なにかと煙たがられがちな40代女性。年齢を重ねたからこその豊富な経験や知識が、時として周囲との関係をギクシャクさせてしまう原因に。
この記事では、円満な人間関係を築くヒントとして、煙たがられる40代女性の特徴と具体的な対処法を紹介します。
40代女性の多くは、仕事でも私生活でも豊富な経験を持っています。だからこそ、その経験を踏まえたアドバイスや言動が、時として周囲に「煙たい」と思わせてしまうことも。
まずは、煙たがられやすい40代女性の特徴から紹介します。
口では「もう若くない」と言いながら、実は若く見られたい願望が強い。そんな40代女性は周囲から煙たがられがちです。
特に周囲を辟易させてしまうのが、「わたしももうオバサンだからさ」「いくつに見える?」といった、「否定待ち」の前フリ。
「○○さん若いですよね」「40代には見えないです!」といった返しを期待していることが分かるので、周囲はウンザリしてしまいます。
実年齢よりも若く思われるどころか、かえって年齢へのコンプレックスが浮き彫りになる結果に……。
「まあ、よくあることだよソレ」「まだ○○さんには分からないかもしれないね」など、経験値の差を強調する発言も、周囲に煙たがられる40代女性の特徴の一つ。
よかれと思って若いママへ子育て経験者としてアドバイスを力説してしまったり、職場で後輩への指導が説教調になってしまったりといった心当たりはありませんか?
相手を見下すような態度は、一瞬で信頼を失う原因になるので要注意です。
中には、他人のプライベートへ必要以上に踏み込んだり、自分の価値観を押し付けたりした結果、周囲に煙たがられてしまう40代女性もいます。
「そろそろ子どもは?」「結婚は早いほうがいいよ」そんな、20年前にはありふれていた発言も、現代ではNGです。
他者のプライベートへズカズカ踏み込む発言は、「古い価値観の人」といった印象を与えるのはもちろんのこと、「下品な人」という評価にもつながってしまうことを心しておきましょう。
煙たがられる40代女性の特徴が分かったら、次に知っておきたいのが「煙たがられないための方法」です。周囲に好印象を与え、良好な人間関係を築くために意識したいポイントを5つ紹介します。
「煙たがられない40代でいたい」と思ったら、まずは、周囲の人の価値観や生き方を認めることから始めましょう。
世代が違えば、価値観や常識も異なるのが当然。その違いに興味を持って楽しむことで、あなた自身の人生をよりよいものにしてくれる新しい発見があるかもしれません。
相手の話にじっくり耳を傾け、その人なりの考えを理解する姿勢が大切です。
過去の栄光や経験にとらわれすぎず、「今」の自分を磨くことに集中しましょう。
新しい趣味や学びを始めたり、興味のある分野でスキルアップしたりもおすすめ。
40代だからこそできる素敵な生き方はたくさんあります。前を向いて歩む姿は周囲の人々にも良い影響を与え、あなたの居場所をより心地のよいものにしてくれるはずですよ。
煙たがられない40代でいるためには、「昔はこうだった」という固定観念から離れ、時代の変化を受け入れる柔軟さを持つことも大切。
働き方や結婚観、子育てなど、人の生き方にまつわる価値観は確実に変化しています。若い世代とのコミュニケーションを通じて価値観をアップデートし、自分の視野をどんどん広げていきましょう。
他者、特に若い世代の言動が気になる気持ちを丁寧にひもといてみると、その奥底に自分自身の人生に対する不満が存在しているケースもあります。
もしも心当たりがあるのなら、まず始めるべきは自分の人生に集中すること。
具体的には、目標や夢を持ち、自己実現に向けて行動を起こしてみましょう。自分の人生が充実していれば、他人のことはさほど気にならなくなるもの。理想の将来像に向かって、一歩ずつ前進していきましょう。
経験者だからこそ伝えられる知恵や助言は、確かに価値があります。ただし、その伝え方には工夫が必要。
「こうすべき」ではなく、「こういう方法もありますよ」と提案型で伝える。また、相手が助言を求めているタイミングを見極めることも大切です。
押しつけがましくならず、さりげないサポートを心がけることで、あなたのアドバイスは「うっとうしいダメ出し」から「有益なアドバイス」になるはずです。
40代という年齢は、人生の大きな転換期。経験を重ねてきただけに、若い世代への思い入れが強くなりがちです。
しかし、その思いが空回りして、「煙たい存在」になってしまっては本末転倒。自分の価値観を押し付けるのではなく、相手を理解して寄り添う姿勢を持つことで、周囲から信頼され、憧れられる存在になれるはず。
40代だからこその魅力を活かしながら、世代を超えた温かい人間関係を築いていきましょう。
Written by やまだうめ