会話がうまくできない、なかなか相手と通じ合えないと悩んでいる方は、俗にいう「コミュ障」かもしれません。
コミュ障は他人からの評価を気にする傾向があると言われています。コミュ障の特徴を知ることで、コミュ障を克服しましょう! また今回は、コミュ障と言われないようにするためのポイントも併せてご紹介します。
コミュ障でなくても、伝えたいことを伝えられているか、相手を困らせてはいないかなどを考えるきっかけにしてみてください。
まずは、コミュ障といわれる人の特徴を見ていきましょう。コミュ障かどうか分からないという方は、当てはまる項目がないか確認してみてください。
コミュ障といわれる人の中には、自己主張が苦手なタイプと、自己主張しすぎてしまうタイプがいます。
コミュ障といえば、緊張してうまく話せない、会話を続けるのが難しそうな人を思い浮かべることが多いでしょう。しかし、人の話を一切聞かず、自分だけが話し続けてしまうタイプもコミュ障に分類されます。
どちらかと言えば自己主張が苦手なタイプをコミュ障と呼ぶことが多いため、主張しすぎてしまうタイプは単に「自己主張が強い人」と認識されますが、どちらのタイプもコミュニケーションを取らなければならないシーンではかなり苦労するのが特徴です。
嫌われることを恐れている、悪く思われたくないという意識が強いのもコミュ障の特徴です。
つまり、他人の目を気にしすぎているのです!
常に「ちゃんと話さなきゃ」「間違えたら嫌われてしまう」と考えているせいで、それが逆にプレッシャーになり、余計に何を話せばいいか分からなくなるという負のスパイラルに陥ってしまいます。
最終的には、自分の考えをうまく伝えられないから自分はダメな奴だと思い込み、いっそう他人とのコミュニケーションが苦痛になってしまうのです。
他人の目を気にすることに加え、極端なネガティブ思考、激しい思い込みによって、コミュ障が悪化していくケースも多く見られます。
コミュ障を改善するために意識するべきことは、コミュ障の人だけでなく、コミュニケーション能力を上げたいという場合にも使えます。
ここからは、コミュ障と言われないためのポイントをご紹介します!
コミュニケーションとは、自分がうまく話すことだけを指すものではありません。自分と相手双方の思っていることや意見などを交換し合う作業のことを言います。コミュ障の人は、まずはその認識を改めることが大切でしょう。
まずは、質問されたら質問し返すことを意識するのがおすすめです。
コミュ障の場合、どうしても自分がうまく返事をすることに意識を向けてしまいがち。相手から質問されたら、こちらも質問を返す、これを繰り返すことで会話が続くようになります。
「自分だけ話しすぎてしまったな」というときも、質問で終えることで、会話のバランスが取れて便利です。
コミュ障の人は、基本的にネガティブだったり、思い込みが激しかったりするので、相手の話を聞く前から「嫌われている」「馬鹿にされる」と身構えてしまいがちです。
そんな思考では、相手が何か伝えてきても、話がしっかりと頭に入ってきませんよね。
ネガティブに考える前に、まずは相手が伝えようとしていることに注目し、最後まで話を聞くように意識してみましょう。
そうすることで、返事をするタイミングが分かってきたり、どのような回答が求められるのかを察しやすくなったりします。
人の話を一生懸命聞くことで、「聞き上手な人」という印象も与えられ一石二鳥です。
そして最も重要なのが、否定的な言葉は使わないということです。
うまく話せなくても、たとえ主張をしすぎても、否定的な言葉を使わなければコミュ障特有の雰囲気が緩和されます。
人は、「否定しない人」に安心感を覚える生き物です。ネガティブに考えがちなコミュ障の人であればなおさら、その安心感の重要性が分かるのではないでしょうか?
そして不思議なことに、安心感を与えてくれる相手からの言葉には自然と耳を傾けます。つまり、こちらがうまく話せなくても、相手は話を一生懸命聞いてくれるようになるのです。
まずは、とにかく否定的な言葉を使わずにコミュニケーションを取ってみてください。それが継続できれば、好印象を与えることができ、コミュ障と言われることもなくなるはずです。
コミュ障の人は、「うまく話せないこと」に悩んでいると思います。しかしコミュニケーションで重要なのは、うまく話すことではなく、相手と通じ合うことです。
相手の話していることを理解し、共感したり、そこで思ったことを言葉にしたりすることが大切なのです。
まずは、相手の話をよく聞くことに意識を向けることから始めてみてくださいね。
Written by 早紀