結婚に向けていろいろと婚活されている方もいるでしょう。なかにはマッチングアプリやサイトを利用している方もいるのではないでしょうか。しかし、アプリなどでは不安に思う方もいるでしょう。今回はそのような方にも読んでいただきたい「結婚相談所」について紹介しています。
最近ではマッチングアプリや出会い系サイトではなく「結婚相談所」を利用する方もいますが、結婚相談所を通したお見合いとはどのようなものなのでしょうか。
結婚相談所を通すことによって、あらかじめ相手のプロフィールなど自分が気になるところを確認することができ、さらに出会いが少ない環境にいる人にとっては結婚相談所に登録されている方の中から選ぶことができるため出会いの機会が増えます。
多くの結婚相談所は、男性と女性の双方の条件が一致もしくは近く「会いたい」となればお見合いをするという流れになっています。タイプではない方とは会わなくてすむのもメリットのひとつでしょう。
昔ながらのお見合いはご近所の人、友人や知人、親戚といった「人の紹介」でお見合いを行うことが多く、そのため間に立った人いわゆる「仲人」の顔をつぶすわけにはいかなかったりするなど、お断りをするのも気をつかわないといけない場合が多くありました。
現在のような結婚相談所ではあらかじめ、職業やどのような趣味があるのかなどといったプロフィールを登録するため、自分の条件に合った人と会うことができ、お断りもそこまで気をつかわなくてすみます。
とはいえ一度、会った方に直接お断りを入れる時は、やはり相手を傷つけないようにする配慮は必要です。
仲人を通して行われた昔ながらのお見合いでは、仲人さんが日時や場所を決めてお見合いを進めるという流れが主流でした。では、結婚相談所を通したお見合いではどのような流れになっていくのでしょうか。
まずは結婚相談所に入会しないといけません。入会する結婚相談所を決める時はどれくらいの会員数がいるのか、自分が希望する年代層の会員数はどれくらいいるのか、登録料や会費はいくらなのかなど自分に合った条件が整っている結婚相談所にしましょう。
入会手続きが終わったら次は自分のプロフィールを登録します。プロフィールは会員が相手を探す時に最初に見るものになるため、基本情報だけではなくパーソナル情報もできるだけ欄を埋めるようにしましょう。
また、プロフィールとともに登録するのが写真です。写真は相手に良い印象を持ってもらうためにも、笑顔で清潔感のある写真を選んで登録しましょう。
プロフィールを登録した後は自分の条件に合う相手がいるかどうかを検索します。多くの結婚相談所はプロフィールをデータ化しているため、検索も行いやすく条件の絞り込みなどもしやすくなっています。
相手を探す方法として自分で写真やプロフィールをみて検索する方法のほか、入会時に登録したコースなどによっては結婚相談所のカウンセラーもしくは担当者から相手を紹介してもらえることもあるので、入会時に確認しておきましょう。
自分が会ってみたいという相手が見つかり、相手からも会うことを了承してもらえたらお互いに都合のいい日などを調整してお見合いをするという流れになります。
お見合いの申し込み方法として、結婚相談所のシステムを利用して自分で相手と連絡を取り合うコースのほか、結婚相談所の担当者が間に入って連絡をとってくれるコースもあります。
自分も相手も仕事をしている場合、日程の調整に時間がかかってしまうこともあるでしょう。また、お互いの職業によっては休日が合わないこともあります。そのような時は平日の仕事終わりなどに会うパターンも視野に入れて、日程の調整をすると良いでしょう。
なお、担当者が間に入ってくれた場合は、日程の調整などに思いがけない時間がかかることもあります。
相手との日程調整などを終えると、いよいよお見合いになります。お見合いはお互いの気持ちがかたまれば結婚へと繋がる大切な出会いの場であり、また、将来の夫や妻となる人と初めて顔を合わせることになる可能性のある場です。
当日になって慌てることのないように、ここで当日の流れを確認しておきましょう。
お見合い場所へは時間の余裕をもって行くようにしましょう。お見合いは相手に初めて会う大切な場ですし、お互いの気持ちが合えば結婚にも繋がっていく可能性もある場にもなります。
