年々、年の差恋愛はめずらしいものではなくなってきています。カップルの中には、親子ほど年の差がある人たちもいますよね。
一方で、周りの目が気になったり、当人同士がジェネレーションギャップを感じたりすることもあるでしょう。行き違いのもとになると思われ、ネガティブな印象を持たれがちのジェネレーションギャップ。
とくに相手が恋人の場合は「えっ!」と固まってしまうこともありますよね。当記事では、そんな年の差恋愛にあるあるなジェネレーションギャップの例を紹介。
また、年上側がついついやりがちで、実は年下を困らせている言動もお伝えします。年の差恋愛に限らず、職場の人間関係などにも当てはめて、参考にしてみてくださいね。
年の差恋愛でいうところの「年の差」が、いったい何歳からを指すのかは曖昧です。
おそらく、5歳未満では年の差というには弱いでしょう。逆に10歳離れていれば、立派に年の差恋愛と言えそうです。
10歳と仮定した場合、そこにジェネレーションギャップが生じるのは当たり前ですよね。だって、10年経ったら世の中がどれほど変わっていることか……。
というわけでここでは、ジェネレーションギャップは「良くないもの」ではなく、あくまで年齢差によって生じる違い、という観点から紹介します。
年の差がもろに出るのがカラオケです。これはカップルに限らず、職場の人たちと行く場合も同じですね。
年を重ねても常に最新の流行曲を追い続け、かつそれを自分の「持ち歌」としている人はそこまで多くないでしょう。
筆者がカラオケでよく歌う曲も、今やすっかり懐メロ扱いされています。最新だった時代もあるんですけどね。
ちなみにカップルでよくカラオケに行く場合は、お互いがお互いの持ち歌を学んでいき、そのうちギャップが埋まっていくとも言われています。
カラオケで歌う曲同様、年々「トレンド」に疎くなる人が少なからずいます。そうすると、今、若い人たちの間で人気の有名人やコンテンツがわからない……というケースがよく起こります。
逆に昔の名作なんかはよく覚えていたりするので、意気揚々と「〇〇って知ってる?」なんて年下に話してはぽかーんとされ、ジェネレーションギャップを感じてショックを受けるのです。
ファッションのトレンドも流れが速いもの。昨年流行ったアイテムが今年は廃れているので、かなりのおしゃれさんでないと、この流れについていくのは難しいでしょう。
10年前のトレンドを「今もイケる」と信じて着続ける姿は、やや痛々しく見えてしまうかもしれません。
とはいえ、「これこそが私だ」という信念を持っていれば、それもアリだと思います。10歳も年下の子たちの流行りに寄せてみたところで、それが似合うとも限りませんしね。
言葉にも流行があります。筆者が10代だった頃には「チョベリバ」などのギャル言葉が一部で流行り、すぐに消えていきました。
最近は、あの当時よりもさらに言葉の流行の動きが速いように感じます。生まれたと思った言葉が、あっという間に死語化しているんですよね。
若者ぶった結果「それ、もう古いよ」と言われるのが怖すぎるので、極力流行語の類は使わないようにしています。
それでも、相手が知らない言葉を使うこともあります。知ったかぶりをした結果、話の辻褄が合わず、恥をかくことほど恥ずかしいことはありません。
たとえ相手が年下であっても、知らないことは知らないときちんと言うことが大事です。
ジェネレーションギャップが起こるのは当たり前のことですが、やってはいけない言動もあります。どんなものがあるでしょうか。
「俺たちの若い頃は……」でおなじみのアレですね。
年を取ってみると、確かに世の中はどんどん変わっていくので、ついポロッと「昔はね……」と言いたくなる気持ちもわからないではないです。
ですが、そこは時代が違うというもの。当時の常識は令和の今の世では非常識になっていることも多々あります。
何より、過去のことしか自信を持って話せないというのは悲しいことではないでしょうか。
年上女性に多いパターンです。「こんな年だから」「もうおばさんだから」と、会話の中に隙あらば自虐を入れ込んできます。
これを言われると相手は反応に困るし、何なら「そんなことないですよ!」と言わなければいけないようなプレッシャーまで与えることになります。
使わない方が無難です。
ジェネレーションギャップが生じるのは当たり前のことなのに、相手が知らないことをねちねちつっつくパターン。めんどくさいですね。
逆に年下からマウントを取られ返されても、文句は言えません。
年齢差があることで、相手の知らないことをお互いに教え合うことができます。
新たな知識を吸収できるため、ジェネレーションギャップ自体はそう悪いものではないはずです。
むしろそのギャップを楽しむことで、同年代との恋愛にはない魅力が感じられるのではないでしょうか。
Written by 七尾なお