日常からビジネスシーンまで、LINEは今や、私たちの生活に欠かせないコミュニケーションツールです。これは恋愛においても同様ですが、誰しも一度は「LINEが返ってこない問題」にやきもきさせられた経験があるのでは? 既読スルーや未読スルーされた場合にやりがちなのが「追いLINE」ですが、送られた側の男性心理、気になりませんか? それ、この記事で解説します!
追いLINEとは、相手から返信がないのにさらにメッセージやスタンプを送る行為のこと。追撃LINEとも呼ばれます。
一般的には「しない方がいい」と言われる行為です。が、既読スルーや未読スルーなどで相手から返信がないと、気になって気になって仕方なくて、つい追いLINEしちゃう…… というのがパターンです。
会話・コミュニケーションはキャッチボールに例えられることがありますが、追いLINEはボールが返ってきていないのに次のボールを投げるような状態です。
「しない方がいいんだよね……」わかっているのに、人はなぜ追いLINEをしてしまうのか? それはひとえに、不安を解消したいからです。
「あの人が返事をくれないのは、私に脈なしなわけじゃない、嫌われたわけじゃない。ただ忙しいとか、忘れちゃったとか、たまたまなんだよね?」
そんな不安を吹き飛ばす返事がほしい。その一心で追撃のメッセージを送るのです。
では、実際に追いLINEを受け取った男性はどう感じるのか? 気になる男性心理について見ていきましょう。
忙しかった、あとでゆっくり内容を考えてから返信しようと思っていた、などの理由から、すぐに返事をせずに保留にしていた場合、追いLINEが来ると急かされているようで良い気持ちはしないでしょう。
女性的な観点からいえば、「LINEを返信する暇もないほど忙しいなんて、ありえないでしょ!」と感じますよね。ええわかります。
しかし男性は女性に比べて、ものごとの同時並行が苦手な傾向が高いです。仕事脳になっている間はずっと仕事のスイッチが入ったままで、そこにプライベートのLINEを返す余裕はないのだそう。
物理的な余裕(時間)がないのではなく、精神的な余裕がない、と考えるとわかりやすいかも。
例えば疲労困憊状態で10分間だけ空き時間があったとして、その間にぼーっと癒し系猫動画は見られても、仕事のメールへの返信なんてしたくありませんよね。
これは、猫動画を見るのには精神的な負荷がかからないけれど仕事のメールを返すのは負荷が大きいためです。男性にとって、忙しいときのLINEはこれと同じようなものなんだ、と心に留めておくと良いでしょう。
残念ながらあなたに興味がない、脈なしの場合、LINEを返さないことでフェードアウトを狙っているケースがあります。
この場合はあえて返信していないので、さらに追いLINEが来ると鬱陶しい、しつこいなどのマイナスイメージを持たれてしまう可能性が高まります。さらにひどい場合には、ブロックされてしまうことも。
相手が脈なしかどうかを判断するのは難しいところですが、それまでのLINEの返事がそっけない、返信がいつも遅いなどの様子が見られたら要注意かもしれません。
「脈なしかも……」という印象がある場合こそ、追いLINEしたい気持ちをぐっとこらえることが大切です。脈なしだった場合、返事がこないからといって焦って追いLINEしたところで、事態が好転することはほぼ100%ありえません。
もし脈なしではなく、相手も少なからずあなたに興味を持っていれば、待っていれば何かしらの連絡が来るはずですよ。
後で返信しようと思って既読をつけた、もしくは通知から内容を読んだだけで未読スルーにしていたまま、返信するのを忘れてしまうケースもあります。
この場合は追いLINEすることで「自分が返信するのを忘れていた」ことに気づけるので、男性としてはかえって助かったと感じることもあるでしょう。
または返信しにくい話題で、なんて返したらいいのかわからず返信を止めている場合、あえて追いLINEで別の話題に変えてあげると、相手は「助かった」と感じてまたやり取りを再開できることもあります。
基本的に、追いLINEはしない方が無難です。でも、「どうしても待てない!」という場合は、最低でも3日待ってからLINEを送りましょう。
筆者の個人的な見解では、まる1日返信をしないなんて「ありえない」のですが、ここの感じ方は人それぞれです。とくに男性のなかには「もともとLINEが苦手で、頻繁に送るタイプじゃない」という人も多いので。
間違っても、最後のLINEから数時間で「おーい?」「返事くれないと悲しいよ~」といった追撃メッセージや、スタンプ連打などはやめましょう。これは、自ら恋をぶち壊す行為です。
「追いLINEしない方がいいのはわかってる。でもどうしても気になってしまう……」
そのように感じる人は、とにかく恋愛のことを考える時間を減らしましょう。仕事や勉強に打ち込んでみたり、趣味を楽しんでみたり。忙しくしていれば、何度も何度もスマホを見て「まだ返信が来ない」「既読がついてるのになんで!?」とモヤモヤすることも少なくなります。
相手の言動に一喜一憂しすぎるのも考えもの。自分自身のメンタルを健やかに保ちつつ、上手にLINEとつき合えるよう心がけてみてください。
Written by 七尾なお