第一印象を良くするためにも遅刻をすることは避けましょう。もしやむを得ない理由で遅刻してしまうことがあれば相手に連絡をするか、直接、連絡先を聞いていない場合は結婚相談所の担当者から相手に連絡してもらいましょう。
また、待ち合わせ場所が初めて行く場所の場合は途中で迷ったりしないように、あらかじめ地図などで場所の確認をしておくと慌てなくてすみます。
待ち合わせ場所でお互いの姿を認識したら、いよいよお見合いが始まります。
最初は緊張してしまうこともあるでしょうが、第一印象を良くするためにもできるだけ笑顔になるようにしたほうが良いでしょう。
ここでは仲人さんがいる場合と2人だけで会う場合の2パターンをご紹介します。
仲人さんがいる場合
仲人さんがいるお見合いの場合、自分から挨拶をするのは仲人さんの顔をつぶすことにもなるので避けます。まずは仲人さんから「こちらは○○さんです」と相手に紹介してくれますので、紹介を受けてから挨拶をするようにしましょう。
2人で会う場合
2人で会うお見合いの場合、出会いの時は緊張してしまう方もいるのではないでしょうか。相手のプロフィールをみて自分の条件に合う人とのお見合いのため、良い印象を持ってもらおうと思うあまり力が入り過ぎることもあるでしょう。
緊張しそうな人は待ち合わせ場所に早めに行き、その場所の雰囲気に慣れることで緊張がほぐれることもあります。また、強張った硬い表情では良い印象にはなりませんので、鏡の前で顔の筋肉をほぐすようにしておくと良いでしょう。
仲人さんがいる場合も2人で会う場合も挨拶が終わった後は「時間を割いてもらってありがとうございます」とお礼の一言を添えるようにしましょう。
お互いの自己紹介が終わったらお茶や食事をする場所に移動します。仲人さんがいるお見合いの時は両家の親も一緒に来ることが多いため、あらかじめ注文された食事をしながらお見合いを進めるという流れになることがあります。
2人で会う場合はいきなり食事というよりは、お茶をしながらお見合いをするというパターンが多いです。メニューが席においてあれば女性から男性に向けて「何になさいますか」と聞くと良いでしょう。
この時、男性は「お好きなものを」と女性に言ってあげると良い印象を持ってもらえる可能性が広がります。
お見合いの時間は大体1時間くらいを目安にすると良いでしょう。話が弾むと短いと感じる人もいるでしょうが、初めて会う人とは知らない間に緊張していることが多く、「またこの人と話がしたいな」と相手に思ってもらえるくらいがちょうど良いといわれています。
この会話の時間の中ではプロフィールにのっている項目以外のことを聞くようにして、相手がどのような趣味を持っているのか、価値観は合うのかといったことを知ることができるようにしましょう。
お見合いを終えるタイミングは意外と難しく感じる人も多いようです。特に会話が弾んでいる時はなかなか切りだしにくい雰囲気にもなり、自分から切り上げたら悪い印象を持たれてしまうのでないかといった心配もあります。
ではどのようにすればいいのか、仲人さんがいる場合と2人で会う場合とでみていきましょう。
仲人さんがいる場合
仲人さんがいる場合、両家の親などの同席者と離れて2人で話す時間を仲人さんが作ってくれます。その時間を利用し、釣書に書いてあること以外のことを話して自分のことを知ってもらいましょう。
会話の終了も仲人さんが頃合いを見計らって、いい時間になったら声をかけてくれます。その後、同席者のところに戻ってお互いに挨拶をしてお見合いは終了という流れが多いです。
2人で会う場合
2人で会う場合は仲人さんのように声をかけてくれる方はいませんので、自分たちで会話を終了させます。自分で終了させるタイミングなどが分からない方は結婚相談所の担当者に時間がきたら連絡をもらうようにしている方もいます。
2人で会う場合は、会話を終了させたらその後会計に向かうという流れです。
お見合いでは男性側が会計をするという流れが良いとされていますので、女性は男性が会計している間に先にお店を出て待ちます。
男性が出てきたらお礼を伝えると良い印象を持ってもらえる可能性が広がるため、次につなげたいのであればきちんとお礼を伝えるようにしましょう。
会計も終わり解散する時には相手に「今日は楽しかったです」や「またお会いしたいです」といった言葉を伝えると相手も悪い気はせず、次に会えるチャンスも大きくなります。
