がまったく違うということですが、シャンプー選び以外にも、男性が「どうでもいい」と思っていることがあります。いくつかご紹介しましょう。
「ネイルを新しくしたら、このデザインどう? とか、ネイルを変えたけど、どう? とぼくの彼女は言ってきますが、正直、どうもこうも、あんまりぼくは気にしていません。で、適当に、まあいいんじゃない? と流すと、全部で1万円もしたのに……とか、すっごく時間がかかったのにと怒られます」(25歳・印刷)
男にとっては、爪は爪でありさえすればいいのかもしれないですね。あまり複雑なデザインの爪は、女性の努力に反して「ややこしいオンナみたいだ」と思われるという調査結果もどこかで読んだことがあります。
「女性がなぜダイエットに真剣なのか、まったく理解できないですし、別にダイエットしなくてもいいと思います。痩せている女子より、多少ふくよかな女子のほうが絶対に色っぽいですって」(27歳・運輸)
男性は、どちらかと言えば、ふくよかな女性を好むという調査結果も、いくつもの会社から出ていますが、ではどの程度まで「ぽちゃ」がOKなのか、女性のみなさんは頭を悩ますところではないでしょうか。
「靴とカバンの色を合わせるとか、材質の感じを合わせるということにこだわっている女性ってときどきいますが、男って、そういうところをあまり見ていないです。こだわっている女性の靴やカバンって、わりと高価なものであることが多いと思いますが、3,000円くらいの靴とカバンでも、10万円くらいするものであっても、男はよくわかってないし見てないですよ」(29歳・会社役員)
ブランドもののカバンや靴を身につけていたら「お金がかかりそうなオンナ」と思われるし、「そもそも興味がない」と言われるし……。男ってやつは……と感じる女性も多いのではないかと推測します。
「前髪を数ミリ切ったことに気づかないでいたら、彼女にすごく怒られたことがありますが、前髪の数ミリの違いって、ぼくは気にもしません。彼女は、前髪だけを切りにお金を払って美容室に行ったらしいのですが、その発想もぼくにないし、かけたお金のわりに小さな変化で残念ネ……と思うのです」(24歳・大学院)
女性が1時間、鏡を見て、前髪を切ろうかどうしようか、迷っていた努力は、男にとっては「なかったも同然」ってことで……。
いかがでしたか? ネイルも見ていない、前髪も見ていない。高価な靴やカバンも見ていない。これが男の実態のようです。
では男は女性のどんな努力を評価しているのでしょうか? 機会があれば別の項でご紹介したいと思います。