妻に嫌がらせをしたり暴言を吐いたりと、精神的に苦しめる夫を「毒夫」と呼びます。
今回は、まるで毒のような存在である毒夫について特徴や見分け方をご紹介します。夫の言動や態度に苦しんでいる方はぜひチェックしてみてください。
毒夫の特徴として、結婚前は優しくて頼りになる男性だったのに、結婚した途端まるで人が変わったかのように態度が豹変することが挙げられます。
多くの毒夫は結婚前はとても紳士的に振る舞います。本来の姿をさらけ出すようなことはしません。結婚してそう簡単に逃げられなくなってから本性を現すのです。
外面がいいのも毒夫の特徴の一つです。妻がどんなに苦しんでいても、周りには一切悟られないように良い夫を演じるため、時には周囲から「旦那さん優しくて素敵ね」などと褒められることも少なくありません。
外では愛想よく振る舞っているのに、家に帰ってきた途端、妻に対して暴言を吐くなど酷い態度を取るようであれば、それは毒夫の可能性大でしょう。
どんなに自分が悪くても、一切非を認めず全て相手のせいにするのも毒夫の特徴です。
普通の夫婦であれば、自分に非があるほうが謝罪することで、仲直りをして絆をより深めていくものです。しかし、毒夫はどんなに自分に非があろうとも絶対に謝らないばかりか、なかには全ての責任を妻に押し付け責めてくる人もいます。
行き過ぎた状態になると、妻を罵倒し、その人格まで否定するようになります。殴ったり蹴ったりといった暴力がなくても、言葉の暴力で追い詰めるのです。
常に否定され続けることで、自分が悪いのだと思い込み、心が壊れてしまう妻も少なくありません。
一見優しくて良い人に見える男性が、時に年下や店員など、自分より立場の弱い相手に対して本性を現すことがあります。相手が自分に強く出てこないと分かっているから攻撃しているのです。
弱い相手に対して、上から目線だったり見下したりといった態度を取る男性は、たとえあなたにとっては優しい人でも、結婚後に豹変する可能性が極めて高いので注意しましょう。
働くことを認めなかったり、友達と遊ぶことを嫌がったりと、あなたの行動に対して難色を示し自分の思い通りにしようとする態度が見えたら注意が必要です。
ただし、毒夫化する男性は外面がいいため、結婚前に言葉で直接伝えるようなことはしません。友達との約束のある日にわざと予定を入れて断らせたり、何かにつけて小言を言って働くことに罪悪感を持たせたりと、少しずつ行動を支配するようになります。
「確かにそうだな」「このくらいなら……」と相手の言うことを聞いていると、どんどん要求がエスカレートし、最終的にはあなたの全てが支配されてしまうのです。
毒夫は、常に自分は正しいと思っています。そのため自分のミスを認めないばかりか、ミスを指摘されると逆切れする始末。
なかには、自分がそうしようと考えているにも関わらず相手を誘導し、さも相手の考えを尊重しているかのように振る舞う人もいるので要注意です。
ストレスを発散できる趣味がないからこそ、毒夫は相手に執着し自分の思い通りにしようとするのです。またストレスを自分の中に溜め込んでいる人ほど、妻をその捌け口にする傾向にあります。
毒夫は基本的に外面がいいため知り合いは多いものです。しかし、誰に対しても良い人を演じるせいで、何でも相談できたり、こまめに会ったりするような本当の友達と呼べる人がいないのが特徴です。
人に相談をするということは、自分の弱みを相手に見せなければならず、プライドの高い毒夫には耐え難いことです。また、アドバイスされたとしてもそれを素直に受け入れることができないので、特定の相手と友情を深めるということができません。
親友と呼べるような親しい友人がいない場合、その理由がどこにあるのか探ってみるのがおすすめです。
毒夫と一緒にいては、傷つけられることはあっても幸せになることはありません。これ以上精神的に苦しむことのないよう、毒夫とは距離を置くことが大切です。
もしも結婚した夫が毒夫かも……?と感じた時は、今回ご紹介した特徴や見分け方を参考にチェックしてみてください。
また、付き合っている相手が、優しいけれどなんだか違和感を感じる…… という方も要注意です。もしかしたら毒夫予備軍かもしれません。
Written by 早紀