また「今日は時間を割いてくれてありがとう」といった主旨のお礼をもう一度言うことで丁寧な対応をする方だという良い印象を持ってもらえる可能性がありますので、最後まで気を抜かないようにしましょう。
お見合いを終えた後は結婚相談所の担当者に終了したことを連絡します。その時、担当者のほうから相手の印象などを聞かれることもありますので正直に答えると良いでしょう。
交際を進めたいという場合は担当者にその旨を伝えます。相手にも結婚相談所の担当者を通して伝わりますので相手からの返事を待ちましょう。
交際を進めない場合は、できるだけ早くお断りすることを担当者に伝えます。相手も結婚相手を探していることから、交際を進めないのであれば返事を引き延ばしてしまうとそれだけチャンスを逃してしまいます。
迷っている場合は担当者に相談すると良いでしょう。
昔ながらのお見合いの場合も、基本的には結婚相談所を通す時と同じ流れになります。交際を進める場合は仲人さんにその旨を伝えると相手にも伝わりますので返事を待ちます。
交際を進めない場合はやはり仲人さんにお断りを伝えますが、こちらも早めに連絡するようにしましょう。その時は仲人さんの顔をつぶさないように言葉を選んで伝えるようにします。
迷っている場合はどのような点で迷っているのかを家族などに相談すると良いでしょう。
お見合いの日程調整ができ次第、実際に顔を合わせることになります。当日は初対面の人に会うことから緊張もするでしょう。当日に備えてあらかじめ準備をしておくと気持ちも落ち着き慌てなくてすみます。
ではどのような点に注意すればいいのか、みていきましょう。
結婚相談所では自分が希望する条件に合う人を探すことができますが、すべての条件が合う人が見つかるかといえば必ずしもそうではない場合もあります。
お見合いは時間が限られています。そのなかで自分が希望する条件とどこが違うのか、違う点は許容範囲なのかといったことやプロフィールに書かれていないことなどを知っていかないといけません。
そのため、相手との日程の調整ができお見合いが決まったらもう一度、相手のプロフィールを確認しておきましょう。
例えば相手のプロフィールに「趣味は映画鑑賞」と書かれてあったとします。その場合、よく観る映画はどのような系統なのかなど、あらかじめ相手に聞きたいことを考えておくと「会話が続かない」と慌てなくてすむでしょう。
また相手のことだけでなく、自分について話したいことも考えておくと聞かれた時にスムーズに伝えることができます。
相手の話を聞いていなかったり相槌をうっているつもりが、気がつくと自分が話していたりするような会話は話が続きません。自分のことを相手に知ってもらおうと思う気持ちが強く、自分ばかりが話しているということがないように注意しましょう。
かといって相手に聞かれたことだけを答えるというのも会話が続きません。相手に「交際する気持ちがないのか」と取られてしまう可能性もあります。相手の話には適度な相槌をうち、適度に自分の話をすると良いでしょう。
お見合いする場所がホテルのラウンジの場合、ドレスコードがある場合も少なくありません。当日の服装はカジュアルすぎない服装にします。男性ならばスーツもしくはジャケットとパンツ、女性ならばワンピースや硬すぎないパンツスーツなど清潔感のある服装が良いでしょう。
また、髪の毛をセットしたり爪をきるなど身だしなみにも気を配ることを忘れないようにしましょう。
お見合いを終えた後、相手と交際を進めるかどうかすぐに決めるのはなかなか難しい場合もあるでしょう。ですがダラダラと考えていては相手の時間をそれだけロスさせてしまうことにもなり、相手に「脈がない」と思われる可能性もあります。
お見合い後の交際をどうするかの返答は、遅くても翌日には結婚相談所の担当者に伝えるようにしましょう。
お見合いは初対面同士の2人が会う場です。結婚相談所に登録したり仲人さんをたてたりと方法はいろいろとありますが、お見合いの流れにはそれほどの違いはありません。
流れを理解することによって、どういったことに気をつければいいのかも分かってくるため、お見合いの場でも慌てることなく対応ができるのではないでしょうか。
結婚相談所を利用することによって今まで接点が無かった方とも出会うことができますので、この記事も参考にしながら結婚相談所を有効活用してください。
Written by KOIGAKU