「何をしても満たされない」、「焦りばかりが募る」という人は、いろいろなことを抱え込みすぎているのかもしれません。いらないものを抱え込んでいるなら、手放してしまいましょう。ストレスを抱えている人が手放すべき「物」や「考え」についてご紹介します。
人は、たくさんのものがあると「選ぶ」ということをしなくてはいけません。選択肢が多すぎるとそれをストレスに感じるようになり、やがてどうでもよくなってしまいます。
ストレスを減らしたいなら、選択肢を減らすこと。つまり、手持ちのアイテムを減らし、考え方をシンプルにすることが、ストレス軽減に繋がります。
「絶対に○○しなければいけない!」というこだわりは、自分をがんじがらめにする鎖です。
執着が強くなるのは、自分の理想に当てはめるために、自分を脅迫しているから。心に巻き付いた鎖が次第に重くなり、ストレスが溜まってしまいます。
自分のクローゼットを見てみてください。同じようなアイテムをいくつも並べていませんか。例えば、白シャツばかり何着も持っているなら、気に入ったものを1〜2着に絞りましょう。
何着も同時進行で愛用すると、同じ時期にダメになリ、コスパも悪いですよね。限られたアイテムを集中的に愛用し、古くなったら買い替えるようにすることで、いつもおしゃれで清潔な装いができるようになります。
収納グッズがあると、結局その分だけ物が増え、ストレスも増えます。ですから、物を増やさないために大切なことは、収納グッズを増やさないことです。
収納が苦手な人ほど、収納グッズを多く持っているもの。お店で見かけて「便利そうだな」と思っても、本当に必要かどうかをよく考えてから買うようにしましょう。
壊れたり汚れたりしていても、「気に入っているから」とか「いつか使うから」と置いてあるものはありませんか。
こういったものは、見ているだけでモチベーションが下がり、自己肯定感までも下げてしまうので、見切りをつけて処分してしまいましょう。
新調することで心がスッキリとして、クリアになりますよ。
最近は、服もアクセもプチプラなものが多い分、どんどん溜まってしまいがち。これでは、新しいものを入れるスペースがなくなり、いつまでも持ち物がアップデートされません。
トレンドのアイテムは、「流行っている時だけ!」と割り切って、トレンドが過ぎたら処分しましょう。リサイクルやフリマアプリなどを利用することもおすすめです。
「嫌だな」と思いながら会っている人がいるなら、その人間関係は不要です。普段の生活では、本当に付き合いたい人とだけ付き合うようにすると、かなり楽になります。
ただ、仕事や家族など、手放すことのできない人間関係もありますよね。その場合は、深入りしないようにすること。深く首を突っ込むから、心にかかる負担が大きくなるわけで、あっさり付き合うようにすれば、ストレスはかなり軽減します。
こだわりを持つことは悪いことではありません。ただ、基準をゆるくもち、いつでも簡単に捨てることのできる程度にしましょう。
また、自分の持つこだわりは、もしかするとそれほど大したことではないかもしれません。自分が何にこだわっているのか改めて考え直してみることもおすすめです。
「20代はものすごくモテた!」など、過去の栄光にすがっていませんか。自分を過信するあまり、実力と理想の間にギャップができるようになると、どんどんストレスが溜まってしまいます。
「自分はいまを生きている」ということを意識すれば、過去のことは過去のことと割り切れるはず。スッパリ割り切りましょう。
周囲の反応を気にしすぎると、自分の意志では何もできなくなります。「みんながそうしてるから」、「あの人がこう言っていたから」と行動するのは、他人に振り回されているのだと気づきましょう。
人の意見で動くのではなく、自分の意志で動くようにすると、ストレスが減ります。
何かを決めるとき「なんとなくそう思ったから」と流されてばかりいると、何をしても満足感を得られなくなります。いつも「なんとなく」という考えで動くのではなく、「こうしたい!」と自分の意志をしっかり持ち、自分軸で行動するようにしましょう。
もし失敗したとしても、「自分で選択した」という事実が自分を納得させてくれます。
今まで当たり前に手元にあった物や考え方を手放すことは、簡単なことではありません。しかし、毎日のようにストレスがたまるのなら、少しずつ手放すことを実践してみてください。
抱えているものが少なくなると心が軽くなり、身動きが取りやすくなりますよ。
Written by さあや